皇居をランナーが占領!

2008.10.16

 最近休日に皇居を通りかかったところ、驚くべき光景を目にしました。
 多くの方が「休日の皇居」と聞けば、観光客がお城やお堀をバックに写真を撮っているところを想像するのではないでしょうか?しかし、私が見た皇居は観光客が写真を撮ろうとカメラを構えている傍を、観光客をはるかに超える数のランナーたちがビュンビュン通り過ぎていく光景でした。私の隣にいた外国人観光客もこの異様(?)な状況に相当びっくりした様子で、皇居に向けるべきカメラをランナーたちに向けていました。

 今回はそんな「皇居でのランニング」について、当社のblogVizセンサーを用いて調べてみました。

 まず、図表1の「皇居」と「ランニング」を含むブログ件数の推移(7月上旬から9月下旬)を確認してみると、7月下旬は1日に約35件だった書き込みが9月下旬には約50件と、ジリジリ件数を増やしていったことがわかります。 

図表1 「皇居」と「ランニング」が語られたブログ件数の推移

   また、図表2の「ブロガーネットワーク」を見てみると、大きなコミュニティが2つ存在していることがわかります。コミュニティの中心に存在する人のブログを確認してみたところ、「20キロを1時間25分で走った」「1ヶ月の走行距離は300キロ以上」などの記事が見受けられ、走力の高いランナーがブログでの影響力も強いということが把握できました。 

図表2 「皇居」と「ランニング」のブロガーネットワーク図。ブロガー間のコミュニケーションを可視化

 続いて図表3の語彙ランキングを確認してみると、皇居ランナーたちの生活を想像することができます。皇居ランナーたちは「夜」「仕事」帰りに、「会社」「近く」の「銭湯」に行って着替え、その後、皇居で「練習」をしているようです。皇居の近くには、一部のランナーたちに皇居三大銭湯と呼ばれる「稲荷湯」「梅の湯」「バン・ドゥーシュ」などの銭湯があり、「平日の夜は大混雑」との記事が数多く存在しました。また「東京マラソン」「フルマラソン」「完走」「目標」といった単語も上位にランクされていることから、多くのランナーたちはマラソン大会を目標に日々練習に励んでいることもわかりました。 

  図表3 「皇居」と「ランニング」が語られたブログとそのコメントについて、語彙をカウントした表(単位は件数)

 マラソンのシーズンは暑い夏を避けた10月頃から6月頃までとのことです。シーズン初めのこの時期に皆さんもメタボ予防やストレス解消にランニングを始めてみてはいかがでしょうか。

デジタル調査グループ  寺島大輔