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    <title>最新のニュース</title>
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    <title>一人っ子政策で受験戦争が激化　世界の教育事情④</title>
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    <published>2012-05-17T01:00:00Z</published>
    <updated>2012-05-17T08:48:26Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海...</summary>
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        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/">
        <![CDATA[<p>
	<img alt="20120515_01.jpg" class="mt-image-right" height="191" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_01.jpg" style="float: right; margin: 0px 0px 20px 20px" width="150" />　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海外からの留学生を<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/global/characteristic/monitor.html"><span style="color: #4e6894">Communication Ambassador</span></a> とし、様々な話題を聞いています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　今回は中国・湖北省の省都で、長江に面した大都市、武漢市出身の曹建霞さんに中国の教育事情についてうかがいました。湖北省は映画「レッドクリフ」でもおなじみ、「三国志」赤壁の戦いの舞台があることでも知られています。<br />
	<br />
	　私は地元の大学を卒業して、現在、都内の大学で学んでいます。中国では私のように海外留学する学生が急増しており、2008年以降、毎年前年比24％以上増えていて、留学生全体の数も2010年には28万4700人と過去最高を記録しました。人気は欧米の大学で、私もゼミの指導教官から「私の教え子で日本に留学するのは君が初めてだ」と言われました。ただ、中国でも東北部のように日本留学の希望者が多い地域もあります。東北部は日本との歴史的なつながりが深かったこともあり、日本語の学習熱も教育レベルも非常に高く、多くの日本語学校があり、日本語の上手な人が少なくありません。私も東北部の長春の予備学校で1年間、日本語を勉強してから来日しました。<br />
	<br />
	　中国は国土が広いこともあり、教育制度の運用は各省や市などにある程度任されています。ですから、制度は地域によってかなり異なりますし、変更されることもしばしばです。今回、私が生まれ育った武漢市での学生時代の経験を中心にお話しします。<br />
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center">
	<img alt="20120515_02.gif" class="mt-image-none" height="395" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_02.gif" width="484" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%"><strong>「中学」とは高校のこと、「高校」とは大学のこと</strong></span></p>
<p>
	　日本語と中国語では同じ漢字を使っていても、意味の異なる言葉が色々ありますが、教育に関しても、その例外ではありません。中国の教育制度は基本的に日本と同じ6・3・3・4制です。義務教育は最初の9年間で、まず、初等教育の小学校があります。中等教育は初級中学（初中）と高級中学（高中）に分かれ、「初中」は日本の中学校、「高中」は高等学校に相当し、「初中」だけが義務教育になります。ですから「中学」と言うと、中国では日本の中学と高校の両方を含みます。「大学」は共通した言葉ですが、大学を含めた高等教育機関を「高等学校」と呼びます。中国で「高校考試（入試）」と言えば、大学入試の意味になります。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%"><strong>目指せ「重点学校」！受験競争は幼稚園から始まる</strong></span></p>
<p>
	　義務教育制度は地方の財政難などでなかなか普及せず、2006年の改正義務教育法の施行以降、ようやく全国に定着しました。現在、初中までは学費不要で、就学率は99％に達しています。ただし、教科書代や各種雑費は原則として、各自が負担しなければなりません。<br />
	　小学と初中は地元の学校にそのまま通学することになっていますが、たいていの親が自分の子供を通わせたいのが各地域の「重点小学」「重点初中」と呼ばれる学力レベルの高い公立の名門校です。こうした学校は義務教育の機会均等をうたった改正義務教育法で廃止が決まったのですが、現実には「示範学校」というような名称で各地に残っています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120515_03.jpg" class="mt-image-left" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_03.jpg" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" width="300" /></p>
<p>
	　「重点小学」への進学者は無作為に決まる、というのが建前ですが、「重点初中」へ入学するには小学の卒業試験で良い成績を収めることが必須条件になります。そのため、スタートダッシュでつまずかないよう、子供を特別な幼稚園に通わせるなど、最近は就学前教育の段階から受験競争が始まっています。中国は一人っ子が多いので、親の教育熱は就学前から高く、良い初中に入学できれば、良い高中、良い大学に進むチャンスが増え、就職も有利になるので、中国では子供のころから受験を意識せざるを得ないのです。</p>
<p>
	<br />
	　初中から高中へ進む際は、省・自治区・北京、上海などの直轄市ごとに実施する「中考」という卒業試験と志望校ごとの入学試験を受け、その成績などでどの学校に進学するかが決まります。目標は各地にある「重点高中」です。重点高中は教員の質や授業の内容が普通高校に比べて格段にハイレベルで、ここに合格できるかどうかで、国立の名門校「重点大学」へ進むチャンスがつかめるかどうか決まると言っても過言ではありません。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120515_04.jpg" class="mt-image-right" height="224" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_04.jpg" style="float: right; margin: 0px 0px 20px 20px" width="300" />　高中から大学への進学を希望する場合は、まず地域ごとの共通試験に合格し、卒業資格を得てから、全国高校統一入試「高考」を受験します。「統一」という名称ですが、実際に統一されているのは試験日だけで、試験科目や問題は省ごとに異なります。試験日程も2日間の地域と3日間の地域があります。以前は7月に実施していましたが、暑さを考慮して、数年前から6月に繰り上がりました。昔は「高考」の成績だけで合否が決まっていましたが、最近は独自に面接などをして総合的に判定する大学が主流になっています。ただ、大学は地域ごとの合格定員が決まっていて、地元居住者の枠が非常に大きいため、地方の学生が北京大学や清華大学（北京）、復旦大学（上海）など大都市の名門重点大学に合格するには、「高考」で地元の学生よりかなり高い得点が要求されます。大学には学部レベルの「本科」（4～5年）と「専科」（2～3年）があり、さらに、日本の短期大学に似た専科のみの学校「高等専科学校」、専科レベルの高等職業学校「職業技術学院」があります。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center">
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center">
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%"><strong>大学は出たけれど&hellip;学生急増で就職難が深刻化</strong></span></p>
<p>
	<img alt="20120515_05.jpg" class="mt-image-left" height="201" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_05.jpg" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" width="300" />　中国では高等教育に対するニーズの高まりに応えるため、1999年から大学の募集定員を増やす「拡招」政策が始まり、定員枠の拡大、合格点の引き下げ、私立大学の新設などが進みました。その結果、90年代には100万人台にとどまっていた大学合格者は2011年には約675万人まで急増しました。一方、受験者は2008年に1000万人を突破したのを境に減少に転じ、2011年には933万人まで減り、合格率は72.3％と初めて70％を超えました。</p>
<p>
	　広き門になった大学ですが、2009年には1割程度の高中生が大学受験を放棄しました。経済的な問題のほか、　受験ストレスが原因と指摘されています。一方、大学が門戸を広げ、大学生が急増したため、卒業生の就職難が深刻な社会問題になっています。企業にアピールできるような得意分野を持たない学生は就職先がなかなか見つかりませんし、せっかく取得した学位が全く必要ない仕事に就かざるを得ない学生も増えています。国内の大学に進学せず、海外留学する学生が増えているのも、就職に有利という側面があるようです。　</p>
<p>
	　国公立以外に、「民弁学校」と呼ぶ私立の教育機関も増えてきました。かつて私立の初中や高中は公立の名門校に入れるほど勉強ができない、金持ちの子弟が通う学校というイメージが強かったのですが、最近は、普通の公立校に比べ、１クラスが少人数で、校内の治安など教育環境が良く、優秀な先生に丁寧な指導が受けられる、と考える親も多いようで、実際、英語教育や受験対策に力を入れ、生徒を集めている私立学校も増えています。もっとも、公立に比べると学費などの負担は格段に大きくなるので、通える生徒は限られます。</p>
<p style="text-align: center">
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%"><strong>早朝登校で英文暗唱、午後は昼寝をたっぷりと</strong></span></p>
<p>
	　学校生活もご紹介しましょう。私は小学校は自宅から通っていましたが、初中になると学校の寮に入ってしまったので、少し特殊な経験をしているかも知れません。新学期の授業は毎年10月に始まります。前後期の2学期制です。１クラスの人数は地域によって異なるようで、現在は45人前後が目安とされていますが、私の学校は20～30人でした。各クラスには担任の先生がいますが、小学校から授業は教科ごとに専門の先生が教えてくれます。制服の有無は学校によって異なります。毎週月曜の朝、国旗掲揚の時だけ制服を着る学校もあります。制服は原則、有償なので、これが負担になっている家庭もあるようです。制服より多く見かけるのは、共産党の少年組織「少年先鋒隊」の目印である「紅領巾」という赤いネクタイを締めた児童です。かつて「少先隊」は選ばれた児童だけが所属できたのですが、今ではほとんどの児童が「紅領巾」を締めているようです。</p>
<p>
	<br />
	　授業は毎朝8時前後に始まりますが、初中・高中の生徒は6時半、小学生も7時頃には登校しなければなりませんでした。授業の前に「早読」という自習の時間があるからで、これはどこの学校も同じだと思います。早読では先生の指示に従い、中国語や英語のテキストを暗唱したり、テストに備えて試験勉強したりします。「中学」時代の私の担任の先生はとても厳しく、暗唱を間違えると、寮で朝食抜きということもありました。<br />
	　もうひとつ、日本の学校と違うのが、「午休」、お昼休みです。中国の学校は昼寝をすることになっているので、午休の時間がかなり長いのです。昼食は日本と同様、給食のある学校が多く、専用の食堂を持つ学校もあります。「中学」時代の私は午休になると、寮へ戻り、食堂で昼食を済ませてから、自室で昼寝をし、午後の授業に備えました。午休の長さは学校によって差がありますが、だいたい１時間半～2時間といったところでしょうか。日本の大学は昼休みが短いので、来日当初、午後の授業がつらかったのを覚えています。</p>
<p>
	<br />
	<img alt="20120515_06.jpg" class="mt-image-center" height="300" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120515_06.jpg" style="display: block; margin: 0px auto 20px; text-align: center" width="236" /></p>
<p style="text-align: center">
	李白の詩でその名を知られ、1985年に再建された武漢随一の観光名所、黄鶴楼（こうかくろう）</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%"><strong>公立校でも小学1</strong><strong>年生から英語の授業スタート</strong></span></p>
<p>
	　授業は小学校が1コマ40分、初中・高中は45分が標準です。放課後の補習や課外活動を含めると、小学生でも午後４時頃までは学校で過ごすことになります。平日は宿題がたくさんありますし、週末は塾などに通わされるので、中国の子供は遊ぶ時間がありません。ちなみに、私は高中時代、夜７時から、日本のＮＨＫに当たる中国中央テレビのニュース番組「新聞聯播」を見ることが日課でした。ニュースを題材にした問題が毎年1、2問、「高考」に出題されるからで、毎晩、寮のテレビで友人と欠かさず番組を見ていました。<br />
	　中国の学校で日本人には聞き慣れない科目と言えば、小学校の「品徳」でしょうか。日本の小学校の「道徳」に相当し、「ウソをついてはいけません」とか「服はきちんとたたみましょう」とか毎日の生活に密着した、学校や家庭、社会における基本的なルールを学びます。低学年では「品徳と生活」、中高学年では「品徳と社会」という科目名になります。<br />
	　もうひとつ日本と異なるのが英語です。日本でも小学校高学年で英語が必修になったそうですが、中国では小学4年生から英語の授業が始まります。北京や上海では1年生から授業がある公立小学校も少なくないようで、放課後も英語の塾に通う児童が増えているそうです。授業は聞く、話す、読む、書くという順番で力を入れるので、私は英語というと「早読」で早朝から英文を大声で暗唱したことが一番印象に残っています。</p>
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    <title>つながりやすさで評価上げたドコモ　　ブランド戦略㊦　</title>
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    <published>2012-04-18T00:00:00Z</published>
    <updated>2012-04-18T02:54:22Z</updated>

    <summary> 	　前回は「企業ブランド知覚指数（PQ＝Perception Quotient...</summary>
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        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	　前回は「企業ブランド知覚指数（PQ＝Perception Quotient）」調査の過去の総合ランキングを振り返って、有名企業のブランド力の栄枯盛衰をたどってみた。今回は視点を変えて、2011年版「企業ブランドPQ」調査の総合ランキングの結果を見ながら、どんな企業が前年よりブランド価値を上げたのか、その理由は何かを分析してみよう。<br />
	<br />
	<strong><span style="font-size:120%;">ヤマザキのパンを奨めたいビジネスパーソンが急増</span></strong></p>
<p>
	<br />
	　次の表は2011年版調査の総合順位100位以内に入ったブランドの中で、得点の増加幅が大きかった、つまり前年よりブランド価値が大幅に上昇した企業のランキングである。<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">
	<strong>2011年得点増加幅ランキング（総合順位100位以内の企業が対象）</strong></p>
<p>
	<img alt="20120418_01.jpg" class="mt-image-center" height="286" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120418_01.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="548" /></p>
<p>
	　　このコラムの㊤でも触れたように、今回の調査では、東日本大震災や原発事故が影響したと思われる結果が目に付く。ランキング1位のNTTドコモは携帯電話各社の中で最も多くの基地局（写真）を持ち、震災時でも比較的つながりやすいイメージが高評価につながったと考えられる。評価項目別では「推奨意向（ほかの人にその企業の商品・サービスをどれだけ薦めたいか）」の上昇幅が大きく、ビジネスパーソンでは各層で「ビジネス有用度（仕事にどの程度役立つか）」が上がった。セグメント別では36歳以上の女性ビジネスパーソンで全評価項目の得点が上昇しており、「企業魅力度（その企業で働きたいか）」は20点もアップした。伸びはドコモに及ばなかったが、ソフトバンクモバイルとauもスコアが上昇した。非常時の通信手段の重要性が認識された結果と言えるだろう。ソフトバンクモバイルは3社の中でも「独自性」の評価が高かったが、昨年「iPhone」の独占販売体制が崩れたことで、次回調査の評価に変化があるのか気になるところだ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">
	<img alt="20120418_02.jpg" class="mt-image-none" height="150" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120418_02.jpg" style="" width="113" />　　<img alt="20120418_03.jpg" class="mt-image-none" height="150" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120418_03.jpg" style="" width="200" /></p>
<p>
	　</p>
<p>
	　2位の山崎製パンは震災直後から被災地に調理のいらないパンやおにぎりなどを大量に提供し、支援してきた。評価は35歳以下の男性ビジネスパーソンで上昇傾向が強く、中でも「推奨意向」は30点もの大幅上昇となった。若者層を中心に人気の携帯型サンドイッチ「ランチパック」が震災をきっかけに見直されたのかも知れない。</p>
<p>
	　3位のセメダインは製品が被災した住宅や家具、墓石などの補修に使われたことで、存在を再認識されたようだ。被災地では補修作業に業者の手がなかなか回らないため、「自分で直せるものは自分で直す」住民が増え、そうした傾向が全国的にも広がっているという。35歳以下の男性と36歳以上の女性のビジネスパーソンで評価が上がっている。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">
	<img alt="20120418_04.jpg" class="mt-image-none" height="185" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120418_04.jpg" style="" width="348" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">自粛ムードを吹き飛ばしたミゲル君の歌声</span></strong></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　今回の調査では、山崎製パンのように、その場ですぐ食べられる食品を生産・供給するメーカーやコンビニエンスストアなどが順位を上げる一方、調理の必要な惣菜や調味料、調理に使う厨房機器などのメーカーが順位を落とすケースが目立った。ランキング6位のセブン－イレブン・ジャパンと8位のローソンの2社はライフラインの一端を担う企業として、震災後も生活必需品を継続的に供給してきた姿勢が評価されたとみられる。100位以下ではあるが、ファミリーマート、サークルKサンクスもスコアが上昇した。<br />
	　7位のモスフードサービスはファストフードチェーンの中でも、食の安心・安全への取り組みをひときわ熱心に息長く続けてきた企業として知られる。昨年の原発事故に際しても、食品の放射能汚染が大きな社会問題となる中、ハンバーガーなどに使う野菜の放射線量の自主検査をいち早く始めるなどの対応が好感をもって受け止められたのだろう。<br />
	<img alt="20120418_05.jpg" class="mt-image-right" height="260" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120418_05.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="170" />　</p>
<p>
	　8位のエステーは外国人の少年、ミゲル君が商品名を高らかに歌い上げる消臭剤「消臭力（写真）」のCMが印象に残る。震災後、企業がテレビCMを自粛するなど重苦しい雰囲気が社会全体を覆う中、「日常に戻ろう」というメッセージをユーモラスに表現し、専門家の間でも高い評価を得た。「消臭力」の売り上げも20％伸びたという。同様に、震災後の早い時期から「上を向いて歩こう」を有名人がリレー形式で歌う応援CMをテレビ放映したサントリーも、被災地を元気づける素早い対応に好印象を抱いた人が多かったようで、評価が上昇。総合順位ではキリンビールを抜いて、アサヒビールに迫るビール業界2位に躍進した。<br />
	　ちなみに、前年度と比較できるすべての調査対象企業540社余りを得点増加幅でランキングにすると、NTTドコモは6位にとどまる。1位は3社あり、57点で雪印メグミルク、コマツ、ソフトバンクが並ぶ。雪印メグミルクは昨年4月に雪印乳業と日本ミルクコミュニティを吸収合併し、持ち株会社から事業会社に転換したことで、主力商品名を冠した社名を前面に押し出せるようになり、認知度が高まった。コマツは震災後の復興事業で建設機械が活躍していることによるイメージアップ。ソフトバンクは企業活動の評価以上に、孫正義社長個人による義援金寄付やメガソーラー構想の提唱などが注目を集めた結果と言えるだろう。また、4位と5位にはそごう（54点）、伊勢丹（49点）という百貨店が名を連ねた。百貨店業界は売上高が15年連続マイナスと、依然厳しい環境が続いているが、ブランド価値的には底を打ったと言えるのかも知れない。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　もちろん、震災が契機となって評価が下がったと思われる企業も少なくない。その代表が福島第1原発事故を引き起こした東京電力だ。事故対応のまずさなどから多方面に深刻な影響を及ぼす状況を招き、自らも経営難に陥っている同社は前回調査から179点もスコアを落とし、総合順位も225位から519位に急落した。津波対策に不安がある静岡県・浜岡原発を抱える中部電力や関西電力も評価を下げた（東北電力は調査対象外）。震災直後の対応や復旧の遅れが批判されたJR東日本、製油所が被災して親会社が1千億円以上の特別損失を計上したJX日鉱日石エネルギーといった企業も評価が大きく低下した。<br />
	　今回、このコラムで紹介した分析はあくまで一例であり、それで各企業のブランド価値の上がり下がりすべてに説明がつくわけではない。例えば、電機大手でも個人情報の大量流出が発覚したソニーが大きく評価を下げる一方、福島第1原発の原子炉やタービン発電機を製造した東芝や日立製作所には、東京電力のように原発事故の逆風は吹かなかった。<br />
	　ともあれ、震災という不可抗力の非常事態に直面しても、その後の対応で、ブランド価値を高めることができた企業は多数存在する。順位やスコアの上昇下降だけにとらわれるのでなく、セグメントや評価項目ごとに調査結果を多面的に分析し、なぜそうした結果が出たのか、自社の企業活動と照らし合わせることで、ブランド価値を維持し、向上させていく手がかりもつかめるはずだ。</p>
<p style="text-align: right;">
	（Ｋ）</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>大手外食チェーンが出店を加速　インドの流通事情㊦</title>
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    <published>2012-03-27T00:00:00Z</published>
    <updated>2012-03-27T00:19:57Z</updated>

    <summary> 	--------------------------------------...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	----------------------------------------------------------------------------------------------------<br />
	　2011 年10月に日経リサーチが開催したセミナー「新興国市場の消費トレンドをつかむ」を聴講された皆さんから「インドの流通事情についてもっと詳しく知りたい」とのご意見が多数寄せられました。講師を務めて頂いた日本経済研究センターの山田剛主任研究員にお願いし、最新の状況と今後の展望を２回にわたって寄稿していただきました。<br />
	-----------------------------------------------------------------------------------------------------</p>
<p style="text-align: right;">
	日本経済研究センター主任研究員　　山田　剛</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	　インドの内外大手外食チェーンが出店を加速させている。続々と登場するショッピング・モール内や新・改装が相次ぐ空港や鉄道駅、郊外のドライブスルーなど、出店ロケーションが多様化。中小地方都市への出店も本格化し始めた。インドの外食産業といえば、冷房もない大衆食堂やサモサ(インド風揚げ春巻き)、チャイ（紅茶）などの屋台がほとんどだったが、全国レストラン協会（NRAI）では、2015年までに大手のシェアが10年時点の約16％から45％に、市場規模も約4倍の2800億ルピー(約4500億円)に拡大すると予測している。外食業界は、大規模小売店の出店や都市交通機関の整備、不動産開発プロジェクトなどと相乗効果を発揮しながら、さらに成長を続けていきそうだ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120327-01.jpg" class="mt-image-center" height="945" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120327-01.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="645" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">外資系に加えて地場企業も</span></strong><br />
	　牛肉を食べないヒンドゥー教徒が約80％を占め、豚肉を食べないイスラム教徒やベジタリアン(菜食主義者)も多いインドで、いち早く「マックベジバーガー(パティが野菜コロッケ)」や「チキン・マハラジャ・マック」など独自メニューを定着させたマクドナルドは、国内の運営会社2社合計で約250店舗へと成長した。地方都市への出店や国営石油会社と提携したガソリンスタンド併設型ドライブスルーなどにも力を入れ、今後3年間で150億ルピー（約240億円）を投資し店舗数を500店にまで拡張する計画だ。　<br />
	　ケンタッキー・フライドチキンやピザ・ハットなど374店を展開するヤム！ブランズでは、2020年までに2000店という野心的な目標を掲げ、日本などでも見かける宅配専門店も強化する方針。また11年11月末時点でドミノ・ピザなど439店を抱えるジュビラント・フード・ワークス社では2016年までに800店へ拡張するとしている。11年9月にはスリランカ進出を果たし、バングラデシュへの出店も計画中。12年6月にはデリーにダンキン・ドーナツ1号店をオープンする予定だ。<br />
	　地場企業も負けてはいない。80年近い歴史を持つニルラズではデリー首都圏にファストフード店など85店を展開中で、13年末までにファミリー型レストランやアイスクリ－ム・パーラーなども含めてこれを235店に拡大する計画を発表している。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120327-02.jpg" class="mt-image-center" height="263" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120327-02.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="350" /></p>
<p style="text-align: center;">
	ニューデリー国際空港の飲食コーナー</p>
<p style="text-align: center;">
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">冷房・清潔・オシャレに人気</span></strong><br />
	　人口12億1千万人の60％が30歳以下という若い国インドでは、欧米型ファストフードが受け入れられる素地は十分だ。特に都市部の若者やニューファミリー層には、冷房の効いた清潔な店内とおしゃれな雰囲気が大いに人気を集めている。各チェーンとも、保守的なインド人の嗜好に応えるためベジタリアン向けメニューの開発やマサラ（カレー）味のピザ、ハンバーガーなど伝統的フレーバーも充実させ、幅広い顧客を獲得する努力を続けてきた。<br />
	　所得増に伴い、鶏肉や卵など高タンパク食品の消費が急増。英サッカー・プレミアリーグのブラックバーン・ローバース買収で知られる養鶏大手ベンカテシュワラ・ハッチャリーズでは、2014年度までに1人当たりの鶏肉消費が10年度対比2倍の約6キロに急増すると予測しており、外食産業にとっては大きな追い風だ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">駅ナカ店舗が増殖中</span></strong><br />
	　各地のショッピング･モールでは複数のファストフード店を並べたフードコートが集客力を発揮しているが、先進国では当たり前の「駅ナカ」店舗にも大きな成長性が期待できる。総延長が約200キロに達したデリーメトロ(一部地下鉄の都市高速鉄道)では、駅構内でコーヒー・ショップなどが増殖中。現在建設が進むバンガロール、ムンバイなどのメトロ駅も将来的にはカフェやハンバーガーショップなどの有力出店先となるだろう。さらに、国内約8000の駅を年間65億人が利用するインド国鉄も2月、物販・飲食店、オフィスからなる駅ビル事業を担う新会社を設立。手始めにニューデリー駅など50の主要駅で大規模改良工事を行う計画だ。今後急速に整備が進む大規模ニュータウンやオフィスビル、病院などでもファストフード店やカフェは欠かせないテナントとなる。</p>
<p>
	　もちろんチェーン店の地方展開には冷凍・冷蔵輸送網の整備が不可欠で、新鮮・安全な野菜や肉の仕入れ先確保も必要。より多くのインド人顧客を獲得するための新たなメニュー開発も決して簡単ではないが、インドの外食産業を取り巻く環境はきわめて有望といえるだろう。<br />
	&nbsp;</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>グーグルに見るブランド力トップへの道　　ブランド戦略㊥</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2012/03/post-52.html" />
    <id>tag:www.nikkei-r.co.jp,2012:/knowledge/hits//12.700</id>

