あなたのGW中の「経験価値指数」は?

2008.04.28

 暫定税率の期限が切れ、4月からガソリン価格が安くなりましたが、皆さんはこの恩恵を受けることができましたでしょうか?私は4月5日に家の近くのガソリンスタンドを何店舗か回ってみましたが、価格を下げていなかったり休みだったりで、ようやく安いお店を見つけたときには家を出発してから7キロ以上も走った後でした(苦笑)。

 いよいよゴールデンウィーク(GW)、既にお休みに入られた方もいらっしゃるかと思います。皆さん、今年のGWはどのように過ごされる予定でしょうか?!連休を利用して家族旅行に行く方や、友達と皆でテーマパークへ行く方もいれば、家でのんびり団欒される方もいるかと思います。皆さんそれぞれ思い思いに過ごし、きっとGW明けの休み時間には話が弾むことでしょう。
 過ごし方は千差万別ですから、「GWはよかったよ~」といっても、例えば、A子さんが過ごした【よかった】と、B子さんが過ごした [よかった] は、言葉は同じでも、中身は違うはずですよね。では、それぞれの『よかった』はどう違うのでしょうか。仮にGW中にA子さんが「テーマパーク」に遊びに行き、B子さんが「ホテル」に泊まったとして、そこで得た『よかった』を、弊社の独自指標である「経験価値指数」に置き換えて考えてみるとどうでしょうか。

 「経験価値指数」とは、ブランドがどのような経験や体験を提供する魅力を持っているのかを数値化した指標です。2008年3月にリリースした「第4回ストア&サービスブランド500」では、12業種に分類した小売業・サービス業の店舗560ブランドを対象に、それぞれの「経験価値指数」を算出しています。
 今回はその12業種のうち、GWに多く利用されると想定される「ホテル・リラクゼーション施設」、「エンタテインメント」、「レストラン・飲食店」について「経験価値指数」を構成する詳細項目をみてみます。(テーマパークは「エンタテインメント」に含まれます)。ここではA子さんも、B子さんもそれぞれの業種の平均的な施設に行ったと仮定して、業種平均のスコアを比較してみました。

表が「経験価値指数」を構成する詳細項目のスコアです。これを見ると、業種によってスコアに違いがみられます。

 例えば、A子さんのように「エンタテインメント」を利用した場合、「刺激が得られる」、「楽しい気持ち」などが、またB子さんのように「ホテル・リラクゼーション施設」を利用した場合は、「心地よい気持ち」「贅沢な気分」などのスコアが全12業種の全体平均よりも突出しています。もしかすると、A子さんは、最速のジェットコースターに乗って、普段得られないような刺激と、テーマパークならではの楽しさを満喫し、B子さんは、日常の仕事の疲れを安らぎやラグジュアリーな気持ちに浸ることで発散させ、それぞれに満足したのかもしれません。
 一方、「レストラン・飲食店」で得られるのは、上記2業種の内面的(エモーション)な満足感よりも、「いつでも気軽に利用」、「低価格で得した気分」というように、利便性やコストパフォーマンスの面(パフォーマンス)で、経験価値が形成されているようです。
 このように『よかった』の言葉の背景には様々な要因が含まれています。もちろん同じ業種内でも、ブランドによって「経験価値指数」の詳細項目スコアには違いがありますのでブランド毎に比較すると、その差に驚くこともあります。

 テーマパーク、宿泊旅行予定の方に限らず、皆さんがこのGWでオンリーワンの経験をして、「経験価値」の高い連休を過ごされるといいですね!

デジタル調査グループ 寺島大輔