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日経「スマートワーク経営」調査解説(24)

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 日本の有力企業における「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の取り組みや実績について、調査データを分析し、「Smart Work」経営の実態をご紹介します。
情報化投資~非製造業が製造業に先行、平均額・売上高比率とも金融業が圧倒
 今回は情報化投資の現状を見てみよう。情報化投資にはハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアの保守のほか、情報システムのコンサルティング、データの作成・入力、ICT関連などの各種サービスや、ITに関する人材への教育研修費なども含んでいる。
情報化投資額の推移(平均、百万円未満は四捨五入)
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 2014~16年度の全602社の情報化投資平均額は14年度70億6270万円、15年度74億4820万円、16年度72億7080万円だった。業種別の平均額では金融が飛びぬけて高く、16年度は275億3680万円。次いで電力・ガスの204億550万円、運輸の192億5690万円と続いた。この3業種は14~16年度の3カ年、毎年右肩上がりだったが、中でも電力・ガスの16年度投資額は14年度比で1.5倍近い大幅増となっている。
売上高に占める情報化投資額比率(2014~2016年度合算)
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 売上高に占める情報化投資額の比率は全体平均が0.83%、中央値が0.39%となった。業種別に見ると、平均は製造業の0.50%に対し、非製造業1.20%とかなりの差がついた。製造業では平均1%を超える業種がなかったのに対し、非製造業では金融が3.05%と群を抜く高さを示し、通信・サービスも1.42%と高水準で、これに電力・ガス、運輸を加えた4業種が1%台に達した。金融業と通信・サービス業は、金融とICTを融合させるフィンテック分野でしのぎを削っており、それがこの数字につながっているのかも知れない。
 なお、平均額、売上高比率ともに高かった電力・ガスは回答企業数が少なく、金額も企業ごとの偏りが大きいため、あくまで参考として見ていただきたい。
(HP編集長 川添真)
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