    <published>2012-03-13T01:00:00Z</published>
    <updated>2012-04-17T08:56:06Z</updated>

    <summary> 	　前回は日経リサーチが手がけている様々なブランド調査の代表格「ブランド戦略サ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	　前回は日経リサーチが手がけている様々なブランド調査の代表格「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/co-brand.html"><span style="color:#4e6894;">ブランド戦略サーベイ</span></a>」と、その中で企業のブランド力を表す代表的指標となっている「企業ブランド知覚指数（ＰＱ＝Perception Quotient）」を取り上げた。「企業ブランドＰＱ」を使って算出する総合指数「総合ＰＱ」のスコアを順位付けしたものが、毎年、日本経済新聞などでも取り上げられる「企業ブランド調査」の総合ランキングだということも紹介した。</p>
<p>
	<br />
	　企業はＰＱのスコアによって、現在のブランドの立ち位置が確認できるが、「ブランド戦略サーベイ」も「企業ブランドＰＱ」調査も2003年から毎年実施しているので、過去のデータを時系列で追うことによって、ブランドの浸透状況を把握することも可能になる。<br />
	　そこで今回は過去の「企業ブランドＰＱ」調査のランキングを紹介しながら、有名企業のブランド力の栄枯盛衰を見ていくことにしよう。</p>
<p>
	<br />
	<strong><span style="font-size:120%;">■回答者数はスタート時の２倍強に</span></strong><br />
	<br />
	　その前にまず、調査方法について少し詳しく触れておきたい。「企業ブランドＰＱ」調査は2003年のスタート時から、年1回のインターネット調査、コンシューマ（消費者）とビジネスパーソンの2本立て、5段階評価という方式は変えていない。</p>
<p>
	<br />
	　回答者数は現在、コンシューマが3万人台、ビジネスパーソンが1万人台だが、第2回までは、コンシューマが１万3000人台、ビジネスが6000人台と、現在の半分程度だった。<br />
	　一方、対象企業は第2回までコンシューマとビジネスパーソンで異なっており、企業数も違っていたが、第3回から統一した。第3回の対象企業数は510社で、以来、少しずつ増やして、第8回からは560社になっている。なお調査時期は第１回が夏、第2回が初夏、第3回から第7回までが4月だったが、第8回からは6月に実施している。</p>
<p>
	<br />
	　最後に、ブランドの評価に用いる評価項目だが、第2回まではコンシューマが「自分必要度」「独自性」「愛着度」「プレミアム（ブランドプレミアム・価格プレミアム）」、ビジネスパーソンが「独自性」「プレミアム」「ビジネス有用度」「企業魅力度」（その企業で働きたいと思うか）という各4項目だったが、2005年の第3回から新たに「推奨意向」を加わえて5項目ずつに増やした。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">
	<img alt="20120313_01.jpg" class="mt-image-none" height="168" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_01.jpg" style="" width="300" />　　<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size: 120%;">■グーグルはこうしてトップに立った</span></strong><br />
	<br />
	　次の表は今回の「企業ブランドＰＱ」調査で総合ランキング20位までに入った21ブランドについて、過去のランキングにおける順位をまとめたものである。</p>
<p>
	<br />
	<img alt="20120313_03.jpg" class="mt-image-none" height="524" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_03.jpg" style="" width="600" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　やはり目に付くのはグーグルの躍進ぶりだ。2001年8月の日本法人設立直後に実施した2003年の第1回調査では119位。それが2005年の第3回調査では27位にまで上昇した。</p>
<p>
	　第3回調査の総合ランキングにはほかにも大きな変動があった。日本マイクロソフトが初の首位になり、2年連続首位だったソニーが4位に後退したのだ。マイクロソフトは2年連続して低評価だったコンシューマの「愛着度」が高まり、逆にソニーは高評価だった「独自性」がビジネスパーソンで大きく低下したことが影響した。ほかにもヤフーが前年の13位から5位に飛び込むなど、ネット関連企業の躍進が目立った年だった。また、新たな評価項目として「推奨意向」が加わった結果、身近なサービス・商品を手がける企業の順位が上昇。オリエンタルランド、セイコーなどがトップテンに入り、キユーピーやＴＯＴＯといった食品・生活関連用品のブランドが順位をあげた。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120313_04.jpg" class="mt-image-none" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_04.jpg" style="" width="300" />　<img alt="20120313_05.jpg" class="mt-image-none" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_05.jpg" style="" width="300" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　グーグルは2007年の第5回調査で前年の31位から7位に躍進、ヤフーを追い抜いた。前年10月に発表した「ユーチューブ」の買収などで、コンシューマ、ビジネスパーソンともに評価が高まった。グーグルはその後も「ストリートビュー」や「グーグルクローム」などの新たな無料サービスを相次いで投入し、コンシューマからの支持を拡大。2008年は5位、2009年は2位と着実に順位を上げ、マイクロソフトとの差を縮めた。<br />
	　そして、昨年の第8回調査で、グーグルはマイクロソフトをついに逆転、初の総合首位に立ち、ＩＴ業界での世代交代を印象付けた。グーグルは「グーグルメール（Ｇメール）」や表計算もできる「グーグルドキュメント」など無料のサービス・ソフトの利用が広がり、マイクロソフトの主力分野を浸食。「ビジネス有用度」の評価を上げ、ビジネスパーソンからマイクロソフトに迫る評価を得たことが大きかった。グーグルは今回の第9回調査でも首位を堅持、マイクロソフトとの差をさらに広げている。</p>
<p>
	　マイクロソフトは今回、調査開始以来初めて3位に後退。6位から順位を上げたキヤノンと並んだ。一眼レフブームの裾野が若い女性にまで広がり、カメラ事業が好調な業界最大手のキヤノンは35歳以下の女性ビジネスパーソン層で「推奨意向」「価格プレミアム」「独自性」がいずれも10ポイント前後上昇した。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:130%;">■今回はパナソニックとソニーで明暗</span></strong><br />
	<br />
	　グーグルのようにブランドが急速に浸透していった企業もあれば、ブランド価値が低下した企業や伸び悩んでいる企業もある。調査開始以来、常にトップテンに食い込んでいたトヨタ自動車は2010年の調査で総合4位から20位に急降下した。2009～10年にかけての世界的な大規模リコールと、それに伴う販売台数の激減によるイメージ悪化が響いたようだ。今回は13位まで順位を戻したが、第1回調査でトップテンに入った10社のうち、トヨタ（6位）のほか、インテル（4位）、ＥＰＳＯＮ（7位）、富士フイルム（9位）の3社はトップテン転落後、復帰を果たせていない。一度失った価値の回復は難しいようだ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120313_02.jpg" class="mt-image-none" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_02.jpg" style="" width="300" />　　<img alt="20120313_06.jpg" class="mt-image-none" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120313_06.jpg" style="" width="300" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　第1、2回調査で首位だったソニーは第3回調査で4位に転落した。アップル・コンピュータの「ｉＰｏｄ」の爆発的ヒットで、携帯音楽機器市場の盟主の座を奪われ、関連ビジネスでも遅れを取ったことが、「独自性」というソニーのブランド価値を低下させたものと思われる。その後、薄型テレビの普及本格化を受け、2008年には2位まで再浮上し、首位のマイクロソフトに肉薄したが、今回の調査では長引く経営不振に加え、子会社における個人情報の大量流出問題が発覚し、情報開示の不十分さが指摘されたことなどもあったためか、過去最低の5位まで順位を落とした。コンシューマ、ビジネスパーソンともにほぼ全項目で評価を下げ、特に、コンシューマの「推奨意向」は10ポイント近く低下した。</p>
<p>
	<br />
	　パナソニック、シャープ、東芝などのライバル電機大手が震災後の省エネ家電に対する関心の高まりなどを受ける形で、軒並み過去最高位まで順位を上げたのとは対照的な結果となった。　</p>
<p style="text-align: right;">
	（か）<br />
	&nbsp;</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>小売市場の開放が再び始動　インドの流通事情㊤</title>
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    <published>2012-03-06T00:00:00Z</published>
    <updated>2012-03-06T05:52:37Z</updated>

    <summary> 	--------------------------------------...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	----------------------------------------------------------------------------------------------------</p>
<p>
	　2011 年10月に日経リサーチが開催したセミナー「新興国市場の消費トレンドをつかむ」を聴講された皆さんから「インドの流通事情についてもっと詳しく知りたい」とのご意見が多数寄せられました。講師を務めて頂いた日本経済研究センターの山田剛主任研究員にお願いし、最新の状況と今後の展望を２回にわたって寄稿していただきました。</p>
<p>
	-----------------------------------------------------------------------------------------------------</p>
<p style="text-align: right">
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: right">
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: right">
	日本経済研究センター主任研究員　山田　剛</p>
<p style="text-align: right">
	&nbsp;</p>
<p>
	　零細商店の倒産・失業につながると主張する野党勢力や流通業者らの激しい反対で棚上げとなっていたインドの「マルチブランド小売」市場、つまり百貨店・スーパー部門への外資解禁が、再び動き出す気配だ。シャルマ商工相は1月末のダボス会議の席上、米ウォルマートや独メトロの経営幹部を前に「小売市場への外資導入計画は、いったん休止しているだけだ」と強調。現地経済紙などによると印政府は、3月16日に公表する2012年予算案に小売市場開放へのタイムスケジュールを盛り込む方針だ。2014年の次期総選挙が近づくと政策はもっぱら人気取りやバラマキへと傾斜することが濃厚。来る2012年度はこれら積み残した経済改革を進める上で当面最後のチャンスとなる。</p>
<p>
	<br />
	<br />
	<strong><span style="font-size: 120%">消費者、農民は外資導入を歓迎</span></strong><br />
	　インドの小売市場の規模は現在推計で4500億ドル。米マッキンゼーではこれが2018年に1兆3000億ドルに拡大すると予測している。貧困層も含めた約12億人が顧客となるインドの小売市場には1200万の小売店がひしめいているが、このうち95％が主に家族経営の零細商店で、品揃えや品質、利便性の点で大きく立ち遅れていた。ここに着目したのが、米ウォルマートや仏カルフールなどの海外流通大手だ。外資導入で独占的な中間流通に風穴が開き、適正な競争原理が導入されれば、小売価格の下落はもちろん、新商品の投入や潜在需要の掘り起こしで市場のすそ野拡大にもつながる。何よりも町の市場と違い、一カ所で何でもそろう便利さはインド人にとっても大きな恩恵となるだろう。<br />
	　外資の進出によって農民も大手スーパーなどの直接買い付けで収入増が見込める。また、小売業に進出する外資には農村インフラなどへの投資を義務付けるため、産地の冷蔵倉庫や選果場、農道などの改善で農産物の歩留まりアップ、ひいては流通のボトルネック解消によるインフレ抑制も期待できる。日系企業など、インドでは後発の消費財メーカーにとっても、新たに登場する外資系大手スーパーや量販店チェーンは、ネスレやユニリーバなどに太刀打ちするための有力販売チャネルとなり得るのだ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120306_01.jpg" class="mt-image-center" height="262" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120306_01.jpg" style="display: block; margin: 0px auto 20px; text-align: center" width="350" /></p>
<p style="text-align: center">
	南部バンガロールにある大型商業施設「ガルーダ・モール」</p>
<p style="text-align: center">
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	<span style="font-size: 120%"><strong>外資は「抜け道参入」で着々と準備</strong></span><br />
	　外資各社も、規制緩和をのんびりと待っているわけではない。ウォルマートは印携帯電話サービス最大手バルティ・エアテルと組んでインド国内ですでに17店舗を出店。独メトロも今年2月デリーに10店目をオープンさせた。各社はいずれも、外資規制の網にかからない「会員制現金卸（キャッシュ・アンド・キャリー）」の看板を掲げ、半ば抜け道的な手法で将来の市場開放に備えている。もちろん、巨大外資を迎え撃つ地元勢も店舗網拡大に余念がない。「ビッグ・バザール」（スーパー）、「ｅゾーン」(家電)など、90都市に1100店以上を展開するインド最大の流通業フューチャー・グループは、2014年までに90億ルピー(約150億円)を投資して新規に売り場約27万平方メートルを拡充する計画。セメント、アルミ精錬を中核とする老舗財閥アディティヤ・ビルラ・グループも、150億ルピー（約250億円）を投じて16年までに150店のスーパーを新規オープンさせる方針だ。日本勢もローソンがコンビニ展開を巡ってフューチャー・グループと協議中。ユニクロもデリーなどへの出店計画を進めている。<br />
	<br />
	<br />
	<strong><span style="font-size: 120%">政府は正面突破に自信</span></strong><br />
	　外資導入に反対しているのは、もっぱら既得権益を持つ中間流通業者や都市部の商店主ら、そして労組とバックにいる左翼政党、さらにはこれに便乗した野党という構図が鮮明になっている。都市部の消費者はもちろん、政府が大票田として最も気を使わねばならない農民のほとんどは外資導入を歓迎。国内流通業界にも反対の声はほとんどない。政府が市場開放のコンセンサス形成に自信を見せる背景には、こうした状況がある。政府は長年の懸案だった小売業の外資開放を一気に推し進めることになるだろう。</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
	零細商店の倒産・失業につながると主張する野党勢力や流通業者らの激しい反対で棚上げとなっていたインドの「マルチブランド小売」市場、つまり百貨店・スーパー部門への外資解禁が、再び動き出す気配だ。</p>
]]>
    </content>
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    <title>インドネシアでは小学1年から英語　世界の教育事情③</title>
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    <id>tag:www.nikkei-r.co.jp,2012:/knowledge/search2//14.689</id>

    <published>2012-03-01T00:00:00Z</published>
    <updated>2012-04-18T00:05:00Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海...</summary>
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        <![CDATA[<p>
	<img alt="20120301_01.jpg" class="mt-image-right" height="146" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120301_01.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="150" />　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海外からの留学生を<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/global/characteristic/monitor.html"><span style="color:#4e6894;"><span>Communication Ambassador</span></span></a>とし、様々な話題を聞いています。　</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　東南アジアで最大の人口を擁するインドネシア。今回は1955年のアジア・アフリカ会議開催地として著名なバンドン出身のムハンマド・ビンタン・ハジ・プラヨガさんに聞きました。</p>
<p>
	<br />
	<br />
	<span style="font-size:120%;"><strong>授業はインドネシア語、各地の言語の授業も</strong></span><br />
	　学制は小学校が6年、中等学校3年、高等学校3年、大学4年で日本と同じです。小中学校のレベルはどの学校も似たり寄ったりです。公立のほか私立もありますが大きな差はありません。しかし高校からはかなり差があります。<br />
	　イスラム教の学校も小学校から高校まであります。イスラム教育をしっかり受けたい人が通っています。<br />
	　英語の授業が小学校の1年生からあります。高校まで必須で、大学の入学試験の科目の一つです。私の見たところでは、平均的な大学の卒業生なら英語の日常会話が可能でしょう。TOEFLなら500～550くらいの点数が取れるでしょう。<br />
	　小学校では算数や英語のほか、全国共通のインドネシア語、各地の言語も勉強します。各地の言語とは、500以上あるとされるジャワ語、バリ語、スンダ語、バタック語などです。私の出身地のバンドンではスンダ語を勉強しました。その他の授業で先生が使う言語はインドネシア語です。バンドンは首都ジャカルタと同じジャワ島にある人口250万人ほどの都市です。熱帯にありながら標高が高いので、涼しくて過ごしやすい所です。<br />
	　中学になると物理や化学、生物の理科と歴史や地理、経済の社会が加わります。高校の1年は中学と似ていますが、2年生で理系と文系にクラスが分かれるのが一般的です。理系では社会が、文系では理科の授業がなくなります。</p>
<p>
	<br />
	<br />
	<span style="font-size:120%;"><strong>新年度は8月始まり、受験戦争は小6から</strong></span><br />
	　学校の新年度は8月から始まります。1クラスの生徒数は約40人で、ほとんどの学校に制服があり、みな制服を着ています。<br />
	　ある高校では授業開始が7時ちょうどと日本に比べるとかなり早く、その後は45分の授業が午後1時15分まで8つ続きます。ただし、それで1日が終わり、終業は日本より早めです。その間、休憩は10時台の15分だけ、昼食は学校ではとりません。金曜は午前11時で早めに終業する代わり、土曜も学校はあり、普段より遅い午後2時まで授業があります。<br />
	　小学校の最終学年になると、地域ごとに標準化されたテストを受けます。小学生は入学を希望する中学校に申し込みをし、合格者はこのテストの点数によって決まります。最低合格点が学校ごとに公表されるので、自分の合格できそうな学校を選んで申し込むことができます。高校にも同じ方法で入学します。<br />
	　大学入試も方法は似通っていますが、数年前から全国共通テストに加え、各大学が独自に入試を実施できるようになりました。ただし各大学が独自に実施する入試の受験料は全国共通テストより高額で、裕福な人しか受けられません。独自入試に合格して入学する学生は全国共通テストの学生より少数でしたが、今では独自入試の入学生の方が多いかも知れません。<br />
	<br />
	<br />
	<img alt="20120301_02.jpg" class="mt-image-none" height="210" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120301_02.jpg" style="" width="280" /> 　　<img alt="20120301_03.jpg" class="mt-image-none" height="210" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120301_03.jpg" style="" width="315" /><br />
	超高層ビルが立ち並ぶ首都ジャカルタ（写真左）のあるジャワ島とそれ以外の島（写真右はバリ島）には大きな差が</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">教育費が毎年値上がり、ジャワ島集中の弊害も</span></strong><br />
	<span style="font-weight: bold;">　</span>大学入試の受験料以外に、普通の学校の費用も、毎年上がっています。これがインドネシアの教育の現在の最大の課題だと思います。十分にお金がない人は教育を受けるのがどんどん困難になっています。<br />
	　さらに、全土で均等でなければならない教育機会に大きな差があります。2億3千万人の全人口の半分が住むジャワ島の生徒の成績は他の島々より良く、名門大学のすべてがジャワ島にあります。他の島々の家庭では、子供をジャワ島で生活させる十分なお金を持っていないと子供に良い大学教育を受けさせることができません。<br />
	&nbsp;入試準備のための塾や予備校は日本と同様に沢山あります。最近では小学１年生向けに開講するようになったところもあります。 入試以外にも、英語の塾や予備校が沢山あります。ドイツ語やフランス語、日本語もあります。音楽やスポーツのお稽古事も盛んです。ギターやバイオリンにピアノ、サッカーや水泳、バドミントン、テニスなどが思い浮かびます。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	<strong><span style="font-size:120%;">理系でも学部卒が主流、修士博士向けの職少ない</span></strong><br />
	&nbsp; 大学生の場合、普通は最終学期から就職活動を始めます。就職フェアのような催しがあり、企業が大学に出向きます。就職情報を提供する部署を持つ大学もあります。<br />
	　私は工学を専攻していますが、インドネシアの大学では理系でも、学部卒業で就職する人が未だに多いのが現状です。日本でも理系なら修士までやるのが普通ですよね。博士までやる人もいます。そして日本には、修士や博士に適した職もあります。<br />
	&nbsp;しかしインドネシアでは修士や博士向けの職が理系でも余りありません。産学の連携も先進国に比べると遅れていると思います。　</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
	東南アジアで最大の人口を擁するインドネシア。今回は1955年のアジア・アフリカ会議開催地として著名なバンドン出身のムハンマド・ビンタン・ハジ・プラヨガさんに聞きました。</p>
]]>
    </content>
</entry>

