iPhone発売! 話題沸騰も評価は半々!?

2008.07.30

 7月11日、iPhone 3Gがソフトバンクから発売。iPhoneを求める人達の行列をテレビでみた人も多かったのではないでしょうか?この新しい携帯端末について、ブログでは何が語られているかをみていくことにしましょう。

話題も大型 通常のIT機器の30倍

 まず、ブログ上でのクチコミの大きさを測る総合指標Blog Buzz Index(以下、「BBI」) (図1)でみてみると、日本国内でソフトバンクが発売するという発表があった6月4日の週(6/1-6/7)でのBBIは、9529.7ポイント。発売週(7/6-7/12)でのBBIは、10441.7ポイントを記録。IT関連のBBI平均値は350ポイント程度なので、平均的なIT機器に比べ約30倍もの盛り上がりをみせています。実測値では発売週の1週間で、4,002人のブロガーがiPhoneに関する記事を投稿し、その記事に3,170人がコメントやトラックバックを寄せた計算になります。

図1 iPhone BBI時系列グラフ
(iPhoneについてのBBIの値の推移。なお、BBIとは、ブログ上でのクチコミの量を、1.ブログ記事の投稿者数、2.そこからの話題が波及した人数、3.その中でのコミュニケーションの数、の合計で表したクチコミの総合指標です。)

評価は二分。日本独自の携帯メール文化にどう融合するか?

 このように話題を集めているiPhone、評価は大きく分かれているようです。iPhoneについての書き込みを肯定的か否定的かに分類したグラフ(図2)でみてみると、発売後も良い評価と悪い評価は拮抗していて、ちょうど真ん中付近を推移していることがわかります。

図2 iPhone ポジティブ・ネガティブ評価の時系列グラフ

 具体的な中身をみてみると、ポジティブな意見では、「すごい」「欲しい」「簡単」「便利」などの言葉が多く書かれ、新しい端末や操作方法についての期待の高さがみてとれます。一方、ネガティブな意見では、「基本料金の高さ」「買えない」といった意見の他、機能面では「新着メールの確認が遅い」「PCのメールを拒否している携帯からはブロックされる」「メールが打ちづらそう」など、「メール機能」に対する不満が多くみられました。
 独特に育った日本の携帯メール文化。iPhoneが日本に根付くためには、先進性への期待感を維持しつつも、このメールの壁をどうやって乗り越えるのかが鍵になってくるかもしれません。

デジタル調査グループ 佐藤邦弘