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日経「スマートワーク経営」調査解説(16)

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 日本の有力企業における「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の取り組みや実績について、調査データを分析し、「Smart Work」経営の実態をご紹介します。
離職率~大企業ほど低く、男性より女性が高い
 今回は離職率を企業規模や属性といった様々な角度から見てみたい。2016年度の602社の平均離職率(離職者には他社への転籍者も含む)は3.7%だった。離職率は企業規模が大きくなるにつれて低くなる傾向が見られる。最高は正社員500人未満の企業で7.1%、最低は5000人以上1万人未満の企業の2.3%で、1万人以上の企業が2.4%で続いた。
離職率(16年度の離職・転籍者数÷正社員数、除く無回答企業)
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 5000人以上1万人未満の企業は約65%が離職率2%未満で、3000人以上5000人未満の企業と1万人以上の企業も離職率2%未満が過半数に達している。
 男女別の離職率は男性が平均3.3%、女性が4.6%で、女性が1.3ポイント上回った。男性の離職率が2%未満の企業は全体の35.4%だったのに対し、女性の離職率が2%未満の企業は19.3%にとどまった。女性は結婚、出産などライフイベントを契機に離職するケースが今なお多い。女性を企業に繋ぎ止め、離職率を引き下げるには、働く女性に寄り添った制度や職場環境を整えることが重要だ。
 年代別の離職率は20代が6.1%と最も高く、40代が2.3%で最も低かった。40代と50代以上では離職率が1%未満の企業の比率が高く、40代では35.2%に達し、50代以上でも24.6%あった。転職は年齢が高くなるにつれ難しくなるため、離職率は当然低くなるが、40代より50代以上の方が離職率が高いのは、セカンドキャリアを模索中の40代に比べ、50代以上は早期退職制度などを利用して第二の人生に踏み出すケースが多いためと考えられる。 
(HP編集長 川添真)
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