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    <title>さすがインドは数学大国！小学1年生で掛け算や割り算も・英語学習は幼稚園からスタート　世界の教育事情②</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/2012/02/post-1.html" />
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    <published>2012-02-24T00:00:00Z</published>
    <updated>2012-04-18T00:06:40Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/">
        <![CDATA[<p>
	<img alt="20120224_01.jpg" class="mt-image-right" height="200" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120224_01.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="150" />　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海外からの留学生<span style="text-decoration: underline;">を</span><a href="http://www.nikkei-r.co.jp/global/characteristic/monitor.html"><span style="color:#4e6894;">Communication Ambassador</span></a>とし、様々な話題を聞いています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　今回は世界遺産のタージ・マハルで知られるインド・アーグラ出身のジータンジャリ・シンさんにインドの教育事情についてうかがいました。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size:120%;"><strong>無償化政策で就学率は9割超えたが・・・</strong></span><br />
	　急速に経済発展を続けるインドにとって、大きな問題のひとつは国民の識字率の低さです。今も4人に1人は読み書きができません。識字率を引き上げるため、政府は教育の普及に力を入れていて、財政的にも様々な支援策を打ち出しています。学校が遠いなどの地理的理由や家庭が貧しいという経済的理由で通学できない子供をなくすため、初等学校を全国各地に増設し、多くの公立学校で授業料のほか、昼食や教科書、初等学校の場合は制服も無償にしています。その結果、就学率は9割を超えていますが、実際には学校へ行けない子どもも多く、地方の州では家族の面倒をみたり働きに出たりするため出席率は75％程度です。さらに中等教育からは有料のため進学率は15％にすぎません。また、中退者も多く、卒業するのはそのうちわずか7％です。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size:120%;"><strong>１クラスに90人！格差大きい公立と私立</strong></span><br />
	　インドの学校制度は基本的に5・3・2・2・3制です。5年間の初等学校と3年間の上級初等学校の合計8年間が義務教育です。さらに中等学校と上級中等学校が2年間ずつ、そして大学の学部教育が3年間となっています。このほか就学前の3年間、基本的な読み書きなどを教える幼稚園やインド独自の保育学校といった機関があります。ほとんどの学校は7月に新学期が始まります。その前の5月と6月は夏休みですが、中には日本のように夏休み前の4月に新学期が始まる学校もあります。</p>
<p>
	　全国の学校は80％が公立ですが、就学児童の3割近くは私立の学校に通っています。私立の方が教員の質や教育環境がいいからです。公立の中にはトイレに壁がない学校や、トイレそのものがない学校もあるくらいです。１クラスの生徒数も公立学校では90人以上という州がある一方で、私立学校は35～50人程度となっています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	<img alt="20120224_02.jpg" class="mt-image-center" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120224_02.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="300" /></p>
<p style="text-align: center;">
	インド北部のアーグラ市にある世界遺産タージ・マハル<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	<span style="font-size:120%;"><strong>都市部では幼稚園から英語学習</strong></span><br />
	　ところで、インドは多言語国家です。第1公用語がヒンディー語、第2公用語が英語で、ほかに主なものだけでも20以上の言語が使われています。<br />
	　当然、学校教育でも言語は重要な問題です。インドの学校では3年生から第2言語、6年生から第3言語が必修となり、合計3つの言語を学びますが、教育内容は全人口の約40％を占めるヒンディー語を主要語とする州とそれ以外の州とで異なります。1年生はどの州でもまずそこで標準的に話される言語を教わりますが、第2、第3言語は非ヒンディー語州がヒンディー語か英語を、ヒンディー語州では、その州が決めたヒンディー語以外のインドで使われる言語か英語を、それぞれ学習します。インドは自国の言語が多いので、日本語や中国語のようないわゆる外国語の教育は必修ではありません。<br />
	　最近は公立学校でも1年次から英語を教える州が増えています。一方、私立では「イングリッシュ・ミディアム・スクール」という英語で授業をする学校があり、都市部では就学前の幼稚園段階から英語を教える学校が普通になっています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size:120%;"><strong>小学校１年生から加減乗除を勉強</strong></span><br />
	　授業のカリキュラムを見ると、全学年共通なのが「言語」と「数学」です。1、2年生はこれに、図工・音楽・保健体育を総合したような「健康な生活」を加えた3科目。さらに、3年生からは理科と社会を足したような「環境学習」という科目が加わります。上級初等学校に進むと、この2科目がなくなり、代わって「アート」、「保健・体育」、「科学・技術」、「社会科学」、「労働教育」という科目が始まります。「労働教育」は農業や工業の生産過程を実地研修も含めて学ぶ勤労学習です。</p>
<p>
	　数学といえば、最近、日本では、小学校低学年でも２ケタの数字同士の掛け算が暗算で解けるという「インド式計算」方法がテレビや雑誌などで話題になっていますね。インドでは、初等学校の1年生から簡単な加減乗除を習いますから、初等学校における数学教育は日本より進んでいると言えるかも知れません。ただし、マスコミなどの取り上げ方はちょっとオーバーで、いきなり暗算を教わるわけではなく、まず筆算ですし、２ケタ同士の掛け算を初等学校のすべての生徒が暗算でできるわけではありません。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120224_03.jpg" class="mt-image-center" height="225" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20120224_03.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="300" /></p>
<p style="text-align: center;">
	デリー市内の小学校校門</p>
<p style="text-align: center;">
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;">
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size:120%;"><strong>幼稚園お受験で3歳児に家庭教師</strong></span><br />
	　受験戦争はどこの国でも激しいようですが、インドも例外ではありません。有名な私立幼稚園のお受験のため、たった3歳の子供が家庭教師を雇ったり、塾に通ったりして面接の準備をします。一般の学校入試もペーパーテストだけでなく、面接が重視されます。<br />
	　日本では大学付属の幼稚園に入れば、そのままエスカレーター式に大学まで行ける私大もあるようですが、インドにはそんな大学はありません。大学進学を希望する学生は中等学校を終了する10年生と、上級中等学校を卒業する12年生を対象に実施する2回の全国共通試験で一定の成績を収める必要があります。大学に進学できるか、希望の大学に入学できるかは、この試験で決まるのです。<br />
	　一流企業では有名大学卒でないと面接さえ受けさせてもらえないことがあります。また卒業生のネットワークも就職では重要になります。有名大学を出ることが一流企業に就職するためのカギになるわけで、インドは日本以上の学歴社会といえるかも知れません。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>中国での企業ブランド力、首位はアップル、日系企業ではソニーがトップ。　－中国版ブランド戦略サーベイより－</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2012/01/post-50.html" />
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    <published>2012-01-24T02:02:48Z</published>
    <updated>2012-01-24T03:20:45Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチでは、これまで日本国内で、独自の指標PQ（Brand Perc...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	　日経リサーチでは、これまで日本国内で、独自の指標<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/co-brand2.html"><span style="color:#4e6894;"><span>PQ（Brand Perception Quotient)</span></span></a><span style="color:#4e6894;"> </span>を用いて、企業ブランドの測定･評価をし、お客様の企業ブランド力強化のための施策を提案してきた（<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/co-brand.html"><span style="color:#4e6894;">ブランド戦略サーベイ</span></a>）。グローバルなビジネス展開を実施する日系企業のニーズに応えるべく、昨年から、同フレームを用いて、海外でのブランド価値測定調査を開始した。<br />
	　初年度にあたる昨年は、まず中国で420社の企業ブランドを対象に調査を実施。調査は2011年7月に北京・上海・広州に住む16歳以上の男女7662人から回答を得た。（1企業ブランドにつき約500人の回答）。日本と中国それぞれの市場における自社のポジショニングを比較、確認し、今後の中国市場展開におけるベンチマークデータとして活用できるものとなっている。<br />
	<br />
	<strong>【ソニー、パナソニックが健闘するも、日系企業はやや劣勢】</strong><br />
	まず、PQ総合指数トップ25を表１に示した。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	<img alt="20120124_01.jpg" class="mt-image-center" height="459" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120124_01.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="495" /></p>
<p>
	　上位企業を見ると、中国企業や欧米系企業が多くランクインしている。日本勢はソニー、パナソニックが20位以内に入ったが、全体的には今一歩の印象が否めない。トップ20に絞って見ると、欧米系の大企業が11社と健闘している。その内訳は、ドイツが5社、米国が4社、その他2社となっており、欧米系の中でもドイツ系が多くランクインした。中国人消費者のドイツブランドへの評価の高さが伺える。なお、中国系では、ショッピングサイトとして人気の高い淘宝や百度、QQも、20位以内にランクインしており、中国でも近年急速に発展しているIT市場の隆盛を示している。<br />
	<br />
	<strong>【日本版下位のアップル、ハイアールが中国版で躍進】</strong><br />
	　次に、ソニー、パナソニックが健闘している電機分野の特徴を、日本版ブランド戦略サーベイの結果と比較しながら見ていきたい。電機分野における日本ブランド※をPQの高い順に並べてみたのが下の図１である。米アップルと中国のハイアールも、日本版との比較のために一覧に加えた。中国版では、上からソニー、パナソニック、キヤノン、シャープの順。一方、日本版では、パナソニックがトップ。続いてソニー、シャープが続く。中国では、電機分野は確かに日本ブランドのプレゼンスが大きい分野ではあるが、日本版の結果と比べると、ソニーが２位に上がったものの、日本版で上位のパナソニック、シャープは中国版では順位を落としている。また、日本版では下位に位置するアップルやハイアールが中国版では上位に食い込み、日系企業の大きな競合相手となっている。<br />
	<img alt="20120124_02.jpg" class="mt-image-center" height="411" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120124_02.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="549" /></p>
<p>
	<strong>【独自性・愛着度のアップル、自分必要度のソニー】</strong><br />
	　では、<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/co-brand2.html"><span style="color:#4e6894;">総合PQ</span></a>の高かったトップ2ブランドに注目して見てみよう。アップル 、ソニーは一体何が評価されて高いブランド力を獲得しているのだろうか。<br />
	ブランド戦略サーベイでは、<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/co-brand2.html"><span style="color:#4e6894;">総合PQ</span></a>を下支えするものとして、自分必要度、独自性、愛着度、プレミアム（ブランドプレミアム・価格プレミアム）、推奨意向の５つを基本指標として設定している。表２が、2ブランドの基本指標である。これを見ると、両社はいずれの指標でも高いスコアを獲得しているが、中でも、アップルは「独自性」と「愛着度」が、ソニーは「自分必要度」が評価され、高いブランド力を得ていることが分かる。</p>
<p>
	<br />
	<img alt="20120124_03.jpg" class="mt-image-center" height="360" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20120124_03.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="553" /><br />
	　また、アップルの「独自性」、「愛着度」、そして、ソニーの「自分必要度」を利用・購入状況別に見たデータを簡単に紹介すると、アップルは、現ユーザーだけでなく、離反ユーザーやノンユーザーでも「独自性」で8割超、「愛着度」で7割以上のスコアを獲得している。ソニーの「自分必要度」は、現ユーザーの9割弱、ノンユーザーでも５割以上と高いスコアを示した。両社ともに、利用経験の有無に関わらず、多くの消費者に好意的に受け止められ、支持されており、中国において2社のブランド力が確立されていることを物語っている。<br />
	<br />
	<strong>【中国でのブランド価値向上に向けて】</strong><br />
	　今回、例に挙げたアップルやソニーのように、中国版ブランド戦略サーベイでは、業種の垣根を越えた自社の総合的なブランド価値を測定し、自社ブランドが現在どのように認知、知覚されているのか、また、その背景となるブランドの浸透状況を把握することができる。中国でのブランド戦略を中長期的に実行していく上でのベンチマークとして是非活用していただきたい。<br />
	　さらにブランド価値向上に取り組むためには、ブランドの魅力点やイメージ、ブランドと消費者との接点、また、結果的にその企業の商品やサービスからどのような価値が得られるかといった、ブランド価値向上のためのアプローチも必要となる。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p style="text-align: right;">
	（営業本部ソリューション部国際調査グループ　西山知見）</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
	日経リサーチでは、これまで日本国内で、独自の指標PQ（Brand Perception Quotient) を用いて、企業ブランドの測定･評価をし、お客様の企業ブランド力強化のための施策を提案してきた（ブランド戦略サーベイ）。グローバルなビジネス展開を実施する日系企業のニーズに応えるべく、昨年から、同フレームを用いて、海外でのブランド価値測定調査を開始した。</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>震災と原発事故で変わった価値　　ブランド戦略㊤</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/12/post-49.html" />
    <id>tag:www.nikkei-r.co.jp,2011:/knowledge/hits//12.642</id>

    <published>2011-12-20T05:52:29Z</published>
    <updated>2012-04-17T08:54:10Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチは様々なブランド調査を手がけているが、その代表が「ブランド戦略...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	　日経リサーチは様々なブランド調査を手がけているが、その代表が「ブランド戦略サーベイ」だ。企業ブランドがコンシューマ（消費者）とビジネスパーソンという２つの視点からどう評価されているかを多角的に分析し、企業のブランド管理・ブランド戦略に役立てていただくのが狙いなので、広く消費者全般を対象にした調査と、それとは別個にビジネスパーソンだけを対象にした調査と、それぞれ独自に実施している。サーベイは年１回、インターネットを通じて行っており、調査結果の一部は「企業ブランド調査」として例年、日本経済新聞をはじめとする数多くのメディアに取り上げられている。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	■<strong>最新版「企業ブランド調査」の順位は？</strong></p>
<p>
	&nbsp; ９回目となる2011年版「ブランド戦略サーベイ」は東日本大震災後の今年６月に実施した。評価対象企業は各業種を代表する560社（外資系を含む）。調査回答者は消費者が日経リサーチのアクセスパネルに登録した全国の16歳以上の男女３万793人、ビジネスは同じく全国のビジネスパーソン男女１万2451人で、消費者は１ブランド当たり約550人、ビジネスは同約220人が回答した。結果は９月８日付の日本経済新聞朝刊や日経産業新聞で、今年も「企業ブランド調査」として紹介されたから、目にした方も多いと思うが、消費者とビジネスパーソンの評価を合わせた企業ブランドの総合ランキング上位20位までは次のようになった。カッコ内の数字は2010年の順位・スコアである。</p>
<p>
	<img alt="20111220.jpg" class="mt-image-center" height="413" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20111220.jpg" style="display: block; margin: 0px auto 20px; text-align: center" width="509" /></p>
<p>
	　&nbsp; 総合首位となったのは２年連続でグーグル。昨年は消費者が10位、ビジネスパーソンが２位だったが、双方で順位を上げた。スコアは落としたが、２位には27点差をつけた。グーグル製ＯＳを搭載したスマートフォンの普及が進み、独自性などへの評価が高まった。</p>
<p>
	&nbsp; 一昨年まで５年連続総合首位だったが、昨年、わずか１ポイント差で２位に転落した日本マイクロソフトは今回さらに３位に後退した。グーグルと比べても消費者の評価が低くうえ、２位に粘ったビジネスパーソンでも大きくスコアを落としたことが、総合スコアに響いた。</p>
<p>
	&nbsp; 代わって、パナソニックが２位に躍進。スコアも昨年よりアップした。このほか電機大手ではシャープや東芝など、順位を上げた企業が目立った。原発事故に端を発した電力危機に伴う節電ムードの高まりで、省エネ家電を扱っていることが支持につながったようだ。</p>
<p>
	&nbsp; このように今回の調査では、震災や原発事故の影響がランキングに現れた。８位に上昇したオリエンタルランドも、震災時に発揮した東京ディズニーリゾートの入園者に対する危機管理能力が、特にビジネスパーソンの間で共感を呼んだようで、評価が高まった。</p>
<p>
	&nbsp; ただ、同じ電機メーカーでも、対照的だったのはソニーで、４月に発覚した個人情報の大量流出問題が響いたか、スコアが大幅にダウンし、順位も５位に下げた。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>■「知覚指数（ＰＱ）」再び登場！</strong></p>
<p>
	&nbsp; 「ブランド戦略サーベイ」は14の質問で構成されており、その測定結果からいくつかの指標を算出しているが、「企業ブランド調査」で使用したのは、その中でもブランド力を表す代表的指標の「企業ブランド知覚指数（ＰＱ）」だ。「ＰＱ」は以前、このコラムで「ストアブランド」をご紹介した際にも登場したが、「知覚指数」を意味する「Perception Quotient」の略称である。人々が企業ブランドのどのような点に引きつけられるのか、人々の心の中に蓄積した企業ブランドに感じる魅力を、調査データから可視化し、企業ブランドの総合的パワー・価値を明らかにする日経リサーチが独自に開発した指標である。</p>
<p>
	&nbsp; ＰＱのスコアは14の質問の中から、消費者・ビジネスパーソン各５項目の回答を、統計的な手法で統合して算出した。「消費者ＰＱ」を構成する評価項目は「自分必要度」、「独自性」、「愛着度」、「プレミアム（ブランドプレミアム・価格プレミアム）」「推奨意向」の５つ。「プレミアム」とは値段が高くてもその企業の商品・サービスを購入・利用したいかどうか。一方、「ビジネスパーソンＰＱ」は「独自性」、「プレミアム」、「推奨意向」の３つに加え、「ビジネス有用度」と「企業魅力度」の２つを聞いた。「企業魅力度」とはその企業で働きたいと思うかを尋ねた。質問はいずれも５段階評価で回答する形式になっている。</p>
<p>
	　各ブランドの消費者ＰＱとビジネスパーソンＰＱの順位が先ほどの表のそれぞれの順位で、ここからさらに両方のＰＱを統合し、算出したのが総合的な企業ブランド力を示す指標「総合ＰＱ」である。この総合ＰＱのスコアを順位付けしたものが「企業ブランド調査」の総合ランキングで、ＰＱのスコアはいずれも500を平均とした偏差値になっている。スコアは偏差値なので、消費者ＰＱとビジネスＰＱを統合して総合ＰＱを算出すると言っても、単純に足して２で割って求められるわけではないが、ほぼそれに近い手法だと思ってもらって差し支えない。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>■消費者ブランドとビジネスブランド</strong></p>
<p>
	&nbsp; 先ほどのランキング表を見ると、消費者の上位ブランドとビジネスパーソンの上位ブランドがかなり異なっていることに気付く。ビジネスの上位10ブランドがほぼそのまま総合ランキングでも上位10位以内に入っているのに対し、消費者の上位10ブランドは総合ランキングではトップテンの手前、20位までの間に集中している。今回の調査ではビジネスの上位ブランドのスコアが消費者の上位ブランドに比べて全体的に高く、またそうしたビジネス上位ブランドの多くが消費者ランキングでも比較的健闘したため、ビジネスと消費者両方のスコアを統合した総合ランキングでは、ビジネスの上位ブランドが消費者の上位ブランドを順位的に上回る傾向が出たと考えられる。</p>
<p>
	&nbsp; 例えば、ビジネスランキングで799点を稼ぎ１位を獲得したグーグルは、消費者ランキングでも699点を上げて９位に入り、見事総合ランキングでも１位に輝いた。一方、消費者ランキングの１位はキユーピーだったが、スコアは748点にとどまり、ビジネスランキングでも613点の63位と伸び悩み、総合トップテン入りはならなかった。</p>
<p>
	&nbsp; また、総合ランキングでは、ビジネスランキングで790点を記録して２位に入りながら、消費者ランキングでは646点で46位だった日本マイクロソフトを抑え、ビジネスランキングが730点の６位、消費者ランキングが716点の４位とバランスよく高評価を集めたパナソニックが２位になった。やはり総合ランキングで上位に入るには、グーグルやパナソニックのように、消費者・ビジネスの両方で高スコアを上げること、つまり消費者にとってもビジネスパーソンにとっても身近なブランドになることが必要なのだ。</p>
<p>
	&nbsp; 総合ランキングの上位に入ること自体が最終目的ではないが、消費者とビジネスパーソン、両方の目を常に意識し、前年より１ポイントでもスコアを上げるよう行動することが、結果的にはブランド価値の向上につながると言えよう。　　　　　</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ブラジルも難関大は競争率数十倍　世界の教育事情①</title>
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    <id>tag:www.nikkei-r.co.jp,2011:/knowledge/search2//14.643</id>

    <published>2011-12-14T04:46:28Z</published>
    <updated>2012-04-17T06:21:11Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/">
        <![CDATA[<p>
<img alt="20111214_2.jpg" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20111214_2.jpg" width="110" height="146" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" />	　日経リサーチでは世界各地の制度や習慣、生活様式などの情報を収集するため、海外からの留学生を<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/global/characteristic/monitor.html"><span style="color:#4e6894;"><span>Communication Ambassador</span></span></a>とし、様々な話題を聞いています。</p>
<br>
<p>
	　今回はブラジル出身のイヴァナ・アルメディアさんに教育事情についてうかがいました。</p>
<br>
<br>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>私立の小中学校が人気</strong></p>
<p>
	　基本は９・３・４制で、小学・中学校にあたる初等教育が６歳から１４歳までの９年間、高校にあたる中等教育が１５歳から１７歳までの３年間、そして大学、大学院へと進みます。義務教育は初等教育の９年ですが、法律が改定される２００６年以前は８年でした。中等教育でも技術系のコースでは４年間の場合もあります。大学もコースにより４年から６年と幅があります。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>午前と午後で２部制の小学校も</strong></p>
<p>
	　下の図は初等教育5年次（11歳）の1週間の時間割の例です。ポルトガル語は国語です。数学、理科、地理、歴史などは日本でもおなじみです。宗教の学習やチャペルでのお祈りの時間があるのは独特。<br />
	　英語教育は5年次から始まります。外国語としてはスペイン語もあります。どの外国語を学ぶかは学校の方針によりますが、英語とスペイン語の2つがポピュラーなようです。しかし、ブラジルの学校における英語教育は概してレベルが高くありません。そのため、英語をちゃんと勉強しようとする生徒はもっと小さい時から外部の語学スクールに通っています。<br />
	　時間割を見ると、1時間目は7時10分と朝早くから始まります。授業があるのは、ほぼ午前中のみで、お昼頃には終わります。これは、1つの校舎を2部、3部に分けて使っているためです。この学校の場合、午後の部のクラスがあります。<br />
	　午前のクラスに在籍する生徒はお昼で帰宅し、自宅でランチを食べた後、裕福な家庭の子供は語学スクールに通ったり、柔道、カポイエラ（ブラジルの伝統武道）、バレエなどのお稽古事に通ったりします。一方、所得の低い家庭の生徒は午後から仕事をすることも珍しくありません。<br />
	<br />
	<img alt="20111214.jpg" class="mt-image-center" height="209" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/images/20111214.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" width="400" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>高校受験は存在せず</strong></p>
<p>
	初等、中等教育へ進む時には試験はありません。大学進学時に初めて受験をします。大学に入るにはVestibularという試験にパスしなければなりません。試験は統一試験でなく大学ごとに作成されます。公立の有名校では競争率も何十倍に達するほどの難関です。志望校に落ちた人は私立大学へ行くか浪人してまた一年後に受験します。そのため、大学受験のための予備校もあり、模擬試験を受けるのは日本と同様です。<br />
	　大学受験の厳しさは日本も同じですが、ブラジルでは貧富の差によって受けられる教育のレベルが大きく異なります。これからもっと経済発展し、所得が向上するにつれて受験関連ビジネスや教育産業の需要が増すのではないかと思います。<br />
	&nbsp;</p>
]]>
        日経リサーチでは世界各地の文化や流行、社会事情などを収集するため、海外からの留学生（コミュニケーション・アンバサダー、Communication Ambassador）を集めて、様々なテーマで現地事情のディスカッションやプレゼンテーションを実施しています。

    </content>
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<entry>
    <title>あべのキューズタウンが健闘、ＪＲ大阪三越伊勢丹は苦戦 　－来店客が使ったお金を比較　大阪の百貨店戦争で日経リサーチが調査－</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/09/post-48.html" />
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    <published>2011-09-08T08:08:02Z</published>
    <updated>2011-12-16T01:42:45Z</updated>

