株式会社日経リサーチ
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日経「スマートワーク経営」調査解説(9)

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 日本の有力企業における「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の取り組みや実績について、調査データを分析し、「Smart Work」経営の実態をご紹介します。
役職者の男女比率~いまだ狭き門、女性は男性の6分の1
 前回に引き続き、女性の役職者がテーマである。今回は女性が役職者になりやすいかどうかを検証してみる。前回は役職者全体に占める女性役職者の比率を見たが、これだともともとの役職者の人数で結果がかなり左右されるし、そもそも女性従業員が多い企業は女性役職者も多いだろうから、この指標では性別・年代別の人員構成が大きく異なる企業同士を比較することは難しい。
 そこで、今回は男女別に正社員1000人あたりの、執行役員や部長などを含む課長相当職以上の数を算出してみた。男性が平均246.5人だったのに対し、女性の平均は43.6人。役職者の男女比率で女性は男性の6分の1以下にとどまっている。散布図をご覧いただきたい。縦軸が女性、横軸が男性だが、男性が1目盛り200人なのに対し、女性は4分の1の50人。それでようやく全体がほぼ正方形の中に納まった。これが更に、部長相当職以上に限ると女性は1000人あたり6.5人で、部長まで昇進できるのは女性全体の1%にも満たない。
 
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総合ランク別 女性正社員千人あたりの女性役職者(人)
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 日経「スマートワーク経営」調査で偏差値70以上の最上位に格付けされた「五つ星企業」13社について見ると、女性の正社員1000人あたりの課長相当職以上は平均68.9人と、対象企業全体の平均を25人以上も上回った。偏差値65以上の企業27社を加えた合計40社でも平均56.7人と高水準で、女性社員に対する管理職への門戸は、偏差値上位企業の方がより広く開かれている。
(HP編集長 川添真)
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