若者もエコカーを買うか?

2008.04.11

 暫定税率の期限が切れ、4月からガソリン価格が安くなりましたが、皆さんはこの恩恵を受けることができましたでしょうか?私は4月5日に家の近くのガソリンスタンドを何店舗か回ってみましたが、価格を下げていなかったり休みだったりで、ようやく安いお店を見つけたときには家を出発してから7キロ以上も走った後でした(苦笑)。

 暫定税率の期限切れによって一時的に価格は低下しているものの、ここ最近ガソリン価格の上昇が止まりません。しかし一方で車の燃費もここ数年格段に向上してきています。トヨタのプリウスは1997年に発売され、その後も改良を加えたことから現在は1リットル35.5キロの走行が可能になりました。国土交通省が3月末に発表した「燃費の良いガソリン乗用車ベスト10」でも2位のホンダシビック(31.0キロ)に約5キロの差をつけて堂々のトップ。今やプリウスは名実ともに世界のエコカーの代表格といえます。

 この間、仕事で毎日車を運転している友人と車購入の話になりました。
私:「最近ガソリン高いよね。」
友:「そうだね。これだけ高いとまだ20代だけどプリウス考えちゃうよ。」
私:「確かにね。でも若くてプリウスに乗ってるのってディカプリオくらいじゃないの?」
友:「そうなんだよね。プリウスってお金持ちのおじさんが乗ってるイメージなんだよね。」

 では、実際はどうなのでしょうか?
 国内外の自動車ブランドを300車種選定し、カードライバーの評価や車種ごとのユーザーの特徴が比較できる CarBranding2007 で、プリウスユーザーの特徴を探ってみました。するとやはり友人と話したとおり、プリウスは「まじめで堅実な中高年男性」と関係が深いことがわかります。

 次に29歳以下男性と50歳以上男性でプリウスに対する魅力度を比較してみた結果、29歳以下男性は50歳以上男性よりもプリウスの「燃費の良さ」に魅力を感じていることがわかりました。しかし、デザイン面の評価が50歳以上男性と比べて低く、もしかしたらこの部分(中高年好みのデザイン)が「プリウス=中高年男性」のイメージを形成しているのかもしれないと思いました。

 若年層はプリウスの「燃費の良さ」に魅力を感じています。これに加えてデザイン面での魅力が加われば、プリウスは若者にとっても「最強のエコカー」に変貌するかもしれません。

デジタル調査グループ 寺島大輔