    <summary> 	　日経リサーチの調べによると、大阪市内の百貨店など１１の大規模小売り施設で１...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	　日経リサーチの調べによると、大阪市内の百貨店など１１の大規模小売り施設で１０００円以上使った来店客の比率は、今春開業したショッピングセンター「あべのキューズタウン」が難波の老舗、大阪タカシマヤと並び、最も高かった。同時期に開店したＪＲ大阪三越伊勢丹は１０００円未満の来店者の比率がキューズタウンの２・４倍に及んだほか、１万円以上使った顧客の比率もキューズタウンより６ポイント低く、出足苦戦の報道と一致した。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>タカシマヤに並んだキューズタウン</strong></p>
<p>
	　この調査は６月１０日から１５日にかけてインターネット上で実施。回答者は日経リサーチの調査に協力すると登録している近畿２府４県（大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、和歌山）の在住者で、ゴールデンウィーク以降に大阪市内の地下街や大型家電量販店なども含む３８の大型商業施設を訪れたか、大阪府内に住んでいる人。１１０６人から有効回答を得た。このうち市内９百貨店や今春開業のキューズタウン、同じく今春開業の梅田の専門店ビル「ルクア」のいずれかを訪れた延べ２１６５人の回答を抜き出して集計した。</p>
<p>
	　キューズタウンは大阪市が３５年前に始めた再開発事業の一環として天王寺・阿倍野地区で完成した建物。東急不動産が運営するキューズモールが店舗面積の８８％を占める。中核店舗はイトーヨーカドーで、シブヤ１０９や東急ハンズ、ユニクロなども入居し、ゴールデンウィーク直前の４月２６日に開業した。</p>
<p>
	<img alt="20110908_1.jpg" class="mt-image-none" height="250" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110908_1.jpg" width="646" /></p>
<p>
	　調査によると、キューズタウンに行ったものの、お金を使わなかったか、使っても１０００円未満だったという人は２１％にとどまり、来店客の７９％が買い物や飲食などに１０００円以上を費やした。戦前の１９３２年に開店した歴史を持つ百貨店、大阪タカシマヤと同率で１１施設中の首位だった。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>大阪駅北口は話題先行？</strong></p>
<p>
	　ゴールデンウィークの最中の5月４日にＪＲ大阪駅北口の駅ビル内で開店した三越伊勢丹は百貨店にもかかわらず、１０００円未満の来店者の比率が５１％に達した。同日に同じ駅ビル内で開業したルクアも５６％と高かった。</p>
<p>
	　両施設は話題性でキューズタウンを圧倒していたため、開業当初は見物客が多く、使ったお金がゼロか１０００円未満という来店者の比率が高くなったとも解釈できる。しかし１万円以上使った顧客の比率もキューズタウンが１６％だったのに対し、三越伊勢丹は１０％、ルクアは８％にとどまった。</p>
<p>
	　繁華街としての精彩を欠いて久しい天王寺・阿倍野地区の再開発地ということもあり、キューズタウンの開業は梅田の２施設開店の影に隠れた側面がある。ただキューズモールには消費者の嗜好に合った店舗の入居が多かったのか、近畿初の出店となるシブヤ１０９で目当ての衣類や雑貨を買った人などが相次いだのだろう。</p>
<p>
	　連休中にはキューズモール内のユニクロの売り上げが銀座店や新宿西口店を抜き、６日連続で日本一になったことも貢献している。梅田の２施設より出足の好調さを示す象徴的な事例だろう。</p>
<p>
	　梅田で購買額１０００円以上の来店客の比率が最も高かったのは、地下の食品が主力の阪神梅田本店で７０％だった。来年秋に向けて増床工事中の阪急うめだ本店、４月に増床を完了した大丸梅田店も６割台なので、４９％にとどまった三越伊勢丹もいずれ、この水準に上昇して落ち着くのかも知れない。</p>
<p>
	<img alt="20110908_2.jpg" class="mt-image-center" height="522" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110908_2.jpg" style="text-align: center; margin: 0px auto 20px; display: block" width="400" /></p>
<p>
	<strong>南部で高かった１万円以上の顧客比率</strong></p>
<p>
	　今後の重要な課題の１つは、1万円以上使う顧客の比率の引き上げだろう。</p>
<p>
	　この比率が最も高かったのは難波のタカシマヤで２４％だった。１０００円未満の来店者比率も２１％とキューズタウンと並んで最低だったから、今回の調査結果によれば、大阪市内で最も効率的な大規模店舗の運営をしているのはタカシマヤで、３月に完了した売り場面積４割増の工事は大成功だったともいえる。</p>
<p>
	　購買額１万円以上の比率が１９％と２番目に高かったのは大丸本店の心斎橋店だった。百貨店そごうの旧本店だった北隣のビルを買い取り、２００９年１１月から売り場面積を２倍以上に広げて営業していることなども奏功したのだろう。</p>
<p>
	　3位はキューズタウンの向かいにあり、２０１４年の開業を目指して超高層ビルに建て替え中の近鉄百貨店本店の阿倍野店で１８％。意外なことに、上位３位までを梅田以外の百貨店が占めるという結果になった。</p>
<p>
	　梅田では１万円以上使った来店客の比率が阪急ですら、工事中という事情があるせよ、１７％にとどまった。ＪＲ大阪駅の南側の駅ビルで１９８３年に開業した比較的新しい大丸梅田店も１５％と低めだった。１０００円以上の比率が梅田で最も高かった阪神も、１万円以上は１３％にとどまった。</p>
<p>
	　難波や心斎橋、天王寺・阿倍野は衰退する大阪南部や和歌山、奈良を後背地とし、それに比べると奮闘している大阪北部や兵庫、京都を後背地とするのが梅田というのが大阪の繁華街の基本的な構図だ。しかも繁華街の南北格差は数十年にわたり、広がる一方とされている。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong>過当競争を勝ち抜くカギ</strong></p>
<p>
	　こうした常識に反し、梅田の４つの百貨店とルクアで１万円以上の顧客比率が低かったのはなぜか。地下街や専門店ビルなども含む大規模商業施設の乱立で、梅田地区が既に過当競争に陥っているからか。</p>
<p>
	　阪神の１３％という数字は、難波からも、天王寺からも離れた場所にある近鉄百貨店の上本町店と同じ水準だ。タカシマヤの真正面と難波の一等地にありながら、売上規模が８分の１の「なんばマルイ」は、１万円以上使った来店者の比率が１１施設で最も低い６％だった。梅田で過当競争が長期化すれば、このような水準もいずれ、有り得るのかも知れない。</p>
<p>
	　有効回答者１１０６人のうち、１０万円以上を使ったという高額消費者は全部で６人いた。うち３人は大丸心斎橋店の顧客で、３０代の女性２人と５０代の女性１人。居住地は２人が大阪府で、もう1人は奈良県だった。</p>
<p>
	　残り３人は梅田の百貨店の顧客で、大丸と阪急で大阪府の３０代女性が1人ずつ。最後の1人は兵庫県の３０代の男性で、阪急で５０万円以上使ったとの回答を寄せた。</p>
<p>
	　難波以南の商業施設で１０万円以上使ったと答えた高額消費者は皆無だった。大阪の北部と南部の盛衰を素直に反映している。梅田で過当競争を勝ち抜くカギはこの辺りにあるのかもしれない。　（せ）</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	関連情報　「関西センサス」関西の商圏データをインターネットを通じてご利用いただけるデータベースサービスは<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/area/census.html" target="_blank"><span style="color: #4e6894"><strong><ins>こちらから</ins></strong></span></a></p>
<p>
	&nbsp;</p>]]>
        日経リサーチの調べによると、大阪市内の百貨店など１１の大規模小売り施設で１０００円以上使った来店客の比率は、今春開業したショッピングセンター「あべのキューズタウン」が難波の老舗、大阪タカシマヤと並び、最も高かった。
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    <title>インド：クリケットワールドカップの優勝で経済効果はマイナス？</title>
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    <published>2011-09-04T23:58:23Z</published>
    <updated>2011-12-15T05:57:33Z</updated>

    <summary></summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search3/">
        
        クリケットは、インドの国技である。世界競技人口の数では、サッカーについで2番目と言われている。もちろん、インドの貢献度は高い。日本ではあまり馴染みのないクリケットなので、多少ルールを説明したい。

    </content>
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    <title>行ってみてわかる！あのカジュアル衣料ブランドの意外な評判　ストアブランド調査から④</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/07/post-47.html" />
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    <published>2011-07-29T04:38:49Z</published>
    <updated>2011-09-28T03:12:43Z</updated>

    <summary> 	消費者は有名なストアブランドの店舗や施設にどのような魅力を感じているのか。「...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	消費者は有名なストアブランドの店舗や施設にどのような魅力を感じているのか。「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html"><span style="color:#4e6894;">ストアブランド戦略サーベイ</span></a>」では各ブランドの店舗・施設の具体的な魅力点（バリュードライバー）について50項目を質問し、内容別に8つのグループに分けて、「バリュードライバー8指標」としてまとめ、スコアを算出した。具体的には①売場作り（ハード）②売場作り（ソフト）③利便性④接客サービス⑤顧客リレーション⑥信頼性⑦プロモーション活動⑧ブランドメッセージ――の８分野で、各指標を構成する4～9項目の評価の平均値がその指標のスコアとなっている。前回はファストフードという飲食業を取り上げたので、今回は小売業のストアブランドを見ていこう。<br />
	<br />
	<br />
	<b>ユニクロが競合ブランドを圧倒</b><br />
	前回、ファストフードを取り上げたから、というわけではないが、今回は小売業の代表としてカジュアル衣料の中から「ファストファッション」のストアブランドを見てみよう。まず、「場力ＰＱ」の総合ランキングで上位に入った6ブランドについて、場力ＰＱとその４つの構成要素、そしてバリュードライバー８指標の各スコアを比べてみる。<br />
	<br />
	<img alt="20110728_1.jpg" class="mt-image-none" height="153" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110728_1.jpg" style="" width="471" /><br />
	<br />
	<img alt="20110728_2.jpg" class="mt-image-none" height="146" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110728_2.jpg" width="669" /><br />
	<br />
	<br />
	<br />
	ユニクロが全項目で首位だ。特に、場力の「購入・利用意向」とバリュードライバーの「売場作り（ハード）」、「プロモーション活動」は調査対象346ブランド中の全体1位。さらに「推奨意向」と「接客サービス」2位、「来店意向」3位、「売場作り（ソフト）」「利便性」「信頼性」5位と軒並み高順位を獲得し、競合ブランドを圧倒している。<br />
	8指標を構成する50項目を見ると、ユニクロの優位が一段と際立つ。6ブランドのトップに選ばれたのは50項目中、実に44項目。このうち、プロモーション活動４項目、売場作り（ハード）３項目など計11項目で346ブランドの最高スコアを記録した。<br />
	トップを逃した6項目のうち、「非日常感を感じられる」は6ブランド中の最下位だったが、逆に言えば、それだけ日常使いのブランドとしてその存在が定着しているということだろう。いずれにせよ、これだけの高評価を見ると、ユニクロが意図したメッセージはほぼ完璧に消費者に届いている、ユニクロは消費者に自分たちの思い通りのイメージを描かせることに成功している、との印象を受ける。<br />
	<br />
	<br />
	<b>来店者の間では順位・評価が大変動</b><br />
	ところが、実際の来店者に絞ったデータを見ると、状況が一変する。<br />
	<br />
	<img alt="20110728_3.jpg" class="mt-image-none" height="148" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110728_3.jpg" style="" width="399" /><br />
	<br />
	<br />
	<br />
	どのブランドも各要素で大幅に評価を伸ばし、ユニクロに肉薄。2位との差は「来店意向」が26.9から3.8に、「購入・利用意向」は31.9から6.7に、「推奨意向」は20.3から0.3に、それぞれ縮まった。特に、「時間消費プレミアム」はＺＡＲＡが22.5ポイント伸ばしてトップに立ち、2.2ポイントの微増にとどまったユニクロは5位に後退した。さらにバリュードライバー8指標になると、「下克上」傾向は一段とはっきりする。<br />
	<br />
	<img alt="20110728_4.jpg" class="mt-image-none" height="145" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110728_4.jpg" width="666" /><br />
	<br />
	<br />
	<br />
	ユニクロは非来店者を含めた全体集計では8指標すべてで最高評価だったが、売場作り（ソフト）、顧客リレーション、ブランドメッセージの3指標で首位から転落。代わって全体集計では影が薄かったＦＯＲＥＶＥＲ21がトップに立った。全ブランドが売場作り（ハード）、利便性、プロモーション活動の３指標でスコアを2ケタ台に乗せるなど、各指標で「5弱」がユニクロを猛追。<br />
	50項目を見ても、ユニクロの優位は大きく揺らいでいる。6ブランド中、最高評価を得た項目は全体集計の44から27に激減した。全体集計で8項目を完全制覇した売場作り（ソフト）や７項目中６項目でトップだったブランドメッセージも１位は１項目だけ。全体集計のスコアを下回った項目も３項目あり、4項目は6ブランド中、最下位だった。<br />
	対照的にここでも大躍進したのがＦＯＲＥＶＥＲ21で、13項目でトップになった。ＧＡＰも4項目、Ｈ＆Ｍ、しまむら、ＺＡＲＡも各2項目ずつトップを獲得している。<br />
	各ブランドが最高評価を獲得した項目を見てみると、ブランドごとの個性が消費者からそれなりの評価を受けていることがわかる。例えば、ＦＯＲＥＶＥＲ21は１位評価の大半が店舗や店員に関する項目だった。実際に来店した際の実感が評価につながったのだろう。２週間での商品入れ替え、有名デザイナーとのコラボなど常に新しい話題を提供するＨ＆Ｍや、全店舗のレイアウトやディスプレイを２週間ごとに変更しているというＺＡＲＡも、それぞれの特徴がうかがえる項目で１位を獲得した。<br />
	　実際に店舗に足を運ぶことで、消費者はブランドの魅力を再認識し、新たな魅力を発見する。裏を返せば、ブランドが自らの魅力に気付き、それを磨くことで、消費者の足を店舗に向けさせることができる、とも言えそうだ。自らの魅力は何か。競合ブランドと比べて勝っている所、劣っている所はどこか。「ストアブランド戦略サーベイ」の結果をじっくり分析すれば、消費者の目線で見たブランドの実像がつかめるはずである。</p>
<div>
	&nbsp;</div>
<div>
	＜参考リンク＞<br />
	<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html"><span style="color:#4e6894;">ストアブランド戦略サーベイ</span></a><br />
	&nbsp;</div>
<div align="right">
	&nbsp;</div>
<div align="right">
	（ま）</div>]]>
        消費者は有名なストアブランドの店舗や施設にどのような魅力を感じているのか。「ストアブランド戦略サーベイ」では各ブランドの店舗・施設の具体的な魅力 点（バリュードライバー）について50項目を質問し、内容別に8つのグループに分けて、「バリュードライバー8指標」としてまとめ、スコアを算出した。具 体的には①売場作り（ハード）②売場作り（ソフト）③利便性④接客サービス⑤顧客リレーション⑥信頼性⑦プロモーション活動⑧ブランドメッセージ――の８ 分野で、各指標を構成する4～9項目の評価の平均値がその指標のスコアとなっている。前回はファストフードという飲食業を取り上げたので、今回は小売業の ストアブランドを見ていこう。

    </content>
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    <title>モスバーガーにあってマクドナルドにないもの　ストアブランド調査から③</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/07/post-45.html" />
    <id>tag:www.nikkei-r.co.jp,2011:/knowledge/hits//12.558</id>

    <published>2011-07-10T23:30:00Z</published>
    <updated>2011-09-20T03:15:43Z</updated>

    <summary> 	消費者は各ストアブランドの店舗や施設のどのような点に魅力を感じているのか。 ...</summary>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<p>
	消費者は各ストアブランドの店舗や施設のどのような点に魅力を感じているのか。<br />
	「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html"><span style="color:#4e6894;">ストアブランド戦略サーベイ</span></a>」では各ブランドの店舗や施設の魅力点（バリュードライバー）を50項目に渡って具体的に質問した。その50項目を内容ごとに大きく8つのグループに分け、まとめたものが「バリュードライバー8指標」である。それぞれの指標は4～9項目で構成され、各項目の評価（質問内容に当てはまると回答したパーセント）を合計し、項目数で割って算出した平均値をバリュードライバー８各指標のスコアとした。<br />
	<br />
	<b>バリュードライバー8指標は次の８分野になっている。</b><br />
	①売場作り（ハード）<br />
	売場作りのハード面（クリーンネスや品揃え、レイアウト等）を中心とした項目<br />
	②売場作り（ソフト）<br />
	わくわくする、ゆったりした気分になれる等ソフト面（心理的効果）を中心とした項目<br />
	③利便性<br />
	　生活者（コンシューマー）にとっての使いやすさ等利便性にまつわる項目<br />
	④接客サービス<br />
	　店頭で受ける接客サービスや応対に関する項目<br />
	⑤顧客リレーション<br />
	　客との長期的リレーション構築に欠かせないサービスや囲い込みなどの項目<br />
	⑥信頼性<br />
	　店舗・施設や商品・サービスに対する品質への信頼性や安心感などの項目<br />
	⑦プロモーション活動<br />
	　広告やHPなどの宣伝活動や店舗・施設に行くきっかけ作りに関する項目<br />
	⑧ブランドメッセージ<br />
	　ブランドが発するメッセージがいかに生活者へ伝わっているかを計る項目<br />
	<br />
	<b>スタバ、ユニクロ、マクドナルドが複数指標でトップ</b><br />
	　それでは、バリュードライバー各指標の上位3ブランドとスコアを見てみよう。<br />
	①売場作り（ハード）<br />
	　1）ユニクロ　19.9　2）東急ハンズ、ニトリ　14.8<br />
	②売場作り（ソフト）<br />
	　1）スターバックスコーヒー　11.5　2）東急ハンズ　10.1　３）無印良品　9.5<br />
	③利便性<br />
	　１）マクドナルド　44.2　2）セブン－イレブン　34.9　3）吉野家　33.3<br />
	④接客サービス<br />
	　1）スターバックスコーヒー　8.5　2）ユニクロ　7.6　3）ドコモショップ　7.2<br />
	⑤顧客リレーション<br />
	　1）マクドナルド　14.5　2）TSUTAYA　8.9　3）ミスタードーナツ　7.1<br />
	⑥信頼性<br />
	　1）スターバックスコーヒー　15.7　2）モスバーガー　13.5　3）高島屋　12.9<br />
	⑦プロモーション活動<br />
	　1）ユニクロ　20.1　2）マクドナルド　16.9　3）ニトリ　13.2<br />
	⑧ブランドメッセージ<br />
	　1）カルティエ　10.2　2）ティファニー、ブルガリ　10<br />
	<br />
	スターバックスコーヒーが調査対象346ブランド中、３指標で1位、ユニクロとマクドナルドがともに2指標で1位、1指標で2位となったのが目に付く。複数部門での首位獲得は、スターバックスコーヒーなら居心地の良い店舗や気持ちの良い応対、信頼性、マクドナルドなら利便性や顧客を囲い込む魅力的なクーポンサービスといった具合に、ライバルを圧倒するようなセールスポイントを複数持っていることの表れ、と見ることもできる。<br />
	ベストテンまで広げると、スターバックスコーヒーは売場作り（ハード）とブランドメッセージで、ユニクロは売場作り（ソフト）、利便性、信頼性で、マクドナルドは接客サービスでもそれぞれランク入りした。一方、「場力ＰＱ」の総合ランキングで1位だったモスバーガーは信頼性が2位とさすがに高評価だったものの、あとは接客サービスで8位に入った程度というやや意外な結果になった。<br />
	このほかの指標では、ブランドメッセージで高級ブランドが順当に上位3位までを独占し、ベストテンでも7つを占めた。そんな中、アンチ「既存ブランド」という基本コンセプトからネーミングされた無印良品が6位に入ったのが面白い。<br />
	<br />
	<br />
	<b>「信頼」のモスバーガー対「便利さ」のマクドナルド</b><br />
	もう少し細かく、特定の業種の競合ブランドについて見ていこう。まず、モスバーガーが場力ＰＱの総合ランキングで1位になるなど大躍進したファストフード。バンズに具を挟んだバーガースタイルのメニューを提供しているファストフード店の総合ランキング上位5ブランドについて、バリュードライバー８指標のスコアを比べてみよう。<br />
	<br />
	<img alt="20110711.jpg" class="mt-image-center" height="112" src="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/images/20110711.jpg" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="651" /><br />
	場力ＰＱの総合ランキングでは「時間消費プレミアム」と「推奨意向」の２項目でモスバーガーに大きく水を開けられ、8位に終わったマクドナルドだが、具体的な魅力点に関する評価では、87.9％（全体3位）という非常に高い購入・利用経験者率を反映し、多くの消費者から幅広く支持を集めた。利便性と顧客リレーションで全ブランド中1位。2位に入ったプロモーション活動を加えた3指標の評価でモスバーガーを大きく引き離した。さらに、８指標を構成する50項目を見ると、利便性の「店舗・施設の立地がよい・アクセスしやすい」（57.3％）、「気軽に行く・立ち寄ることができる」（50.3％）、顧客リレーションの「クーポンや優待制度が魅力的」（44.6％）でも全体1位を獲得した。<br />
	また、接客サービスの「店員とのやりとりが楽しい」（6.6％）、プロモーション活動の「広告宣伝や企業活動の情報などをよくみかける」（23.2％）、「ホームページを見たくなるようなきっかけがある」（8.7％）、「ホームページを見るたびに新たな発見ができるように工夫されている」（2.8％）でも全体1位になり、合計7項目でトップだった。<br />
	<br />
	対するモスバーガーはバリュードライバー８指標で前述の3指標に加え、売場作り（ハード）、接客サービスを含む5指標でマクドナルドに劣ったが、信頼性、ブランドメッセージ、売場作り（ソフト）では勝った。50項目では信頼性の「商品やサービスの質に信頼性がある」（25.2％）とブランドメッセージの「社会や環境に対する活動や取り組みに共感できる」（5.3％）で全体1位。特に、「信頼性がある」は並み居る高級ブランドを抑えての堂々たるトップで、作り置きをしない、生産者の顔が見える食材を使うなど、食の安心安全を強調した姿勢に多くの消費者の支持が集まり、商品の質の信頼性においては確固たるブランドイメージを築いている。<br />
	<br />
	50項目をマクドナルド対モスバーガーに絞って比べると（数字は％）、「店舗の立地がよい」57.3対20.5、「気軽に行ける」50.3対22、「忙しい時に短い時間で用事を済ますことができる」52.5対14など、利便性の各項目でマクドナルドがモスバーガーを圧倒。また、プロモーション活動も「安さにひかれる商品・サービスがある」43.1対6.1、「広告宣伝などをよくみかける」23.2対9.7など、全項目でマクドナルドが上回った。価格面では「クーポンなどが魅力的」も44.6対7と大差がついた。モスバーガーは利便性や価格面の訴求力で劣ることが購入・利用経験が66.6％にとどまっている背景にありそうだ。<br />
	<br />
	一方、モスバーガーは短時間で用事を済ますのは難しいが、「ゆったり・のんびりとした雰囲気で過ごせる」が17.8対8とマクドナルドを大きく上回り、気軽に立ち寄れない代わりに、そこで「非日常感を感じられる」との回答が3.5と、マクドナルド（1.4）に水をあけた。安売りや値引きをせず、調理法や食材にこだわった商品を提供することで、「そこで購入・利用することは価格以上の価値がある」と考える顧客の割合は14.1。マクドナルドは5.4で、フレッシュネスバーガーやケンタッキー・フライド・チキンも下回った。価格競争にくみしない物作りの姿勢が評価された結果、「信頼性がある」はマクドナルドの10.8に対し25.2とダントツの評価を獲得した。マクドナルドとは異なるポイントで魅力を発揮し、それが顧客の間で強く支持されていることがうかがえる。<br />
	<br />
	安さ・便利さを前面に押し出すマクドナルドの戦略は認知度が高いが、安売りイメージは値上げ局面で客離れを招く恐れもある。今後、ブランド自体の価値をどう高めていくか。モスバーガーは圧倒的な信頼性などプラス面の評価をどうやってより多くの消費者に伝えていくか。ＰＲ戦略がカギを握る。ロッテリアやフレッシュネスバーガーは対照的な2ブランドに挟まれて埋没しないような個性を打ち出すことが課題になりそうだ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	＜参考リンク＞<br />
	<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html"><span style="color:#4e6894;">ストアブランド戦略サーベイ</span></a><br />
	&nbsp;</p>
<p>
	（ま）<br />
	&nbsp;</p>
<div>
	&nbsp;</div>
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	&nbsp;</div>
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	&nbsp;</div>
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	&nbsp;</div>
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	&nbsp;</div>
<div>
	&nbsp;</div>
]]>
        消費者は各ストアブランドの店舗や施設のどのような点に魅力を感じているのか。
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>シリーズ①＜香港・中国便り＞ 若者のフトコロ事情</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search3/2011/07/post.html" />
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    <published>2011-07-01T04:01:32Z</published>
    <updated>2011-09-01T01:28:30Z</updated>

    <summary></summary>
    <author>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search3/">
        
        この度日経リサーチでは香港連絡事務所を開設致しました。香港を拠点に中国はもとより、東南アジアからインドの情報を重点的に収集する予定です。
これから数回は、急成長が続く香港・中国の「イマ」をシリーズ化し、現地事務所から独自のルートで集めた情報を紹介していきます。まず、第1回目は「収入と支出」です。香港の若者は稼いだお金をどのようなことに使っているか、何人かの若者の財布の中身を、当社の現地スタッフが調べた一例をご紹介しましょう。
    </content>
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    <title>ユニクロがダイソーに負けたワケ ストアブランド調査から②</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/05/post.html" />
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    <published>2011-05-27T03:36:47Z</published>
    <updated>2011-09-15T06:56:16Z</updated>

    <summary>今回は「ストアブランド戦略サーベイ」の「場力（ばぢから）PQ（Perceptio...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[今回は「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html">ストアブランド戦略サーベイ</a>」の「場力（ばぢから）PQ（Perception　Quotient＝知覚指数）」総合ランキングを詳しくみていこう。まずは上位20位までを場力PQのスコアと併せて紹介する。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="store20110527.jpg" src="/knowledge/hits/images/store20110527.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="259" height="387" /></span>

<p>　場力PQは、各ストアブランドの店舗・施設に対する「その店に行ってみたいか（来店意向）」「その店で過ごす時間が特別だと思うか（時間消費プレ
ミアム）」「その店で買い物したいか（購入・利用意向）」「その店を他人に勧めたいか（推奨意向）」という4項目の評価で構成される指標だが、単純に点数
（％）を足し合わせたのでなく、各項目の比重が均等になるよう、4項目それぞれの点数に重みづけをして、総合的に偏差値化した。店舗・施設の総合力を公平
に評価でき、スコアの平均は500となっている。</p><p><br /></p>

