スーパーでレジ袋をもらう時に気になりませんか?
2008.01.17
昨年の秋は、身近にかつ切実に気候の変動を感じました。都心の銀杏並木が12月になっても黄色いままで、その横でサンタクロースがいたりする。テレビを見ても「北極の氷がなくなる」的な番組をつい見てしまうようになり、個人的にも環境によくないことをさらに意識するようになった秋でした。
その代表例が、スーパーで買い物するときに手提げ袋を持参することが多くなったことです。クリーニングを取りに行くときも然り。
レジ袋削減の取り組みは、首都圏では多くの方がご存知かと思いますが、杉並区の取り組みが著名ですね。レジ袋の削減は、包装材業者に試練を与えるためすべての関係者がハッピーになるとは言えませんが、小売業の販売コスト・ゴミ処理コスト・環境負荷の三者を削減できる非常にわかりやすい取り組みです。買い物客が「レジ袋不要カード」をレジで買い物かごに入れる光景を、杉並区でなくとも、日常的に目にすることが多くなったのではないでしょうか。私も身近に「レジ袋不要カード」を使う買い物客の姿を目にしたことが、自分でも実践してみようと思うきっかけとなりました。
杉並区でこうした取り組みを始める際には、顧客の利便性を奪うことに対して激しい議論が続いたと聞いています。今となっては全国的に広がる取り組みに成長しており、関係者の努力に対して大いに賞賛したいと思っています。
普通の市民ができる身近な取り組みとして、環境面以外では寄付の話も聞くようになりました。日本では寄付といえば、よほどのお金持ちでないと身近な存在ではありませんでしたが、クレジットカードを使った興味深い取り組みがあります。コスモ石油が発行するカードのラインナップの1つで、毎年500円を会員から預かり、それに企業側もカード売上の一部を拠出して、地球環境保護活動に寄付しているというものです。
私はまだ勇気がなく、こうした「社会に貢献できる」カードに切り替えられていないのですが、カード利用に応じてたまるポイント還元の交換対象に寄付がありますので、次回の交換時にはぜひ使ってみようと考えています。この他、株主優待制度に寄付を選択できる企業も、アサヒビール、資生堂、リコーリースなど、徐々に増え始めていることが新聞で報道されています。
こうした草の根の活動は、地球環境や日本社会への先行き見通しが決して明るくない中で、着実に地球環境や日本社会に対して実を結んでいくものと個人的には思っています。企業のCSR活動にも、こうしたより身近に「役立っている」と実感できる活動が増えることを大いに期待しています。
市場調査第三グループ 桑原太郎