休日、池袋に集うのはどんな人?

2009.05.20

 筆者にとって池袋は本拠地。「ブクラー」を自認するくらい愛着を感じる街です。池袋は東京の北に位置し、一言で表現すると「ごちゃごちゃ」な街。大規模な家電量販店やアニメショップの充実ぶりから、最近は秋葉原とも重なる部分が見られますが、「東の西武」「西の東武」に象徴されるようにデパチカ激戦地でもあり、駅から少し離れるとエスニック料理店が乱立しています。パイプオルガンを配する芸術劇場やフランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館、若手芸術家向け貸しアトリエを開設する「池袋モンパルナス再生計画」なんていうのもあり、芸術の香りも強化中です。
 普段何気なく歩いている池袋。訪れる人に何か特徴はないかと思い、今年4月に販売したエリアマーケティングツール「首都圏センサス」を使って調べてみました。 

老若男女に愛されているが、中では男性20代以下が多い

 休日に池袋を訪れる人を性年代構成で分類してみると、若干男性が多いものの、特筆するほどある性年代に偏ってはいませんでした。ただ、割合をみると男性20代以下が15.8%と最も多くなっています。

<グラフ1>

自己啓発意欲が高く、はやりモノにもアンテナを巡らせている人々

 では、休日に池袋を訪れる20代以下の男性ブクラーはどういう人たちなのでしょう?ライフスタイルに関する意識を調べてみると、「自己啓発に取り組み」が最も高くなりました。4人中3人はキャリアアップのための勉強や資格、スクール通いなどを考えていることになります。一都三県全体の回答データと比較したところ、池袋の方が格段に高くなっています。普段何気なくすれ違っている人たちは、結構自己啓発意欲に満ちた人たちだったのです。これは驚きでした。次いで「流行、はやりもの好き」も半数を超えており、流行への飛びつきのよさ、関心の高さがうかがえます。

<グラフ2>

意欲的で流行に敏感な若いブクラー男性がいるのは?

<グラフ3>

   ※グラフ1~3はすべて有回答絞り(無回答者数を含まない)となります。 

 どこにいけば、こんな男性に会えるのでしょうか。次に、商業施設の利用状況をみると約半数が訪れるのがビックカメラでした。さすが本拠地です。隣接するLABI池袋も5番目に入っています。ファッション系では若者系ブランドが充実している西武・パルコが支持されています。利用上位施設の立地は東口に集中しています。意欲的で流行に敏感という若いブクラー男性に出会いたいなら、東口をうろうろするといいかもしれません。

    

商業地域・商業施設・駅・路線の顧客像が分かるデータベース「首都圏センサス」

約25,000人が回答したアンケートから、首都圏(1都3県)の駅・路線、商業地域・商業施設の利用者のプロファイルをデータベース化したものです。利用客データの分析を通じて、競合店舗の顧客特性、未出店地域の商圏特徴、駅利用者の特徴などを様々な角度から把握できます。流通小売業、外食産業の出店計画やマーチャンダイジング、デベロッパー・鉄道会社・広告会社・自治体などの街づくり、都市再開発、交通・屋外広告のプランニングなどに威力を発揮します。
http://www.nikkei-r.co.jp/service/area/census.html

Web調査企画グループ 遠藤雅子