<h4>軒並み大幅ダウンした生花店</h4>
まず、今回の調査の前身である2009年の「ストア＆サービス顧客接点評価調査」の総合ランキングベストテン（前回掲載）と比べてみよう。所属業種が調査
対象から外れたアマゾンと帝国ホテルを除く8ブランドが今回も調査対象となったが、スターバックスコーヒー、無印良品、東急ハンズ、ユニクロ、イオンの5
ブランドは引き続きベストテンに残り、ロフトとニトリも20位以内に踏ん張った。８ブランド中７ブランドが上位に名を連ねた中、唯一大きく順位を下げたの
が、前調査で3位だった青山フラワーマーケット。今回は346ブランド中277位だった。どうしてここまで順位が下がってしまったのか。<br />
理由は大きく2つ考えられる。１つは調査コンセプトが大幅に変わったこと。前調査は「商品・サービス」「店舗・施設・ホームページ」「接客・アフターサー
ビス」「コミュニケーション」という、消費者と各ブランドとの直接の接点である４分野に対する、実際に店舗に行った消費者による評価が中心だったが、今回
は行ったことがある人もない人も含めて、消費者の「意向」に焦点を当てて、店舗・施設の魅力度を探る調査だったため、規模や知名度で劣る青山フラワーマー
ケットには不利に働いたようだ。前調査で青山フラワーマーケットは商品・サービスとコミュニケーションで１位だったが、こうした"得点源"の質問項目がな
くなったことも大きく影響したと思われる。<br />
もう１つの理由は花需要の低迷だ。リーマン・ショックが起きた2008年秋以降の景気悪化に伴う法人需要の落ち込みに加え、所得減による節約志向で家計の
花への支出額が年々減少するなど消費者の花離れも進んでいる。総務省の家計調査によると、全国の2人以上の世帯（農林漁家世帯を除く）の2010年の１世
帯当たりの支出額は１万46円と、ピークだった1997年より3,084円も減った。こうした花業界の「構造不況」が調査結果に反映された面もありそう
だ。生花店では前調査、今回調査とも同じ3ブランドが調査対象になったが、青山フラワーマーケットだけでなく、前調査で24位の日比谷花壇が今回248
位、同36位の第一園芸が同307位と、いずれも大幅にダウンした。</p><p><br /></p>

<h4>モスバーガーが首位！飲食店は大躍進</h4>
逆に調査コンセプトの変更がプラスに働いたのは、大都市圏を中心に多店舗を展開し、規模や知名度で勝る、普段よく利用するような身近なストアブランド群
だった。中でも大躍進したのが飲食業、特にファストフードとカフェだ。前調査ではかろうじてスタバがベストテンのしんがりに滑り込んだだけで、20位まで
見ても合計3ブランドだったが、今回は１位のモスバーガー以下、スターバックス、ミスタードーナツ、マクドナルドとベストテンに4ブランド、20位内では
合計７ブランドを数える。ちなみに、マクドナルドは前調査で12位、ミスタードーナツは39位だったが、モスバーガーは50位以内にも入らなかった。<br />
場力PQを構成する４要素のランキングを見ると、モスバーガーは「来店意向」と「推奨意向」でトップを獲得、「購入・利用意向」でも3位だった。一方、ラ
イバルのマクドナルドは来店意向が5位、購入・利用意向が４位、推奨意向が10位と、いずれもモスバーガーに及ばず、総合ランキングは8位止まり。価格設
定は高めだが、手作り感や上質な素材にこだわり、おいしさと安全性を強調するモスの戦略は、「食べに行きたい」「他人に勧めたい」という消費者の「意向」
を刺激した格好だ。モスバーガーはその店で過ごす時間を特別だと思うか、という「時間消費プレミアム」の項目でも７位に入った。すべての要素でまんべんな
く高い支持を集め、4項目ともベストテン入りという安定した評価を得たのはモスバーガーと総合ランキング2位のスターバックス、同3位タイの東急ハンズの
3ブランドだけだ。</p><p><br /></p>

<h4>明暗分けた「時間消費プレミアム」</h4>
実は、モスバーガーとマクドナルドで一番大きな差がついたのが、この「時間消費プレミアム」だった。ランキング上位にティファニーやカルティエ、ブルガ
リ、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドが並ぶ中、モスバーガーはエルメスを抑えて30％で堂々７位。対するマクドナルドは18.4％で40位台にとどまっ
た。総合ランキング2位のスタバは居心地の良さ、快適さが評価され、この項目で首位になったのが大きかった。時間消費は平均スコアが低く、首位のスター
バックスでさえスコアは37.1％。差がつきにくい項目だけに、偏差値化した場合、ちょっとの差が大きな違いになって跳ね返ってくる。<br />
時間消費プレミアムは小売ブランドの順位にも影響を及ぼした。無印良品、ザ・ダイソー、ユニクロという日常使いする3ブランドの構成要素ランキングを見てみよう。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="store20110527_2.jpg" src="/knowledge/hits/images/store20110527_2.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="313" height="98" /></span>

<p>ユニクロは3項目で無印良品を、2項目でダイソーを上回った。特に購入・利用意向の項目は良い品が安く買えるとあって、全体で１位に輝いた。にもか
かわらず、総合ランキングは無印良品の3位タイ、ダイソーの5位に対し、ユニクロは6位にとどまった。ここで大きく響いたのが時間消費プレミアムのスコ
ア。無印良品が23％、ダイソーは20％だったが、ユニクロは18.9％。ほんのわずかの差のようだが、これが明暗を分けた。もっとも、場力ＰＱはあくま
で各ブランドの現在の立ち位置を確認するための指標であり、競合ブランドと比べて自らのブランドの評価はどうなのか、振り返ってみるための材料として活用
してもらえればいいのであって、結果を見て一喜一憂する必要はない。<br />
ただ、この結果だけでは、消費者が無印良品やダイソーのどこをユニクロより評価していたのか、判然としない。そこで次回は消費者が各ブランドの店舗や施設のどのような点を評価しているのか、各業種の競合ブランドについて、具体的に見ていくことにしよう。</p><p><br /></p>
＜参考リンク＞
<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html">ストアブランド戦略サーベイ</a>


<p align="right">（ま）</p> ]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>魅力度最高の店舗はどこか？ ストアブランド調査から①</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/05/post-44.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/hits//12.157</id>

    <published>2011-05-13T04:47:55Z</published>
    <updated>2011-09-15T06:58:02Z</updated>

    <summary> 　日経リサーチは顧客から委託された様々な調査以外に、前回まで取り上げた「地域ブ...</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[


　日経リサーチは顧客から委託された様々な調査以外に、前回まで取り上げた「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/area-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>」のような自ら企画した調査も多数、手がけている。今回紹介する「<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html">ストアブランド戦略サーベイ</a>」もそのひとつだ。<br />
　「ストアブランド」とは日経リサーチの造語で、「ストア」＝店舗の「ブランド」＝商標、つまり昔風に言うなら「屋号」のようなものだ。小売業や飲食業で、代表的と思われる「ストアブランド」について、お客様が行きたい、過ごしたい、買い物したい、他人に勧めたいと思っている店舗・施設はどこか、そのどこにどんな魅力をどれぐらい感じているのか、それを調査・評価したのが「ストアブランド戦略サーベイ」である。
<div class="block clearfix">

<h4>「ストアブランド」調査に歴史あり</h4>
<p class="pb10">
実は、日経リサーチは過去にも似たような調査を何回か実施している。<br />
まず、2004年から4年間実施したのが「ストア＆サービスブランド500」だ。小売り・サービス業の代表的なブランド約500を対象に、それから得られる「感動経験」をキーワードに各ブランドの魅力度を調査した。ちなみに2007年の第4回調査で感動を得られるブランドのランキングベストテンは次のようだった。
</p>

<ul class="pb20">
<li>１　　東京ディズニーランド・ディズニーシー（ＴＤＲ）</li>
<li>２　　東急ハンズ</li>
<li>３　　旭山動物園</li>
<li>４　　無印良品</li>
<li>５　　全日本空輸</li>
<li>６　　スターバックスコーヒー</li>
<li>７　　ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）</li>
<li>８　　帝国ホテル</li>
<li>９　　ユニクロ</li>
<li>１０　伊勢丹</li>
</ul>

<p class="pb10">
　小売り・外食店だけでなく、エンターテインメント施設や高級ホテルなども顔を出し、さながら最強ブランドを決める異種格闘技のバトルロイヤルのようだ。ランキングに使用したのは「経験価値指数」で、「エモーション」（感情に訴える魅力）、「プレゼンス」（他との違い、メッセージ性）、「パフォーマンス」（品質や性能の良さ、利便性）という3つの要素で構成される。ブランドを購入・利用したときに得られる感動の程度について、3要素合計１8項目に渡って消費者にたずね、その経験価値を指数化した。
</p>
<p class="pb10">
　「ストア＆サービスブランド500」は2009年、「ストア＆サービス顧客接点評価調査」に衣替えした。対象ブランドはエンタメ施設などを除く一方、ネットショッピングなどの通信販売を加え、251と半分以下に絞り込んだ。調査内容は消費者の感動体験よりも利用実感を反映できるよう改め、「商品・サービス」「店舗・施設・ホームページ」「接客・アフターサービス」「コミュニケーション」というお客様との直接の接点になる４つの分野で各ブランドを採点した。この時の総合ランキングベストテンは次のようになった。
</p>

<ul class="pb20">
<li>１　　東急ハンズ</li>
<li>２　　ユニクロ</li>
<li>３　　青山フラワーマーケット</li>
<li>４　　無印良品</li>
<li>５　　イオン</li>
<li>６　　アマゾン</li>
<li>７　　ロフト</li>
<li>８　　帝国ホテル</li>
<li>９　　ニトリ</li>
<li>１０　スターバックスコーヒー</li>
</ul>

<p class="pb30">
「ブランド500」で1位だったＴＤＲをはじめ、旭山動物園、全日空、ＵＳＪの４ブランドは所属業種が調査対象から外れたため姿を消し、新たに対象に加わったアマゾンが6位に顔を出した。規模が小さく、知名度でも劣る青山フラワーマーケットが3位に食い込み、注目を集めた。1位の東急ハンズ以下、ユニクロ、無印良品、帝国ホテル、スタバという5ブランドは前調査に続いてベストテン入りし、消費者からの根強い支持を印象付けた。
</p>

<h4>店舗・施設の魅力度評価に的絞る</h4>
<p class="pb10">
　そして2011年、「ストア＆サービス顧客接点評価調査」をさらにリニューアルしたのが今回の「ストアブランド戦略サーベイ」である。<br />
　調査名から「サービス」という言葉がなくなったことからもわかるように、調査対象からホテル、旅行代理店、スポーツクラブなどのサービス業を外し、小売業や飲食業、複合商業施設の店舗・施設が放つ魅力度の評価に焦点を絞った。実店舗を持たないアマゾンなどの通信販売も調査対象から除く一方、新たに居酒屋やショールームを加えた346ブランドについて、今年1月、全国の16歳以上の男女延べ2万8千人に、その魅力度を評価してもらった。その総合ランキングベストテンは次の通り。
</p>
<ul class="pb20">
<li>１　　モスバーガー</li>
<li>２　　スターバックスコーヒー</li>
<li>３　　無印良品</li>
<li>３　　東急ハンズ</li>
<li>５　　ザ・ダイソー</li>
<li>６　　ユニクロ</li>
<li>７　　ミスタードーナツ</li>
<li>８　　イオン</li>
<li>８　　マクドナルド</li>
<li>１０　セブン－イレブン</li>
</ul>

<p class="pb20">
　日常生活で毎日のように利用する身近な飲食店や小売店が並んだ。首位に輝いたモスバーガーをはじめ、ミスタードーナツ、マクドナルドと前調査ではベストテン入りを逃したファストフード店が3ブランドも上位に入ったのが目を引く。実はモスバーガーは2位以下に30ポイント以上の差をつけてほぼ独走だった。
　新参組に対し、スタバ、無印良品、東急ハンズ、ユニクロ、イオンの5ブランドは調査内容が変わった今回も引き続きベストテンに名を連ねた。特に、イオンを除く4ブランドは「ストア＆サービスブランド500」当時からのベストテン組で、調査内容が変わっても消費者の間では極めて安定した評価を獲得している。いわば「最強ストアブランド四天王」といったところか。
　今回、ランキングの作成にあたり評価基準としたのが「場力（ばぢから）PQ」だ。これは日経リサーチが独自に数値化した、小売業や飲食業の店舗・施設という「場」が持つ「魅力度」を示す指標で、各ストアブランドについて、お客様がそのブランドの店に行ってみたいかという「来店意向」、その店で過ごす時間を特別だと思うかという「時間消費プレミアム」、その店で買い物をしたいかという「購入・利用意向」、その店を他人に勧めたいかという「推奨意向」、という4項目の評価を分析し、総合して算出した。
　「場力PQ」を比較することにより、そのブランドの店舗・施設が提供する商品・サービス、イメージなどは、ライバルに比べどこがどう優れているのか、劣っているのか、劣っている場合はどこをどう改善すれば良いのか、そのヒントをつかむことができる。
　次回は、モスバーガーはなぜマクドナルドより上だったのか、無印良品、東急ハンズ、ユニクロの順位はどうして決まったのか、などランキングをもう少し詳しくみていくことにする。
</p>

＜参考リンク＞
<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/store.html">ストアブランド戦略サーベイ</a>

	<p class="t_right">（ま）</p>
</div>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>県と市に、なぜ大差つく？　　　地域ブランド調査から⑤</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/04/post-43.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/hits//12.156</id>

    <published>2011-04-26T04:43:53Z</published>
    <updated>2011-09-15T04:07:44Z</updated>

    <summary> 　これまで2回にわたり、日経リサーチが地名や全国各地の名産品のブランド力を調査...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<div class="block clearfix">

<p class="pb10">
　これまで2回にわたり、日経リサーチが地名や全国各地の名産品のブランド力を調査している「地域ブランド戦略サーベイ」の最新の結果から、県庁所在地（県都）とその県のブランド力がどうなっているかを紹介した。今回はその最終回。県都と県のブランド力になぜ、これほど大きな差が生じるのか。
</p>
<p class="center pb10">
県都のブランド力のランキング　41位から47位<br />
カッコ内は県の順位
</p>
<p class="center pb30"><img src="/knowledge/hits/images/20110426_1.jpg" /></p>

<h4>県都と県の順位の差が日本一</h4>
<p class="pb30">
　県都のブランド力が41位以下だと県のブランド力も40位台と低いところが多い。もっともそうしたブランド力順位が低い県都でも、県のブランド力の順位は結構高いのに......というところがある。例えば千葉市。<br />
　千葉県は15位とかなり高い順位だ。しかし千葉市は県都で政令指定都市にもかかわらず、46位だった。県と県庁所在地が同じ名称にもかかわらず、なぜか市のブランド力の順位だけが際立って低い。<br />
　千葉市と千葉県の順位の差は31に達する。宇都宮・栃木や水戸・茨城をおさえ、その差が全国一の近隣の県都・県というのは、千葉だった。<br />
　千葉市は県都でのブランド力最下位を免れている。しかし最下位の前橋市とのブランド力の差は1ポイントしかなかった。
</p>

<h4>市の名称を「ひらがな」にすればいいのか</h4>
<p class="pb10">
　千葉と比較されることの多い埼玉は、県都さいたま市が38位で、埼玉県の39位とほぼ同じだった。県都も県も低い順位ながら、両者の順位にほとんど差はない。順位差日本最大の千葉と比べると様相が大きく異なる。千葉と埼玉にどうしてこんな大きな違いがあるのか。<br />
　明治4年（1872年）の誕生以来、埼玉県の県庁所在地は浦和だった。それが2001年の大宮、与野との合併で、さいたま市となった。<br />
　県庁所在地で市の名称がひらがな表記なのは、さいたま市だけだ。政令指定都市でも、ひらがな表記は、さいたま市だけだ。ひらがなが功を奏しているのか。<br />
<p class="center pb10">
県都と県のブランド力の順位の差が10を超えたところ<br />
数字は都県の順位との差
</p>
<p class="center pb30"><img src="/knowledge/hits/images/20110426_2.jpg" /></p>

<h4>地域振興、次の一手を</h4>
<p class="pb20">
　3回にわたって紹介した県都と県のブランド力の順位の差が大きかったところをまとめてみた。共通点は何だろうか。<br />
　一見すると県名と名称の異なる県都が有利なようだ。理由はそれだけか。地域おこしや町おこしで、何か秘訣があるのか。<br />
　地域ブランド戦略サーベイでは平成の大合併で相次いで誕生したひらがなやカタカナ標記の市も含め、全国の786の市について、認知度や愛着度、訪問や居住の意向など79の項目を2万人近くの人に聞いた。その結果を集計して各市のブランド力を算出している。<br />
　地域ブランド戦略サーベイをじっくりひもとく。調査項目の一つ一つを吟味し、他の県や市と丁寧に比較検討すれば、地域の振興につながる次の一手が必ずや見つかるだろう。
<br /><br />
＜参考リンク＞
<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/area-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>
<br />
</p>

	<p class="t_right">（Ｊ）</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>県庁と市役所、どちらが頑張っている？　地域ブランド調査から④</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/04/post-42.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/hits//12.155</id>

    <published>2011-04-20T04:38:09Z</published>
    <updated>2011-09-15T04:09:08Z</updated>

    <summary> 　前回に続き、日経リサーチが全国の地名や名産品のブランド力を調査している「地域...</summary>
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        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<div class="block clearfix">

<p class="pb10">
　前回に続き、日経リサーチが全国の地名や名産品のブランド力を調査している「地域ブランド戦略サーベイ」の最新結果から、４７の県庁所在地（県都）とその県のブランド力を紹介する。地域おこしや町おこしで県庁と市役所のどちらが頑張り、どちらがより多くの成果をあげているのか。
</p>
<p class="center pb10">
県都（県庁所在地）のブランド力のランキング<br />
１１位から４０位カッコ内は都府県の順位
</p>
<p class="center pb30"><img src="/knowledge/hits/images/20110419.jpg" /></p>

<h4>順位の高さ目立つ宇都宮</h4>
<p class="pb30">
　ブランド力が１１位から４０位までの県都で目立つのは宇都宮。都道府県ランキングの最下位脱出に成功したとはいえ栃木県は４１位にとどまる。しかし宇都宮は県より遥かに高い順位で１７位だ。<br />
　宇都宮と栃木の順位の差は２４。４７の都道府県で２番目に大きかった。その理由は地域ブランド戦略サーベイを仔細に読み込めば見当がつく。各地のブランド力について７９項目にわたり、２万人近くから得た回答を集計してあるからだ。<br />
　県都と県で最も大きな順位の差は３０だった。どこだろうか。栃木の近県だ。ただし、この例では県都の順位の方が県より低く、宇都宮・栃木の関係とは逆だ。
</p>

<h4>県内には宇都宮を超える市も</h4>
<p class="pb30">
　宇都宮はブランド力の高さで栃木県内の他の市に模範を示したことになる。県都の面目躍如だ。<br />
　しかし宇都宮よりブランド力の高い市が県内に１つあった。東照宮をはじめとする世界遺産「日光の社寺」を擁する日光市だ。<br />
　日光市を全国の県都ランキングにあてはめると奈良市と静岡市の間に入り、１６位となる。徳川家康が永遠の眠りについている所（日光）は隠居した駿府城（静岡）よりブランド力が高かったが、聖武天皇（が造営された東大寺のある奈良市）にはかなわなかったということか。<br />
　世界的にも有数の歴史的観光資源を持つ諸市が並ぶ中、どうすれば他の市の一歩先を行けるか。一般的な街興しや地域興しだけでなく、こんな課題の解決にも地域ブランド戦略サーベイが役立つだろう。
</p>

<h4>近県に類似の例が</h4>
<p class="pb30">
　宇都宮・栃木の関係に似ているのが、水戸・茨城だ。県内１位の市が水戸でないところまで同じだ。<br />
　２５位につけた県都と４５位にとどまる県の順位の差は２０と全国で３番目に大きい。県内でブランド力１位の市は、研究学園都市として有名な、つくば市だった。
</p>

<h4>リンゴが影響？</h4>
<p class="pb20">
　宇都宮、水戸の２市と対照的に、県都のブランド力が県に比べて１０位以上低いところもある。前回紹介した新宿区と東京都は特殊な例としても、２７位の青森市と３２位の長野市がそれに当たる。<br />
　両市とも、県都と県の名称が同じ。にもかかわらずブランド力の順位が県より１１位以上も低い。<br />
　なぜこんな差がついているのか。共通の名産であるリンゴが何か影響しているのか、していないのか。名産品のブランド力も詳しく調べている地域ブランド戦略サーベイで原因を探り、対応策を練るのも一法だろう。　　　　　　　　　　　　　　
<br /><br />
＜参考リンク＞
<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/area-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>
</p>

	<p class="t_right">（Ｊ）</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>大阪都、実現したら、どうなる？地域ブランド調査から③</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/04/post-41.html" />
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    <published>2011-04-06T04:31:57Z</published>
    <updated>2011-09-15T04:10:50Z</updated>

    <summary> 　大阪や名古屋で都市制度の変更が統一地方選の争点になっている。東京と同じように...</summary>
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        <name>admin</name>
        
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<div class="block clearfix">

<p class="pb30">
　大阪や名古屋で都市制度の変更が統一地方選の争点になっている。東京と同じように大阪都（おおさか・と）や中京都（ちゅうきょう・と）にしようというのだ。<br />
　大阪の橋下徹知事の構想では、大阪市と堺市を廃止、吹田など周辺の市も巻き込んで２０ほどの特別区とし、新設する大阪都の下に置く。東日本大震災後は「大阪都構想で防災対策を強化」「もう一つの首都機能が必要」とも主張している。<br />
　昭和２０年代から似たような構想が浮かんでは消えた。今回も実現は容易ではないだろう。<br />
　ただ大阪都、中京都とも府県民の高い支持を誇る知事が主唱している。大阪と愛知で繰り広げられている地方議会議員選挙の結果次第で実現に向けて大きく前進するかも知れない。大阪や名古屋の意気込みに敬意を表し、県庁所在地である県都と県の関係をブランド力の観点から整理してみた。
</p>

<h4>県庁所在地だけでランキング</h4>
<p class="pb10">
　日経リサーチが地名や全国各地の名産品のブランド力を調査している「地域ブランド戦略サーベイ」は、全国４７都道府県のブランド力のランキングが第一の売り物だ。このランキングはマスメディアもよく取り上げる。日本テレビ系の高視聴率番組「秘密のケンミンＳＨＯＷ」（木曜日の夜９時から、大阪の読売テレビ制作）でもたびたび放送された。<br />
　昨年１１月に実施した最新の調査結果にもどづく都道府県ランキングは２月１１日（金）付けの日本経済新聞の地方経済面で地域ブランド力調査として詳しく紹介された。本ホームページでも２月２８日にお伝えした通りだ。<br />
　地域ブランド戦略サーベイは都道府県のほか、近江や信州など１０３の旧国名、琵琶湖や安曇野など１８１の観光地に加え、彦根市や千代田区など全国７８６の市と東京の２３特別区の「市・特別区」についてもブランド力を測定、ランキングしている。<br />
　１位から８０９位まである市・特別区のランキングから４７の県庁所在地（県都）だけを抜き出してみた。
</p>

<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110407.jpg" /></p>

<h4>健闘する名古屋や金沢、仙台</h4>
<p class="pb30">
　１位から１０位までの県都で目立つのは、名古屋、金沢、仙台の各市のブランド力の順位が県に比べて１０位以上も高いこと。特に金沢市と石川県の差は大きい。<br />
　中京都の議論では、名古屋市と愛知県のブランド力の差を考えると、最初に提唱した大村秀章知事の愛知県より、河村たかし市長の率いる名古屋市が勢いを得る展開になってもおかしくない。<br />
　京都市や横浜、神戸など残り７つの県都は、都道府県の上位ランキングと同じ様な顔触れ。順当なところか。
</p>

