株式会社日経リサーチ
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日経「スマートワーク経営」調査解説(3)

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 日本の有力企業における「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の取り組みや実績について、調査データを分析し、「SmartWork」経営の実態をご紹介します。 
方針・計画~「人材活用」、80%の企業が計画策定
 「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の各分野の全社的な方針・計画について聞いた。
 「人材活用」では80%近い企業が方針・計画を定めているのに対し、「イノベーション」と「市場開拓」で定めている企業はともに65%台にとどまる。 計画の期間(複数選択)はいずれも3年程度の「中期計画」を策定する企業が最も多いが、その割合は「市場開拓」が75%、「イノベーション」も70%を超える一方、「人材活用」は60%に満たない。「年次計画」を策定する企業の割合は「人材活用」「市場開拓」「イノベーション」の順に多かったが、5年以上の「長期計画」となると、「イノベーション」が最も多く、次いで「市場開拓」「人材活用」の順となった。「人材活用」は年ごとに、「イノベーション」と「市場開拓」は中長期で計画を策定する傾向が見て取れる。
計画の目標(複数回答)は各分野で違いが出た。「人材活用」が「定量的な目標(KPI)」と「定性的な目標」を設定している企業がどちらも40%台後半でほぼ肩を並べたのに対し、「イノベーション」は「定性的」が52.8%に達してトップであり、「市場開拓」は逆に「定量的」が半数を超えて首位だった。「イノベーション」は「定性的」と「定量的」の差が16.8ポイントもあり、企業にとっては定量的な目標を立てにくい分野のようだ。
全社的な方針・計画を定めていますか。
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 ちなみに、ここでの「イノベーション」の範囲としては、製造業が「新製品・サービスの開発やそのための技術、資源、手法などの開発」が93.6%で最も多く、2位の「新規事業の創出」(77.6%)に16ポイントも差をつけた。一方、非製造業のトップは同じく「新製品の開発」だったが、スコアは84.6%と製造業より9ポイントも低かった。ビッグデータの活用やSNSマーケティングなど「新たな顧客開発手法の導入」は製造業では41.1%にとどまったものの、非製造業では59.4%の企業が「イノベーション」として推進している。
(HP編集長 川添真)
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