<h4>県は高順位なのに、県都はいまいち</h4>
<p class="pb10">
　ブランド力が６位以上と高順位だった都道府県なのに、県都が１０位以内に入らなかったところが２つある。どこだろうか。<br />
　まずは大阪府。神奈川の後塵を拝しているとはいえ大阪府は４７都道府県で６位だった。なのに大阪市は１１位。市長を尻目に、橋下知事の鼻息が荒くなるのも当然か。<br />
　もうひとつは都道府県ランキングが４位だった東京都。東京市はないから、２３の特別区および都下の市で最もブランド力の高いところを探すと、偶然にも都庁のある新宿区だった。<br />
　新宿区を県都のランキングに当てはめると岡山市と同率の１８位。ちなみに都下の市で最もブランド力が高かったのは調布で、４９ある市区のなかでは目黒区に次ぐ９位だった。<br />
　第二次大戦中になくなった東京市が今あれば、県都ランキングで１０位以内はもちろん、５位以内に入ったかも知れない。大阪市をなくした場合、新設する大阪の特別区のどこかが県都のランキングで現在の大阪市と同じ１１位というような順位を確保できるか、結構な難題かもしれない。
<br /><br />
＜参考リンク＞
<a href="http://www.nikkei-r.co.jp/service/branding/area-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>
</p>

	<p class="t_right">（Ｊ）</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>出張みやげ、最強の逸品は？　地域ブランド調査②</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/03/post-40.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/hits//12.153</id>

    <published>2011-03-08T04:26:02Z</published>
    <updated>2011-06-29T23:24:38Z</updated>

    <summary> 　日経リサーチが地域のブランドを隔年で調査している「地域ブランド戦略サーベイ」...</summary>
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        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<div class="block clearfix">

<p class="pb30">
　日経リサーチが地域のブランドを隔年で調査している「地域ブランド戦略サーベイ」は地名のブランド力だけでなく、全国各地の名産品のブランド力も調べ、ランキングしている。名産品が地域活性化や町おこしなどにどれくらい貢献しているかを探るのが本来の趣旨だが、名産品のブランド力の中身を仔細に見れば、出張した時や私用で旅行した時の土産を選ぶ際なども、大いに参考になる。ありきたりの土産でなく、各地の隠れた逸品を探し当てることも可能だ。<br />
　２０１０年調査でブランド力を測定した３５０品目のうち、総合ランキングの１位は香川の讃岐うどん。２位は博多辛子明太子で、上位５品目は表１の通り。２月１６日（水）付けの日経ＭＪ（流通新聞）でも地域ブランド調査の結果として詳しく紹介された。
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110309_1.jpg" /></p>
<p class="pb10">
　１位の讃岐うどんから４位の夕張メロンまでは、自宅や知人宅など家庭用の土産にすれば大喜びされること間違いなさそう。ただし調理などをする必要があるので、会社などの職場向きには、必ずしも適すとは限らない。<br />
　そこで５位に登場する白い恋人（札幌市、石屋製菓）のように、職場へ持参する土産として手頃な菓子に絞り、どんな菓子が会社などへの土産にいいのか、地域ブランド戦略サーベイの調査結果を改めて振り返ってみた。最強の出張土産探しだ。<br />
　サーベイでは、ブランド力の評価項目の一つとして、どの程度「他の人に薦めたい」かを聞いている。「ぜひ」「まあ」と回答した人の比率が高い順にランキングすると、調査対象にした３０品目の菓子のうち上位５品目は表２の通り。
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110309_2.jpg" /></p>
<p class="pb10">
　他の人に土産として薦めたい菓子の１位は白い恋人で、ブランド力の強さを発揮した。長崎カステラと赤福餅（三重県伊勢市、赤福）もブランド力の総合ランキングで８位と１１位、京都八ツ橋とうなぎパイ（静岡県浜松市　春華堂）は７位と１７位だった。３５０品目の中での順位だけに、ブランド力も非常に強い。いずれも間違いのない、とても良い土産であると言える。<br />
　ただし５つとも有名な菓子だけに、職場の面々をうならせる、知る人ぞ知る隠れた逸品というわけには行かない。<br />
　そこで推奨ランキングの下位（表３）に目を移してみる。推奨意向が高くないということは、良くない土産、薦められない菓子という可能性がある。しかし、全国的には余り知られていないから、推奨する人の比率が単に低かっただけで、実は隠れた逸品という可能性もある。
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110309_3.jpg" /></p>

<p class="pb10">
　２１位から３０位までのうち、実名を記載した４つの菓子には共通点が１つある。何だろうか。うち３つは九州北部の銘菓だが、羽二重餅は福井だし......。<br />
　地域ブランド戦略サーベイは全国の人を対象に認知度や愛着度など８０近い項目のアンケート調査をし、地名や名産品などのブランド力を測定している。ただ地元県民だけによる評価も同時に測定してある。菓子についても、購入経験や味、品質、推奨意向など地元での評価を詳しく調べた。<br />
　表３で実名を記した梅ヶ枝餅など４つの菓子の共通点は、同じ推奨意向でも、他県民でなく、地元県民の推奨意向の高さが１０位以内だったこと。地元県民が他の人に良い菓子ですよと推奨する比率が最も高かったのは長崎カステラで、２位が広島のもみじ饅頭、３位に梅ヶ枝餅と続いた。<br />
　梅ヶ枝餅など４つの菓子は、全国的には余り有名でないが、地元の人が自信を持ってお薦めする地元では評価が高い名産品と言える。この４つなら、知る人ぞ知る隠れた逸品として堂々と職場への土産にして良いだろう。<br />
　福井方面に出張や旅行で行ったなら迷わず羽二重餅を買えばいいとして、九州の玄関口・福岡への出張の場合、菅原道真公で著名な同県大宰府市の大宰府天満宮名物の梅ヶ枝餅に加え、隣県熊本のいきなり団子や同じく隣県佐賀の佐賀市に連なる小城（おぎ）市などの名産、小城羊羹も検討対象にしたいものだ。<br />
　そこで肝心の味はどうなのか、日頃食べなれているはずの県民の評価を見てみると......。梅ヶ枝餅、いきなり団子は２位と３位で、４、５位の赤福餅、白い恋人を上回る県内評価を得ていた。小城羊羹も１０位に入った。３品とも、とても美味しいようだ。<br />
　さらに県内の購入経験者が品質の高さを感じたと回答した割合の高さで見ると、小城羊羹が２位だった。梅ヶ枝餅も、白い恋人やもみじ饅頭に続く９位だ。お茶席に出しても恥ずかしくなく、会社の机上で食べるには、もったいないような高品質の菓子のようだ。<br />
　「他の産品より高くてもこちらを買う」「贅沢な気分が味わえる」「なじみがあり、安心できる」など地域ブランド戦略サーベイには名産品の評価項目が全部で７７ある。これらの項目でどのような評価を得ているか、じっくり分析すれば、土産選びのレベルは飛び越え、百貨店の名産展のバイヤーが務まりそうなくらいの名産品通になれるだろう。<br />
　菓子に限らず農業、水産、畜産などの幅広い分野で調査してあるので、名産品やご当地料理の製造、販売に携わる人には、地域ブランド戦略サーベイが次の一手を考えるのに役に立つはずだ。<br />
　なお、いきなり団子を福岡で求めるのは少々厳しいが、梅ヶ枝餅と小城羊羹は福岡空港や博多駅、天神の百貨店などでも手軽に買えるようだ。
</p>

<p class="pb20">＜参考リンク＞<br>
<a href="../../../../service/branding/co-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>
</p>
	<p class="t_right">（せ）</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>沖縄県のブランド力が低下 ～地域ブランド調査①</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/02/post-39.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/hits//12.152</id>

    <published>2011-02-28T04:05:53Z</published>
    <updated>2011-06-29T23:25:53Z</updated>

    <summary> 「地域ブランド」の真の実力が問われる時代に 地域を取り巻く環境は厳しさを増して...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/">
        <![CDATA[<div class="block clearfix">

<h4>「地域ブランド」の真の実力が問われる時代に</h4>
<p class="pb30">
地域を取り巻く環境は厳しさを増しています。少子高齢化や大都市圏への人口集中に加え、国や自治体の行財政改革によって、地域は自らの力で生き残る「自立した地域」への変革が求められています。「自立した地域」の実現には、地域内の努力だけでは限界があり、地域外から資源を獲得することが必要不可欠です。その外部資源獲得の手段として、「地域ブランド」が注目されています。<br />
最近では、Ｂ級グルメの日本一を決める「Ｂ－１グランプリ」や各地の「ゆるきゃら」に注目が集まるなど、「地域ブランド」は受け手である消費者に広く浸透し、ブームのような様相を呈しています。<br />
この状況は一つのチャンスではありますが、一方で地域間の競争は激化しています。「地域ブランド化」自体が目的だった時代は終わり、地域ブランドが成果を出しているか、その真の実力を問われる時代に入ったといえます。
</p>

<h4>最新の「地域ブランド力」ランキングは？</h4>
<p class="pb10">
日経リサーチでは2006年、2008年に続いて3回目となる「地域ブランド戦略サーベイ」を2010年11月に実施しました。本サーベイの特徴は、地域のブランド力を独自性、愛着度、購入意向、訪問意向、居住意向の5つの視点から測定し、その結果をもとに当社が独自に得点化し、ブランドの総合力を算出しているところにあります。
</p>
<p class="pb10">
　今回は、その中から地域名そのもののブランド力を表す「地域総合評価」について、結果の一部をご紹介します。<br />
まず、都道府県の地域ブランド力は以下のような結果となりました。
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_01.jpg" /></p>
<p class="center pb10"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_02a.jpg" /></p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_02b.jpg" /></p>

<p class="pb10">
　都道府県では「北海道」「京都府」「沖縄県」が上位3位で変わりませんでした。ただし3位の｢沖縄県｣のブランド力が低下し、4位の「東京都」とのスコアの差は前回調査の90ポイントから、わずか4ポイントへと縮まりました。また昨年の大河ドラマの影響から「長崎県」が前回調査（2008年）の14位から9位へ、表外では「高知県」が前回32位から20位へと、大幅にブランド力を上げています。<br />
下位には北関東（茨城県、栃木県、群馬県）や山陰（鳥取県、島根県）、「福井県」、「佐賀県」などが並びました。しかし、その中で2006年に最下位だった「栃木県」が、今回41位まで順位を上げた点が注目されます。ご当地料理として評価が高い「宇都宮餃子」や、お笑い芸人の「Ｕ字工事」の活躍をはじめ、「栃木」を知ってもらおうという努力が、着実に成果を出した結果と考えられます。
</p>
<p class="pb10">
また、当調査では都道府県以外にも、市・特別区、観光地、旧国名のブランド力も測定しています。それぞれのジャンルでの地域ブランド力上位は下表の通りでした。
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_03.jpg" /></p>
<p class="pb10">
　上位５市は前回調査まで京都、神戸、横浜、札幌、鎌倉の指定席でしたが、今回は「札幌市」が脱落して６位（833）となり、代わって「函館市」が５位に浮上しました。もっとも両市のスコアの差は１ポイントしかなく、道内の首位争いが今後も続きそうです。 
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_04.jpg" /></p>
<p class="pb10">
観光地では「祇園（京都）」が首位を守りましたが、「富士山」がブランド力を上げて2位になりました。もともと日本を代表する「富士山」ですが、2010年の夏山シーズンでは過去最高の登山者数を記録しました（環境省関東地方環境事務所調べ）。山小屋の宿泊環境やトイレ事情を改善する快適登山活動や登山ガイドの増員などが中高年の登山ブームや山ガールを後押しし、人気を高める要因になったようです。 
</p>
<p class="center pb20"><img src="/knowledge/hits/images/20110223_05.jpg" /></p>

<p class="pb10">
旧国名では、居住意向などの評価が上昇した「湘南」のブランド力が上がりトップに立ちました。一方、前回、前々回とも首位だった「琉球」は２位に転落し、都道府県のランキングと同様の傾向を示しました。
</p>
<p class="pb10">
「2010地域ブランド戦略サーベイ」の結果より、地域総合評価のブランド力上位をご紹介しました。<br />
さらに詳しい内容をお知りになりたい方は、調査結果の報告書を販売しておりますので、下記のホームページをご参照ください。<br />
日経リサーチは、今後も当調査の結果から地域ブランドづくりに関わる方々の参考になる情報をお送りしていく予定です。
</p>

<p class="pb20">＜参考リンク＞<br>
<a href="../../../../service/branding/co-brand.html">地域ブランド戦略サーベイ</a>
</p>

	<p class="t_right">ソリューション第一グループ　加藤昌俊</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>高まる幸福度指標への期待 </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2011/02/post-12.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/search//2.118</id>

    <published>2011-02-23T08:02:42Z</published>
    <updated>2011-06-23T14:40:05Z</updated>

    <summary> 中国が2010年の国内総生産（GDP）において日本を抜いて第２位になったことが...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[<p>
中国が2010年の国内総生産（GDP）において日本を抜いて第２位になったことが話題になっている。GDPは国の経済の規模・成長を測るモノサシとして広く利用されているが、近年にわかに国民の幸福度を国の指標として作る考えが進行している。
</p>

<h4>幸福度指標への世界的な取り組みがはじまる</h4>
<div class="block clearfix">
<p class="btm15">
GDPは、地球環境や人類の存続にマイナス要因となる経済活動までもが計上される一方で、社会文化活動などの金額で捕捉できない活動は含まれないなど、国民の求める価値とは一致しないという問題点を抱えている。そこで、人類の存続や国家の長期的な繁栄のための指標として検討されているのが幸福度指標である。<br />
幸福度指標に対し先鞭をつけた国はブータンといわれる。ブータンの先代の国王、ジグメ・シンゲ・ワンチュク第四代国王が1976年にGNH（Gross National Happiness＝国民総幸福量）といった哲理を国是としたことで国際的に知られるようになった（「幸福立国ブータン」大橋照枝著）。<br />
ここ数年、地球環境問題が深刻度を増し現実的な脅威となったことにより、ブータンの提起したGNHという指標に関心がもたれるようになった。07年11月にはEU、OECDが中心になって｢GDPを超えて会議｣がベルギーで開催され、あらたな尺度の必要性が確認された。08年のリーマン・ショックは、世界の人々に物質的・金銭的な豊かさだけでは幸せはつかめないということを再認識させることとなり、この流れに弾みをつけた。<br />
フランスのサルコジ大統領は2008年に｢幸福度測定に関する委員会｣を発足させ、09年9月、「フランスは経済発展の計測にGDPとは異なる＜ハピネス（幸福）＞を織り込んだ」と幸福度指数の作成を検討する報告書を発表した。この流れは欧州やカナダ、韓国などの同様な研究にひろがっている。<br />
日本では、09年12月に民主党政権が｢新成長戦略｣をまとめ、そのなかで「生活者が本質的に求めているのは『幸福度』（well-being）の向上であり、それを支える経済・社会の活力である。こうした観点から、国民の『幸福度』を表す新たな指標を開発し、その向上に向けた取り組みを行う」と発表した。<br />
10年5月パリで開かれた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会では、日本が国民の｢幸福度｣を示す世界共通の指標作成を呼びかけ（10年5月28日日経電子版）、12年11月にインドで開く｢幸福度に関するワールド・フォーラム｣で各国が案を持ち寄ることになっているという(11年1月1日日経電子版)。
</p>
</div>

<h4>幸福度は国の指標となりうるか－進む幸福意識の調査</h4>
<div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
            人間の幸福についてフランスの作家ナタリー・サロート（1900～1999年）は、「この幸福の探求は、目的に近づくかに思われるようになるにつれて、次第に目的から遠ざかるという特性をもっているということである」と語る。幸福感は、目標や希望との相対的な距離感でもあるがゆえに移ろいやすく、かつ、個人個人の価値観や国民性によりそのとらえ方も異なるため、「幸福度」を国の指標とすることには課題も多い。<br />
            最近の日本の政府統計で｢国民の幸福度の追求｣が提起されたのは、「国民生活白書」の08年版(以降休刊)である。この白書では、戦後の生活水準は上昇し、日本は世界有数の経済大国になったが、「物質的な豊かさとともに、国民は精神的にも豊かに、言い換えれば幸せになってきたのであろうか」と国民生活の向上に向けた新たな尺度の必要性を提起している。<br />
            10年度の「国民生活選好度調査」ではこの課題を正面から引き継ぎ、「幸福度をあらわす新たな指標の開発に向けた一歩として、国民が実感している幸福感・満足感の現状を把握する」ことを調査目的とした調査を実施している。<br /><a　href="http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h21/21senkou_03.pdf">http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h21/21senkou_03.pdf</a><br />このように幸福度は、既存の調査手法で属性別や国別の違いを統計量として把握することは可能であり、すでに国際比較の調査も行われている。
        </p>
    </div>

	<h4>｢幸福のパラドックス｣をどう克服するか</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
            調査した幸福度が、今後どのようにして幸福指標として確立され、国民生活の向上や経済の継続的な成長に結びつけられるかがこれからの課題となる。<br />
            そこで持ち上がるのが、｢多くの国で戦後の数10年間に国内総生産(GDP)が増え、生活水準が大幅に改善したのに、その間の国民の主観的幸福感の平均値はあまり変化していないという事実｣（大阪大学教授　筒井義郎氏　日本経済新聞「幸福の経済学(3)～(8)」09年4月24日～5月1日）である。これは、経済成長が人々の幸せに結びついていないという｢幸福のパラドックス｣といわれる議論だが、興味深いのは同氏がその理由を「精神的な仮説」（①相対所得仮説＝幸福感は絶対的な所得よりも、他人と比較した相対的な所得に依存する、②順応仮説＝人間や動物は環境に慣れる性質がある）と「測定上の原因」に分けている点だ。氏は測定上の原因として、｢一定の枠内で答えてもらった主観的な幸福度が、どんどん拡大する国内総生産とかい離するのは当然であろう｣と指摘し、1つの方法論として「幸福度の水準ではなく、前期からの変化を質問することである｣と提起する。<br />
            我々リサーチャーがたびたび経験することは、広告の効果測定やブランド調査を時系列で実施するとき、企業の広告投下実績や担当者の思いに反して、時系列の数値が期待以上に伸びないことだ。しかし、前年と比較してそのブランドのイメージや好意度の推移感を質問するとそれなりの上昇感を確認できる。幸福度の測定も、複合的な設問を用意し定性的な意識を定量化する仕組みが必要だ。<br />
            また、指標の作成に当たっては、上記の調査活動により国民の幸福感がどのような要因より生まれるか、たとえば治安、健康・寿命、教育、文化・市場外活動、所得・労働、環境などを客観指標として用意し、幸福感に与える影響度合いに従って、優先施策に向けたウエート付けが行われる仕組みが必要だろう。<br />
            このような方法に従えば、幸福度を高める施策は、幸福度の水準や影響要因により変化し、時代や地域や国が異なることにより異なる政策が提起されるはずである。
        </p>
    </div>

	<h4>幸福度指標で変えられること</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
            幸福度指標の検討は、国民の意識や価値観にもとづいて経済や社会を見直すチャンスとなる。<br />
            「世界価値観調査」の幸福度の国際比較（05年前後）によると、日本のランクは57ヶ国中24位となる。世界一の長寿国、一人当たりの所得は17位という国にもかかわらず、日本の幸福度は低い位置にある。日本人が豊かさを求めてきたなかで忘れられた価値観はないだろうか。<br />
            そのような視点で近年の生活意識の推移を振り返ると、日本人の幸福度の低さは、豊かさを「得ること(享受すること)」だけでは満たされず、みずから社会や周囲の人に「与える」ないしは「分かち合う」ことを求める時代になったことが背景にあるのではないかという考えに至る。<br />
            この意識が顕著に示された調査がある。内閣府で実施した｢社会意識に関する世論調査｣によると、今日の消費者は「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」という人の割合が05年以降急増し、国民の過半数を超えた。別の調査では、自分の行動で社会が変わると思う人が6割近くを示す結果もある(「国民生活選好度調査」08年)。自己利益だけでは社会を良くできないという意識が高まり、社会的な参加意識が生活者に醸成されている。<br />
            そこで幸福度指標の設計に当たり配慮すべきことは、国や自治体・企業などの組織が一方的に与え、国民や消費者が一方的に享受するという社会構造の見直しではなかろうか。国民や消費者が、与えかつ享受できる主体的な関係性を社会に築ければ幸福感は高まる。<br />
            たとえば、幸福度を地域の指標として使うことにより、次のような展開案が描ける。<br />
            国家予算が逼迫し、今後さらに高齢化により高齢者向けの福祉・健康予算が増大する。このままでは国や地方自治体の財政は破綻しかねない。そこで、地方自治体が幸福度の向上策として地域住民に社会活動への参加を積極的に勧め、今まで費用化していた地域福祉活動の経費を抑える。これは地域住民にとっては生きがい(幸福)の創出、自治体にとっては維持経費の削減という一挙両得の効果が期待できる。幸福度指標の導入は、歳入歳出を中心とする自治から動機づけや生きがいに基づく自治を目指すきっかけとなる。<br />
            幸福度指標の導入は単なる測定手法の導入ではなく、国民や為政者が持続可能な社会に向け自らの意識と行動を振り返る指標でなくてはならないと思う。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        専務執行役員　花上雅男
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>デジタルサイネージが変える、情報の収集と発信 </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2011/02/post-11.html" />
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    <published>2011-02-15T07:51:35Z</published>
    <updated>2011-05-18T08:11:54Z</updated>

    <summary>	拡大するデジタルサイネージ市場               	        ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[	<h4>拡大するデジタルサイネージ市場</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
	        　デジタルサイネージを利用する動きが本格化し始めた。デジタルサイネージとは、「表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタによって映像や情報を表示する広告媒体（電子看板）のこと」（Wikipedia）である。最近では大型商業施設、駅のコンコースや電車内に設置されており見かける機会が増えてきた。<br />
            デジタルサイネージは、約10年前に液晶テレビやプラズマテレビの大型化薄型化が進み、これをビル内や駅コンコースに新コミュニケーション媒体として設置したのが始まりだ。当初はテレビ映像やCMを繰り返し流す利用が中心であったが、その後、人感センサーと連動した映像表示や、タッチパネルによる対話型の利用が広がった。今後は、商業施設や駅コンコース・車内の利用に加えて、商店街、公共施設(学校・病院・役所)、自販機、オフィスビルなど人が集まるあらゆる場での活用が期待されている。<br />
        市場拡大に対応すべく、デジタルサイネージをメディア化するために必要な標準化を行う団体「 <a href="http://www.digital-signage.jp/">デジタルサイネージコンソーシアム</a> 」　に新規参画する企業も増えている。また、従来的な「屋外広告」の映像化から「スマートフォンなど通信との連動」さらには「インターネットにつながる家庭TVとの連動」がグローバルな規模で動き出そうとしている。デジタルサイネージが広く普及し情報端末と連動することになれば、マーケティングシーンが大きく変わる可能性がある。 </p>
    </div>

	<h4>双方向メディアとしての威力</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	デジタルサイネージの利用方法は設置場所によって様々である。主な利用事例を挙げると、まずメーカーのショウルームでは商品と連動する利用が多い。関心のある商品にタッチするとその商品の説明画像が映しだされる仕組みである。駅前や公共施設での利用では、地域情報や地図情報からお勧めのグルメ情報と連動させるケースが多く見られる。商店街では街角サイネージを設置し、店舗の紹介とクーポンの発行を連動させている。<br />
            　ユニークな利用では、自動販売機にデジタルサイネージを搭載したケースがある。昨年8月、JR東日本ウォータービジネスが品川駅でこのデジタルサイネージを組み込んだ次世代型自販機を設置して話題になった。人感センサーにより自販機の前に誰もいないときは映像コンテンツを流し、人が来ると商品表示に切り替わるというもの。さらに、顔認証技術を搭載して自販機の前に立った人の顔を設置したカメラで自動的に性・年代を認識し、購買時点の時間や気温のデータを加味して過去の購買履歴情報から好みの飲み物を類推するという。結果はデジタルサイネージに"お勧めマーク"を表示して消費者の購買意欲を刺激する仕掛けになっている。スタート時の売上げは大変好調のようである。また、ドリップ式コーヒー自販機にデジタルサイネージを組み込んだケースでは、豆を挽いて出来上がるまでの待ち時間を利用して映像を流している。リフレッシュタイムを巧みに利用したもので、全国各地の観光プロモーションを広告モデルで取り組もうとする動きも具体化しつつあるようだ。<br />
            　また、デジタルサイネージとケータイをICカード技術やQRコードで連動させる動きもある。デジタルサイネージの画面で選択した情報をFeliCa対応ケータイに配信するもので、大学のサイネージにケータイを近づければ学校案内や入試情報が簡単に入手できる仕組みである。双方向メディアとして情報のフィードバック方式は重要なポイントになる。他にも店頭の電子POPをiPadなどケータイ端末に切り換える案も浮上している。近年、スーパーやホームセンターの商品棚で7インチサイズの電子POPを良く見かけるが、ほとんどがメモリーカードを差し込んで動かしている。これをiPadなどタブレット端末に切り替える構想で、情報が一斉同報できればデジタルサイネージとしての価値が向上すると目論んでいる。
        </p>
    </div>

	<h4>デジタルサイネージ利用におけるリサーチ</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　そもそも対話型で情報を表示するデジタルサイネージは、個人の意識や行動を問うアンケート形式の利用には向いている。また、映像を見せる調査や回答の分岐が多い調査にも効果が高い。時間や場所が特定されることによる調査精度、対象者の偏りを考慮するという前提で言うと、商業施設の出口付近にデジタルサイネージを設置して「簡易版来店者調査」を自動的に実施できることは魅力的である。<br />
            今後、店舗など販売の現場では、消費者の行動を予測し個別に役立つ情報を先回りして提供する動きが一段と強まると考える。先に紹介した、次世代型自販機が自販機を前に何を飲もうか迷う消費者に対して「先回りして勧める」ことで、「ドキドキ感、楽しさ」という価値を提供したJR東日本ウォータービジネスの事例が参考になる。店内では、消費者の行動を人感センサーや顔認証技術、ICカード・RFID（微弱電波による固体識別）などを利用していち早く認識・識別し、個別にマッチする情報・コンテンツをデジタルサイネージで提供する。消費者は自分に直接関係し関心がある情報に接触し敏感に反応（購入）する、という一連の動きが想定される。調査会社としては、消費者を識別する技術にデジタルサイネージを連動させる動きや、先回りして消費者に情報提供する動きが求められるようになる。<br />
            2011年はスマートフォン元年といわれている。iPhone/iPadに加えAndroidスマートフォンが本格的に普及するといわれている。このスマートフォンの普及も、デジタルサイネージに少なからず影響を与える。通信・ネットワークでつながったデジタルサイネージが広く普及すると、個人が持つスマートフォン端末や情報端末と連動が可能になるからだ。<br />
            デジタルサイネージは、個人の端末と情報をやり取りする機能を付加することでターゲット別や個人属性別のプロモーション（情報提供）に威力を発揮するようになる。また、リサーチ（情報収集）機能が加わることで双方向性の高い媒体となる。リサーチとプロモーションが一体化したデジタルサイネージにおいては、「情報を集める」のではなく「情報が集まる」ところから次の一手を考える必要がある。集まったデータをどのように結びつければ消費者に役立つ情報が提供できるか、購買行動につながるか、そして面白い発見がどこにあるのか。柔軟な発想で提案することが、調査会社としての課題である。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        執行役員　堀口良成
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>生の声を大切に、インターネットでは見えない本当のニーズ </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2011/02/post-10.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/search//2.115</id>

    <published>2011-02-01T07:48:59Z</published>
    <updated>2011-05-18T08:14:33Z</updated>

    <summary>                          　デパートやスーパーの食品売...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
            　デパートやスーパーの食品売場で試食を経験した人は多いと思う。良い匂いや販売員の笑顔に思わず手を出してしまい、買ってしまったという人もいるだろう。<br />
            　バナナの叩き売りというと聞こえは悪いが、知名度の比較的低い調理用品や洗剤を客（観衆）の前で実演しながら売る小劇場型販売スタイルも伝統的な売り方といえる。<br />
            　試食も叩き売りも、売り場というリアルな場所での販売だ。売り手が客と会話を交わしながら、客の心を引き付けて売るそのノウハウを持つ人材がいなくなったせいか、テレビ通販の台頭もあり最近はこうした販売を見る機会が減ってきた。<br />
            　一方インターネットの世界では続々と新しい販売手法が出現している。<br />
            　昨年ベストセラーになったクリス・アンダーソンの新著「ＦＲＥＥ」（自由でなく、無料の意味）はその販売方法が話題になった。２００９年７月の英語版では発売と同時にネット上での無料ダウンロードを２週間だけ可能としたところ、世界で３０万回のダウンロードがあったという。<br />
            　日本語版でも発売前にネットで無料ダウンロード希望者を募り、1万人に先行配布すると発表すると、2日で一杯になったらしい。ＦＲＥＥを売るために無料版を提供するという手法が宣伝効果となり、有料本が２０万部近く売れたようだ。<br />
            ＦＲＥＥの中で著者のクリス・アンダーソンはビジネスモデルとして、①直接的内部補助②三者間市場③フリーミアム④非貨幣市場──の４つに類型化した上で、それぞれの歴史的な推移から、さまざまなＦＲＥＥや販売手法があると詳細に説明している。冒頭の試食のようなお試し提供はともかく、叩き売りのような小劇場型販売はリアルな場では影をひそめたが、インターネットやマスメディアの中では進化し続けている。<br />
            　お試しの手法では新聞広告やチラシ、インターネットでの試供品や割安価格でのトライアル品提供をうたい、希望者に配送する方法が一般的となった。店頭のような特定の場所での提供だけではなく、一挙に多くの人に告知して「味をしめて」もらう。<br />
            　希望者の個人データも入手できるため、この手法を用いる企業は着実に増えている。化粧品や健康食品、サプリメントなどで新規参入する企業に多く見られる。トライアル品といっても、無料（ゼロ円）提供より500円～1000円程度での提供が多い。<br />
            　ただこの手法の注意点は希望者の「真の顔」が見えないことだ。本当はトライアル品を欲しくないのに、申し込めば別のインセンティブが手に入るような仕組みがインターネット上にあることも多いからだ。インセンティブ欲しさにトライアルを申し込む人が多いと本当の需要がつかめない。<br />
            　店頭での小劇場型の販売はテレビ通販にとって代わられている。一つ一つの商品に時間をかけ、スペックより使い方や見た目の良さをアピールし、さらに拍手や歓声を交え、劇場を演出している。時間の経過に従って在庫が減っていく様子を見せたり、売り値の提示時間を微妙にずらすなどし、視聴者の反応次第で売り方を変えていくことで、売り上げを増やせるという。<br />
            　大型の家電量販店で話題のデジタル製品の実演ブースに立ち寄ると、応援で来店していたメーカーの担当者に「あなたがこの商品をお持ちになったとしたら、どんなシーンで使われますか」と聞かれた。私は自分なりの使用シーンを一日の生活を振り返りながら彼に話した。彼は消費者との日々のこうしたやり取りを自社の開発担当者に報告であげているという。<br />
            　インターネットをみればツィッターからブログ、口コミやレビュー情報までいくらでも出ているのにと思うのだが、利用者の知識、経験レベルや使用頻度、使い方を聞きながら利用シーンを聞いていくことでより多くの人に支持される使い方に対応できるよう速やかにソフトを開発するのに必要なのだという。<br />
            　インターネット全盛時代ともいえる昨今、インターネットで手軽に速やかに、そして安くマーケティング活動ができるようになった。見込み客や利用者の声もインターネットを使えばすぐに数を集めることは可能だが、それがどこまで役に立つ情報か、疑問な部分もある。<br />
            　数やデータが重要なことは言うまでもない。しかし見込み顧客や口コミの発信者の「顔」が見えづらい中、このメーカーの担当者のように、消費者との直のコミュニケーションの中で、生の声や表情をしっかりとつかんでおくことも次の一手を打つ上で大事である。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        常執行役員　鯉江淳二
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>マーケティング、まずは社内から、従業員を対象に </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2011/01/post-9.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2011:/knowledge/search//2.114</id>

    <published>2011-01-24T07:36:52Z</published>
    <updated>2011-05-18T08:15:23Z</updated>

    <summary>                      	日本で顧客満足度が一番高い製品やサ...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	日本で顧客満足度が一番高い製品やサービスを提供している企業はどこか。同業種内でのライバルの順位付けならともかく、異業種の企業とも比較でき、業種を横断して満足度に順位をつけるのは結構な難題だ。<br />
            その難題を解決する指数をアメリカのミシガン大学が開発したという。これは便利ということで、日本生産性本部傘下のサービス産業生産性協議会が中心となり、日経リサーチなども参加して日本版の指数「ＪＣＳＩ」を開発した。<br />
            早速そのＪＣＳＩを２９業界の２９１社を対象に算出したところ、最も顧客満足度が高かったのは、東京ディズニーリゾートだった。入園者数が世界最多で、しかも日本に限らずアジア各国からのリピーターが多いことなどを考えても、同社がＪＣＳＩの高さで１位になったのはうなずける。<br />
            それでは、なぜ東京ディズニーリゾートの顧客満足度はそんなに高いのか。満足度の高さの秘訣は何か。ＪＣＳＩを構成する評価項目を見ると、従業員の提供するサービスの質が高く、しかもバラツキがなく、均一に高いことが読み取れる。<br />
            東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドで働くスタッフはキャストと呼ばれ、その数は約２万人。そのキャストの９割はアルバイトだそうだ。<br />
            世界的に、理念経営の代表といえるディズニーランドだが、日本のオリエンタルランドの企業使命は「夢、感動、喜びとやすらぎを提供し続ける」こととしている。この活動の循環がオリエンタルランドのビジネスで、循環のためには原資が必要。<br />
            原資は、顧客に必要とされるものを提供して得た対価による利益。利益を上げるためには、売り上げを増やすか、費用を削減する方法がある。このうち売り上げの増加は、顧客の満足が伴わなければならない。<br />
            費用の削減を進める際は、安全や求める品質を保たなければならないと規定している。特定の部門、例えばゲスト（オリエンタルランドではディズニーリゾートを訪れた人々をこう呼ぶ）に接するキャストだけではなく、すべてのキャストにこの方針は徹底しており、そもそもこの方針に共感できない人間はオリエンタルランドのスタッフにならない。<br />
            だからここで働くキャスト全員にこの考えは浸透しており、それを実践している。そしてオリエンタルランドは２０１０年３月期に２年連続過去最高益を更新し、今期も３期連続最高益更新を視野に入れている。<br /><br />
            「消費者と顧客の立場にたった"よきモノづくり"を行い、世界の人々の豊かな生活文化の実現に貢献する」。これは花王グループの企業活動の拠りどころとなる企業理念（Corporate Philosophy）で「花王ウェイ」と呼ばれている。<br />
            花王グループのホームページによると、花王ウェイはグループの中長期の事業計画の策定から、日々のビジネスにおける一つひとつの判断の基本ともなる。これによりグループの活動は首尾一貫する。<br />
            一人ひとりの従業員にとっては会社の発展と個人の成長を重ね合わせ、仕事の働きがい、生きがいを得るための指針となる。花王グループの各企業、各メンバーは花王ウェイをマニュアルや規則としてではなく、それぞれの仕事の意義や課題を確認するための拠りどころとして共有しているという。<br />
            まさに会社の考えや目指すところを全社員が共有して、会社の発展とともに、個人の働きがいや生きがいを得ようとする理念である。<br />
            ２００９年に起きた「エコナ関連製品」の製造・販売中止は記憶に新しい。長年の研究開発を経て１９９９年に発売したエコナは、当時２００億円規模の主力製品に成長していたが、食用油中に含まれる物質の発ガン性が指摘されたことをうけて製造・販売中止にいたった。<br />
            これも花王ウェイを実践した決断として当然のことのようだ。花王は徹底的した安全性評価を行い、再度消費者の健康な暮らしに貢献できる機能性食用油の発売をめざしている。<br />
            同じ会社で働く社員が同じ目的をもち、それを実現するための共通の認識のもとそれぞれの立場で働き、結果がともなう。それが働きがいに通じるのではないか。<br />
            会社の考え・意思、目指すところを従業員一人ひとりが共有することが大事だろう。社員それぞれが違う方向を見ていては会社は前に進めない。<br /><br />
            早稲田大学の木村達也教授は、昨年４月９日付の日本経済新聞の経済教室で一般顧客でなく、社員を対象に働きかける「インターナル・マーケティング」の重要性を説いている。<br />
            企業活動に創造性とスピード感が強く求められるようになっているので、マーケティングは専任部門だけでなく、顧客に少しでも関係するすべての社員、つまりその企業で働く全員がマーケッターになる必要がある。そのために自社の従業員を対象に働きかけるマーケティング、すなわちインターナル･マーケティングが重要という。<br />
            木村教授はインターナル･マーケティングを「組織がその目標を中長期に達成することを目的として実施する内部組織の協働のための一連のプロセスあるいはコミュニケーション」と定義している。<br />
            　インターナル･マーケティングの顧客は社員であり、対象商品は仕事。従業員に喜んで仕事を買ってもらい、買い続けてもらうことで、社内の至る所に共鳴関係ができあがり、その結果、付加価値に優れた製品やサービスが市場に提供され、最終顧客の満足を獲得することができると説く。<br />
            　木村教授と当社の共同調査で、収益や顧客の増加といった企業の業績に影響を与える要素として、①経営陣が明確な中長期指針を設け、社内に徹底されているかといったリーダーシップ、②部門間や部門内の自由な議論・協力・連携の度合いなどのコラボレーション、③社内外の情報の収集・活用の度合い、④現場における効率的な対応力であるオペレーション力、⑤新製品・サービスを生み出し展開する市場開発力──の５つが導き出された。このうち特に、②の社内のコラボレーションの度合いが高いほど、全般的なマーケティング活動がうまく行き、企業の業績向上などの成果としても表れるという実態が見えてきた。<br />
            　そして、売り上げや利益を左右するのは景気変動などマクロ的な環境要因によることもあるが、それらに適切に対応していくためには、社内の「全員マーケティングを目指す必要」があり、まず経営者は「理念やブランドの意味を簡潔に示し、それを社員全員に徹底させるためマーケティングの手法を社内でいかすべき」であろう。「これらはすべて、市場に対してマーケティングを展開する前に実行しなければならない社内に向けたマーケティングである」と結論づけている。<br /><br />
            インターナル･マーケティングはまず会社の考え・意思、目指すところを従業員一人ひとりに共有させるところから始まる。オリエンタルランドや花王グループはインターナル･マーケティングという言葉こそ使っていないが、仕組みとして取り込み、それを実践しているといえる。<br />
            当社は木村教授と共同で、「利益を伸ばしている」「売上を伸ばしている」企業の内部組織の仕組みをインターナル･マーケティングの視点から実証的に明らかにするモデルを開発した。このモデルを活用すれば、中長期的に成果を上げ続けるための組織改革や改善施策を練る際の力強い武器となるだろう。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        常務執行役員　羽白　勝
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「調査会社」自身がもっと情報発信を </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2010/12/post-8.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2010:/knowledge/search//2.113</id>

    <published>2010-12-17T07:21:45Z</published>
    <updated>2011-05-18T08:16:18Z</updated>

    <summary>	「調査」の社会性とは                       	　「職業」...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[	<h4>「調査」の社会性とは</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　「職業」をいくつかの辞書で引いてみると「日常従事する業務。生計を立てるための仕事。生業。なりわい。」「日常的に従事する業務や労働など、技能、知識、能力などをまとめた一群の職務のこと。」と記されている。また、職業の三要素として、①経済性：収入を得て、生計を支えること　②社会性：社会の中での役割を担う事により、社会に貢献すること　③自分個人の人生の目標や生きがいを充足させ、実りあるものにすること、とも書かれている。①は手段としての職業、②③は目的としての職業を示していると言えよう。仕事のやりがい、達成感、目標設定といった言葉を見聞きする機会が増えていることからも、個人の職業意識において②③の比重が高まっていることは想像に難くない。<br />
            　職業・仕事としての「調査」の社会性といったことを少し考えてみたい。
        </p>
    </div>

	<h4>キーワードは対話・コミュニケーション</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　当社の経営理念では、「私たちは付加価値の高い調査・情報サービス事業を通じて、企業と社会との対話を促進し、顧客の繁栄と社会の発展に貢献します。」と謳っている。<br />
            　調査会社の業界団体である社団法人日本マーケティング・リサーチ協会のホームページにおいても「マーケティング・リサーチの健全な発展と普及、倫理の確立を目指し、（中略）マーケティング・リサーチは、あらゆる種類の財やサービスに関して供給者と消費者の間のコミュニケーションとして極めて重要です。」と表明している。対話・コミュニケーションがキーワードであり、調査会社の存在価値そのものを示しているといえよう。<br />
            　また、調査会社への就職希望者の志望動機としてよく聞く言葉は、以下のようなものである。「企業と消費者の接点になる仕事ができる」「消費者、企業の両方にメリットをもたらす仕事ができる」「多くの業界・製品・サービスとの接触ができる」「多業種と関われる可能性がある」。ここでも、要素としては媒介・コミュニケーションが登場する。
        </p>
    </div>

	<h4>調査会社と社会とのコミュニケーションは</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	では、調査会社の機能・要素として対話・コミュニケーションをかかげる調査会社自身が社会とのコミュニケーションを十分にできているといえるであろうか。<br />
            　一般の人々に「調査データ」で思い起こすものをなんでもあげてくださいと質問したら<br />
            どんな回答となるであろうか。視聴率、世論調査等はあがってくると思われる。昨今の状況から推測すれば内閣支持率という言葉もあがる可能性は多分にあると想像する。あとは記事・ニュース等で報道される機会が多い政府の統計調査であろうか。マーケティング・リサーチ、市場調査あるいは企業調査という言葉が一般の人々からどの程度あがってくるであろうか。想起の範囲・頻度のこともさりながら、全体的状況として調査への協力率（回収率）が低下傾向にあることも考えあわせると、「調査データ」の有効性をわかりやすく伝えていく活動を展開し、その認知・理解を拡大・深化していく余地がまだまだあるのではないかと思われる。<br />
            　そもそも｢調査｣という業務は、調査に回答していただく方々の協力があって始めて成立するものであることを忘れてはならない。日本マーケティング・リサーチ協会の綱領における「調査対象者の保護、すなわち、調査に協力したことの直接的又は間接的な結果として、調査対象者が身体的、精神的、経済的、その他いかなる側面においても被害を受けたりや不利益を被らないことを保障することは、マーケティング・リサーチの存立基盤である。」との記述も前記のことがベースにあることは疑いの余地がない。<br />
            調査への回答をお願いする人々は、ビジネスマン・ウーマンの場合もあるが、多くは一般の人々である。ビジネスマン・ウーマンであればご自身の仕事を通して「調査」「調査データ」と接点のある人もいるとは思われるが、それでも直接的接点のある人は少数派であることは間違いない。一般の人々はとなると、調査の回答依頼を受けるという接点があるにしても、その機能・役回りまでを多く理解していただけている人々はさらに少数派であると推測できる。今後に向けて「調査データ」の存立環境を維持・向上させていくためには、まさにその機能・役回りについての理解を広く獲得していくことが必要と思われる。
        </p>
    </div>

	<h4>調査の特質を超えた情報発信を</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	あらためて調査の特質をいくつかあげてみよう。①公表を目的とした一部の業務を除けば調査データは依頼主だけに提供される　②業務の発生が依頼を受けて実施する受注型が中心である　③（したがって）守秘義務を伴うケースが多い　④企画設計・調査準備・調査実施・分析・報告という業務のプロセス・内容を説明しにくい。これらの業務の特質も関係し、その時々の業務で回答を依頼する人だけではなく、人々一般に対して「調査データ」の有効性そのものをわかり易く伝える機会や行動が不十分であったという傾向は否めないのではないだろうか。<br />
            社会に向けては、タイムリーな自主調査の企画・実施、その調査データの発表等を積み重ねていくことが必要であろう。このような活動を通して「企業と社会のコミュニケーションを図る」ことを実行する調査結果・データをいろいろな機会を通して伝えていくべきであろう。商品・サービスの開発あるいは評価につながっている、顧客満足の向上につながっている、企業と消費者の円滑なコミュニケーション活動につながっている、といったことを調査会社自身のデータとして世の中に発表していくことが必要かつ望まれていると思われる。そのことが調査の有効性・有用性をより多く浸透させることにつながり、調査環境の維持・向上にもつながることになると思われる。<br />
            クライアントに向けては、なによりも受注型を中心とする業務対応からの脱皮が必要であろう。自主調査をベースとしての積極的なデータ提供、個別受託業務の範囲を超えた各種関連情報の提供等も行っていくことが、顧客との一体型を実現していくことになり、「パートナー」と言われる道を切り開いていくことになろう。<br />
            　対社会全般、対クライアントに向け、上記のような展開を実行していくことが調査会社の存在と機能の認知拡大につながり、ひいては「調査データ」そのものの有効性向上を促進することにつながると思う。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        専務執行役員　坂内克正
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「見える化」でリサーチができること </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2010/11/post-7.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2010:/knowledge/search//2.112</id>

    <published>2010-11-29T07:09:15Z</published>
    <updated>2011-05-19T08:05:39Z</updated>

    <summary>  	いま企業や組織の「見える化」に向けた取り組みが話題になっている。「見える化...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[ <p>
	いま企業や組織の「見える化」に向けた取り組みが話題になっている。「見える化」とは何か、そして、その考えはリサーチの活動に応用できるのか。社会や消費者の意識や行動を「見える化」してきたことを自負するリサーチ業界にとって、その意義を改めて考えてみたい。
</p>

	<h4>社会に拡がる「見える化」の波</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　「食の安全を求めて、見える農業安心つくる」「株主総会『見える化』効果　企業に新たな緊張感」「積水化学とNEC、省エネ『見える』住宅1万棟」。これらはいずれも「見える化」に関連した最近の記事見出しである（日経電子版から検索）。日経テレコンによると、日経3紙での記事件数は、06年39件、07年47件、08年90件、09年147件、10年（10月末時点）124件と話題が急増している。<br />
			　「見える化」の話題が増加した背景はなんだろう。そこで、日経電子版から今年の記事を「何のための見える化なのか」という視点で整理してみた。その結果はおよそ次の5つのねらいに分類できる。<br /><br />
            動機づけ：表示するだけでなく、次の行動を誘引する表示機能として。事例：ゲーム感覚でエコを「見える化」、エコ運転を選択するたびに、ポイントが加算されてリモコンモニター上の木が育つ（ダイキン工業、日経夕刊8月11日）<br /><br />
            指導・啓蒙・アラート化：一定の値を超えると注意喚起をする機能として。事例：キヤノンは各自のパソコンから在庫の総量が見られる仕組みを構築、一定の値を超えると関係者全員にアラートが飛ぶ（日経電子版6月2日）<br /><br />
            業務効率の改善：利益改善による効率化をわかりやすく表示する機能として。事例：ストップウォッチで陳列や清掃の作業時間を計測するなど、作業効率を「見える化」することで新たな効率化の余地が生まれる（サンドラッグ、日経電子版7月20日）<br /><br />
            標準化と業界標準の推進：技術・システムなどを視覚化することで管理を容易にし、業界標準を推進する仕組みとして。事例：「システム品質『見える化』NTTデータなど6社が指針」。システム品質の共通尺度を作り、顧客側とシステム会社側での認識の食い違いをなくすのが狙い（日経電子版2月26日）<br />
            公開性やガバナンスの強化：予算編成や企業会計の見える化など。事例：地方管理空港の負担、財務書類で「見える化」。住民による空港運営のガバナンスが強化され、効率的な運営に（日経朝刊9月23日）<br /><br />
            消費や経営、技術、地球環境など様々な分野で新たな秩序となる価値や尺度が生まれ、それを伝えるべき人々に確実に「見せる」「知らせる」「働きかける」という意思が働いた言葉として広く使われているようだ。
        </p>
    </div>

	<h4>リサーチは元祖「見える化」ビジネス</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　顧みれば、マーケティングリサーチは「見える化」を生業とする。消費者や社会という人の集合体を統計情報として可視化するビジネス。元祖「見える化」ビジネスとして、今日の「見える化」に託される社会の要請を自覚するならば、リサーチ事業こそ今日の「見える化」が暗示する上記の５つの機能を再点検してみる必要がある。<br />
            　まず、「見える化」で最初に思い当たるのは、リサーチユーザーの「動機づけ」への対応だ。われわれは、ユーザー側の仕様書やそこでの調査目的には十分な対応を図るが、その先のユーザー側の「動機」に応えているだろうか。私の経験をいえば、以前、当社の調査担当者に当社に発注を頂いたブランド調査の目的はなにかを質問したことがある。その答えをブランド調査のいくつかの類型のひとつとして想定していた私に、即座に返った答えは「当社のお客様を増やすこと」であった。ユーザー担当者はリサーチ会社に対し業務の詳細は話してくれるが、経営に起因する動機はとかく担当者の背後に隠されたままである。われわれは、背後に回り動機を理解することで真の「見える化」が可能となることを改めて認識したい。<br />
            　つぎに、「業務効率の改善」への取り組みはどうか。マーケティングリサーチの活動においては、広告や販売促進といったアウターな調査テーマに加えて顧客満足度（CS）や観察調査（ミステリーショッパー＝MS）といったインナーマーケティング領域のリサーチが増加している。このことから、サービスを重視する多くの企業がすでにリサーチを活用して「業務効率の改善」に向けた取り組みを進めていることがうかがえる。当社が本年7月に行ったインターナル・マーケティング調査では、この1年間の企業の「増益」「非増益」の分岐要因を調べたが、上位のマーケティング要因は「顧客からの意見・苦情のデータベース化」「CS調査」であった。CS調査、MS調査、従業員調査、インターナル・マーケティング調査などの調査が企業経営のPDCAのサイクルに組み込まれたことで、企業の「増益」に結びつく成果が見え始めているようである。<br />
            リサーチの「指導・啓蒙・アラート化」機能は、上記の「業務効率の改善」同様、インナー型のマーケティングリサーチで取り組みが進んでいる。たとえば、観察調査の結果を活用して社内の業務効率化コンテストを行う、研修セミナーで優良部門の実行事例を紹介し啓蒙する、問題部門にはアラートを飛ばすなど。調査結果を「指導・啓蒙・アラート化」することにより、社内に「見せて」「知らせて」「働きかける」行動力のある組織をつくることができる。<br />
            　「標準化と業界標準の推進」「公開性やガバナンスの強化」という機能は、マーケティングリサーチ業界にとって、馴染みにくく、未開発の領域であったと思う。これは、リサーチ業界の多くが独自の調査手法で他社との差別化を競い、成果物に関しては、顧客の企業機密として一部の関係者の中で取り扱われてきた出自が影響しているのではなかろうか。だが、インナーの調査では前述のように社内でのオープンな活用が活発に進められており、社内マネジメントにおける「サービスの標準化」や「公平性・公開性やガバナンスの強化」に役立っている。<br />
            アウターの世界でも公開型のリサーチがマーケティングリサーチの新しい時代を創ろうとしている。サービス産業生産性協議会が２０１０年３月発表した日本版顧客満足度指数（ＪＣＳＩ）は、２９の業種について、同一フォーマットの調査を実施し、産業界での幅広い活用を呼びかけている。同協議会の牛尾治朗代表幹事は、「品質が見えにくいという特性をもったサービス産業においては、顧客目線での品質評価、すなわち顧客満足の『見える化』は重要課題です」と述べている。<br />
            今日の産業界では業界内や業界を超えた連携が将来の技術基準や業界の指針を決める。業界標準をいち早く社会に公表し「見える化」することは、社会への公明性を表現するとともに業界におけるリーダーシップを宣言するきっかけにもなるだろう。
        </p>
    </div>

	<h4>「見える化」のキーワードは「対話」力</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　「見える化」の著書で有名な早稲田大学大学院の遠藤功教授は、「『見える』ことはあくまで『入り口』だ。それが人間に刺激を与えることで、意識が変わり、新たな行動を誘発する。」（遠藤功著　見える化－強い企業をつくる『見える』仕組み）として、「見える化」を進めることにより社内に対話が育まれることの重要性を指摘している。<br />
        </p>
        <div style="text-align: center;" class="btm15">
			<img src="/knowledge/search/images/20101119.jpg" />
        </div>
        <p class="btm15">
        	リサーチを「見える化」の手段として活用する場合、上記の対話には対話の対象として2つの場面が想定される。<br />
            一つは、調査結果の共有による企業組織や集団内での対話である。調査結果を入り口として、企業の関与者に刺激を与え、意識を変え、新たな行動を誘発していただくというプロセスである。<br />
            当社が店舗観察調査を実施した企業の事例を紹介しよう。<br />
            ある企業の店舗管理部門では、系列の各店舗に対し店舗観察員によるコメントをつけて結果をフィードバックし対話を続けていた。店舗側はそこでの評価や改善内容を真摯に受け止め、サービスの改善と向上に努めた。そしてそのプロジェクト期間が終了したとき、複数の店舗から店舗管理部門への感謝とともに当社の観察調査員に対し観察調査を受けたことに対する御礼をいただいた。もちろん、店舗の担当者には誰が調査員だったか判るすべはなく、好ましいコメントばかりではなく厳しい指摘も伝えられていたが、店舗でのお客様に対する自分たちの努力が数字やコメントとして「見える化」され、社内で共有されたことに対する感謝の気持ちであったと思われる。<br />
            このようにリサーチは測定対象からのフィードバックがゴールではなく、それに基づく組織内での対話と働きかけがセットになったとき、社員・店員の動機づけをともなった本当の価値が生まれる。本件はその好例といえる。<br />
            そして、もう一つの対話は、企業と社会との対話である。いままでのコミュニケーションは企業から社会や消費者への一方的なコミュニケーションが主流であった。マーケティングリサーチは、消費者からの情報を収集するフィードバック機能として存在してきた。いまインターネットの普及により、企業と社会とのインタラクイティブなコミュニケーションが生まれ、対話をベースとした情報環境が整備されつつある。このような環境変化の中で、マーケティングリサーチにも、対話型リサーチへの発展が不可欠であろう。「見える化」の機能は、そのステージへの必要条件となる。<br />
            日経リサーチは「企業と社会の対話と促進することにより、顧客の繁栄と社会の発展に貢献する」ことを経営理念に掲げている。当社の調査・情報サービスが、社会や消費者の、さらには、明るい日本の未来の「見える化」につながれば幸いである。
        </p>
    </div>

    <p class="arrow_link">
        専務執行役員　花上雅男
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>あなどれない折り込み広告 </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2010/10/post-6.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2010:/knowledge/search//2.110</id>

    <published>2010-10-19T07:06:17Z</published>
    <updated>2011-05-18T08:18:12Z</updated>

    <summary>	なぜ折り込みを利用するのか                       	　テ...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[	<h4>なぜ折り込みを利用するのか</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　テレビショッピングで有名なジャパネットたかたの高田明代表取締役は「皆さーん、詳しくは明日の朝刊折り込みを見てくださいねー」とテレビからいつも呼び掛けている。あれだけ懇切丁寧に商品の説明をし、いかに安いかも強調したばかりなのに、翌朝配達の新聞の折り込みチラシまで見てくれと言う。なぜなのか。<br />
            　折り込み広告業界が９月に開いた全国大会で同社の吉田周一常務がその理由を語ってくれた。「お客様が紙媒体の折り込みチラシを見て、商品を買い求めてくれているから」だという。<br />
            　吉田常務によると中高年層は依然、紙媒体に対する思いが強い。新聞の折り込みチラシについても「中年層はプレファン、シニア層はファン」だという。このため「折り込みの拡大は考えていないが、当面は継続する」と明言する。デジタル時代にあって古色蒼然とした印象もある折り込みチラシだが、購買力のある中高年層以上をターゲットにした場合、現在でも有力な媒体と同社は見ている。
        </p>
    </div>

	<h4>消費者の高い評価</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	折り込み広告を事業としている会社は、スーパーや自動車販売店など広告主の指示に従ってチラシを制作したり、どの地域のどの新聞の販売店に折り込み、配達してもらうかなどを仲介している。新聞社系のところもあるが、そうでない会社も多い。<br />
            その折り込み業界が今年の全国大会のメインテーマにしたのは「折り込み広告のメディアパワーを検証する」だった。新聞の折り込みチラシの媒体価値を検証したことがこれまで余りなかったので、大会で改めてチラシの媒体価値を見直そうという狙いだ。<br />
            株式会社オリコミサービス調べでは折り込みチラシに普段から接している新聞定期購読者に聞いたところ、9割の人が折り込み広告を見ているとの結果だった。新聞本体ですら見ることなく、「積読」（つんどく）だけの人が結構居るからまずまずの数字だ。しかも55％もの人が毎日見ていると回答、極めて高い閲読率を示した。　<br />
            消費者が日々接する媒体で、最も参考になる情報源を聞くと食品、衣料品、不動産、スーパー・デパート、出前・ケータリングの5分野で折り込み広告が優位であった。ただパソコン、携帯電話、時計・カメラ、レジャー、金融・保険の５分野では他の媒体が優るとの結果だった。いずれも多くの人の生活実感に合った調査結果と言える。（出典：新聞情報 第5200号）<br />
            折り込みチラシは身近な商品やサービスを対象とすることが多いので、そうだろうと思う半面、不動産や自動車など超高額品も含むので、消費者を動かす力は際立って強いものだ。
        </p>
    </div>

	<h4>安価な折り込みチラシ</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	独立系の折り込み広告会社オリコミサービスによると首都圏1都3県の09年の年間の折り込みチラシの枚数は一般紙１部当たり6200枚。月間で500枚強、１日約17枚が折り込まれていた計算になる。<br />
            曜日別では土曜日の折り込み希望が圧倒的に多い。このため首都圏ではバブル崩壊から20年近くたつのに、土曜日の朝刊に50枚以上のチラシが入ることが現在でも珍しくない。<br />
            新聞の折り込みチラシは、日本全体でみるとどのくらいの市場規模があるのだろうか。電通の調べによると、2009年の日本の総広告費５兆９千億円のうち、1位のテレビが1兆7千億円を占め、2位のインターネットが7千億円で続き、3位が新聞で6700億円。折込広告は新聞に続く４位で、5400億円ある。<br />
            折り込みチラシの広告費は他の媒体より一年も早くから減り始めていたが、09年に雑誌が07年比で約4割減っているのに対し、折り込みチラシは2割弱の減少にとどまっている。
        </p>
    </div>

	<h4>折り込み広告市場の現状</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	独立系の折り込み広告会社オリコミサービスによると首都圏1都3県の09年の年間の折り込みチラシの枚数は一般紙１部当たり6200枚。月間で500枚強、１日約17枚が折り込まれていた計算になる。<br />
            曜日別では土曜日の折り込み希望が圧倒的に多い。このため首都圏ではバブル崩壊から20年近くたつのに、土曜日の朝刊に50枚以上のチラシが入ることが現在でも珍しくない。<br />
            新聞の折り込みチラシは、日本全体でみるとどのくらいの市場規模があるのだろうか。電通の調べによると、2009年の日本の総広告費５兆９千億円のうち、1位のテレビが1兆7千億円を占め、2位のインターネットが7千億円で続き、3位が新聞で6700億円。折込広告は新聞に続く４位で、5400億円ある。<br />
            折り込みチラシの広告費は他の媒体より一年も早くから減り始めていたが、09年に雑誌が07年比で約4割減っているのに対し、折り込みチラシは2割弱の減少にとどまっている。
        </p>
    </div>

	<h4>折込広告をさらに利用してもらうために</h4>
    <div class="block clearfix" style="border-bottom: 1px dotted #333;">
        <p class="btm15">
        	折り込みチラシは配布する地域を限定し、折り込んでもらう新聞も絞れば、少ない費用で、きめ細かくタイムリーな販売促進策を打つことができる。ここ数年の市場規模の推移を見ると、高価な新聞広告は控えても、こうした特性に着目して折り込みチラシは継続しようとする企業の姿が垣間見える。<br />
            そこで折り込み業界や新聞販売店の間では、こうした広告主企業をさらに吸い寄せようと、ジャパネットたかたのテレビでの事前告知にヒントを得て、２つのアイデアが浮かんでいるという。最初は、何曜日にどんなチラシが入るかを一覧にした週間予定表を作り、それを折り込むというアイデア。次は、携帯電話で受信したメールの開封率の高さに注目し、チラシの折り込みを新聞の定期購読者に携帯メールで告知する案だ。<br />
            いずれもチラシを単に折り込むだけでなく、付加価値を付けることで広告主を引き付けようという作戦だ。広告費を削る一方、成果は求めるという企業側の姿勢がさらに強くなりそうなだけに、折り込みチラシに広告主が納得する効果を示すことができる付加価値をどう付けていくか、が重要になってきている。
        </p>
    </div>

    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	　当社ではエリアマーケティング向けに <a href="#">首都圏センサス</a> 、 <a href="#">CAMEO</a> といったツールをご用意しております。<br />
			　関心をお持ちの方は是非お問い合わせください。
        </p>
    </div>
	

    <p class="arrow_link">
        執行役員　鯉江淳二
    </p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>マス広告は生き残れるか </title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/2010/10/post-5.html" />
    <id>tag:210.168.76.24,2010:/knowledge/search//2.105</id>

    <published>2010-10-05T06:15:30Z</published>
    <updated>2011-05-19T08:04:28Z</updated>

    <summary> 	日経リサーチは日本における企業イメージ評価指標の代表ともいえる「日経企業イメ...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search/">
        <![CDATA[<p>
	日経リサーチは日本における企業イメージ評価指標の代表ともいえる「日経企業イメージ調査」の実施機関として、３０年以上にわたりその調査設計から携わってきた。この実績と経験を生かし、ブランドマネジメント商品「ブランド戦略サーベイ」をはじめ、企業のさまざまな側面でのブランディングを支援している。ブランド形成の根幹には、企業そのものや商品・サービスの魅力をより効果的に伝え、購買喚起につなげるための広告活動が欠かせない。BtoBマーケットにおけるメディアプランニングのための専門データ「BBMR」の提供をはじめ、メッセージを発信したいターゲットに最も効果的なメディアや、その組み合わせを提案するノウハウを蓄積してきた。こうした課題解決には広告効果測定調査の果たす役割が大きい。しかし、昨今メディアを取り巻く環境や構造変化が著しく、調査会社にも新たなソリューションが求められている。ここでは広告媒体としてのメディアの側面からの現状と課題を考察したい。
</p>

	<h4>ネット広告、テレビに次ぐ規模に</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	テレビや新聞、雑誌、ラジオの主要マスメディア４媒体の広告収入が減り続けている。電通が毎年発表する｢日本の広告費｣によれば、2000年の日本の総広告費6兆1千102億円に占めるマス４媒体のシェアは65％だったが、昨年のシェアは過半を割り、48％に下がった。
        </p>
        <div style="text-align: center;" class="btm15">
			<img src="/knowledge/search/images/20101005.jpg" />
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        <p class="btm15">
        	2008年のリーマンショックによる世界的不況で企業の宣伝活動が停滞し、昨年の日本の広告総額は前年比で12％減と大きく落ち込んだ。なかでもマス４媒体の広告収入の落ち込みが激しく、１年間で14％、4713億円減った。<br />
			リーマンショックが日本のマス４媒体の広告収入の長期低落傾向に拍車を掛けた格好で、新聞広告は2000年に比べて半分近くに減ってしまった。<br />
			こうした中、インターネット広告は気を吐いており、2000年に１％未満だったシェアが2009年には12％となり、新聞の11％を追い抜いて広告メディアとしてはテレビに次ぐ規模まで伸びた。
        </p>
    </div>

	<h4>効果が見えない？マス広告</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	これらの背景には様々な要因があるが、広告主である企業側が広告費用に見合う効果を厳密に求めるようになったことが大きな要因のひとつである。日経広告研究所が2009年に実施した「広告動態調査」によると、調査対象の日本の主要広告主企業（464企業を対象に調査し、262社が有効回答）から「効果について数字に換算した説明を（経営陣などから）求められるようになった」という声が多くあった。広告計画時の目標については「数値で（商品の売り上げなどの）目標を設定」すると回答した企業が50％に上った。10年前は33％だったので、こうした企業が着実に増加している。<br />
            広告の料金水準の違いを指摘する声も多い。単純な比較はできないが例えば、テレビコマーシャルでの全国キャンペーンには億円単位の費用がかかり、全国紙に１ページの全面広告を掲載するには数千万円かかる。<br />
            これに対し、１ヶ月あたり約１億ユニークブラウザ数（サイトにアクセスしているブラウザ数）と月平均59億ページビューのアクセスがあり、日本で最も閲覧されているとされるヤフージャパンのトップページに、レギュラーサイズのバナー広告を１週間、750万回の表示保証で掲載するのにかかる費用は500万円だ。<br />
            また広告料金の算定基準はテレビコマーシャルは時間帯別に15秒いくら、新聞広告は全国版だと１段当たりいくらと決まっており、ずっと変わっていない。一方、インターネット広告はヤフーやグーグルのような巨大ポータルサイトのバナー広告から、ターゲティングメールやワンクリックいくらと確実に広告がリーチした時点で課金されるものなど、新しい広告メニューが続々と生まれている。<br />
            広告主企業が一方的かつ一斉に、老若男女の区別無く、より多くの人にメッセージを届けようとするマス広告は投下コストに対する効果が見えにくい。ところがインターネットは検索キーワードに連動して広告を配信したり、目的が明確な交流サイト（SNS）で特定ターゲットにメッセージを送って、その反応を聞くことが可能になった。また自社サイトへのアクセス数などで「見える効果」の測定がしやすくなったと言われている。
        </p>
    </div>

	<h4>ネット広告も実は急減速</h4>
    <div class="block clearfix">
        <p class="btm15">
        	では今後マス広告は衰退し、インターネット広告だけが伸張していくのだろうか。広告媒体としてのインターネットは2000年比で12倍の規模になって新聞を追い抜き、テレビに次ぐ広告メディアに成長したものの、実はその勢いに、早くも陰りが出ている。<br />
            2008年までのインターネット広告は年間10％を超える成長をしてきたが、2009年は１％増にとどまり、急ブレーキがかかった。携帯電話などのモバイル機器を利用したモバイル広告費が2008年に比べて13％伸びたものの、パソコン向けインターネット広告は１％減だった。<br />
            インターネット広告は技術の進歩とともに多様な広告手法を生み出し、企業側も新たな手法の可能性を試しつつ、一定の成果を出してきた。これが2008年までの急成長につながったといえる。<br />
            確かにインターネットの双方向性という機能は企業と消費者をつなぐコミュニケーションを可能にした。しかし片やインターネットの大きな特徴である生活者が情報発信の主体に成り得ることは、その情報の信頼性を誰も保証しないことでもあることを忘れてはならない。これは良い悪いの問題でなく、インターネットというメディアの特性である。<br />
            双方向性に乏しく、効果がダイレクトに見えにくいマスメディアは媒体自体が情報発信の主体であり、番組や記事だけでなく広告でも、その内容に一定の責任を持っている。嘘や偽りはもちろんのこと、誤りも無いことが信頼につながっている。マスメディアが発信する番組や記事、広告だからこそ、従来にも増して信頼度＜が評価されることになってきそうだ。<br />
            マスメディア業界は明治以来、媒体主体と番組や記事、広告の間で相乗的に信頼を高めてきたのである。<br />
            年間売上高418億円に対して広告宣伝費が29億円（2010年3月期）。宣伝費の規模では大手とはいえないが、売り上げに占める比率では日本でも有数の芳香剤大手エステー。CM総合研究所のCM好感度ランキングで常に上位に入るテレビコマーシャルを連発しているユニークな宣伝活動が評判だ。その中心人物である宣伝部長の鹿毛康司氏は７月の講演で、「インターネット広告はいろいろやったが非常に効率の悪いときがある。広がりがあるのはやはり新聞やテレビ、雑誌、マスメディアだ」と語る。「インターネットは安くて手軽であると思われているが、絶対価格は安くても、100万円を使って何人に届いたか。１万人がクリックしたからといって１万人に届いたという保証はない。ただクリックして帰っていっただけかもしれないからだ。よくよく調べると１千人にしか届いていなかった。100万円で１千人しかフォロー出来なかった。それが本当に安いのか。新聞などマスメディアの方が効率が良いということが多々ある」と述べている。<br />
        </p>
    </div>

	<h4>クロスメディアに高い関心</h4>
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        <p class="btm15">
        	かつて「メディアミックス」という言葉が流行った。マスメディアが発信する情報に消費者が「受動的」に接している前提で、複数のマスメディア広告を組み合わせることで、消費者に「積極的」にメッセージを伝える手法だった。<br />
			時代が移り、インターネットの登場によって消費者が情報を「能動的」に取得するようになった。そこでインターネットも交え、マスメディアや交通広告、イベントを組み合わせて相乗効果をうむ手法が広がりつつある。この新たな手法を「クロスメディア」と呼んでいる。<br /><br />
            今ではテレビＣＭでも新聞広告でも「詳しくはｗｅｂで」と検索ワードを告知するのが当たり前になっている。クロスメディアの仕掛けは様々だが、消費者がマス広告等で認知し（Attention）、興味を持った(Interest)らｗｅｂで検索し(Search)、より詳細な情報を得て、商品を購入(Action)、さらに購入したものの評価を自ら発信することで他の消費者と情報を共有(Share)する、という消費行動にあわせた広告手法だ。<br />
            日本･コカコーラが昨年５月「おいしくて環境にいい」をコンセプトに、軽量化による省資源「しぼれるボトル」をフックに「い・ろ・は・す」を発売した。導入時、テレビＣＭや雑誌の純広告で商品認知を上げることを優先しながら、身近にできる"エコ･アクション"への参加を呼びかけて大きな反響を呼んだ。導入３ヶ月で１億本突破のニュースを機に、さらなるエコ･アクションへの参加を呼びかけ、「い・ろ・は・す」独自のボトルのユニークさと、「おいしい」と「環境にいい」というブランドの軸足を消費者に正確に伝える広告展開を計画。「信頼」のメディアとして日経新聞の１５段広告で視覚的にアピールし、NIKKEI NETで商品特性に触れる連載記事を掲載した。さらにAmeba BlogやＣＭ起用タレントのブログを起点にEcoに関する記事をブロガー達に広げてもらう、という仕掛けも行った。短期的な広がりを確保できるマス展開と、持続性と拡散性のあるインターネット展開の双方を、バランスを保ちながら実施できた、と同社では強い手応えを感じているそうだ。<br /><br />
            日経広告研究所の「広告動態調査」でも、主要広告主のクロスメディアへの関心は高く、「料金が広告効果と見合っているか検証が必要だ」、「メディアの種類が増えるのはよいが、その効果の検証もしてほしい」、「信頼性のある広告効果測定方法の開発が急務」、「各メディアを横断的に見渡した広告評価軸の開発を望む」などクロスメディアの広告効果＜を＞評価＜する＞手法の確立を期待する声が多い。現在のクロスメディア効果の測定方法として「自社サイトへのアクセス数」（回答企業の67.6％）、「商品･サービスの販売額」（同35.7％）、「資料請求・問い合わせ件数」（27.6％）などが挙げられ、従来型の方法に頼っている企業が多い。広告主企業はクロスメディア手法の確立とともに、クロスメディアの効果を把握できる方法の開発も求めている。<br />
            個別メディアの広告効果について、メディア自ら説明責任を果たさなければならないのは当然である。マスメディアがこれからも広告メディアとして重要な位置を占め、生き残っていくためには、クロスメディアが広告手法の主流となった今日、インターネットに自社メディアを絡めたクロスメディアの手法を次々と開発するとともに、その広告効果を説明することが重要なカギとなる。調査会社たる当社はその課題に応えていくことが重要な役割だと任じている。
        </p>
    </div>

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        常務執行役員　羽白　勝
    </p>]]>
        
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