株式会社日経リサーチ
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日経「スマートワーク経営」調査解説(27)

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 日本の有力企業における「人材活用」「イノベーション」「市場開拓」の取り組みや実績について、調査データを分析し、「SmartWork」経営の実態をご紹介します。
イノベーション推進の体制と取り組み~研究機関との人事交流など社外人材も活用
 今回はイノベーションを推進するための体制や取り組みについて見てみよう。ここで言うイノベーションとは、新たな技術や資源、手法などによる製品・サービスの開発や提供、新たなマーケティング手法の導入などを指している。
 まず、推進体制に関連して、人材面での施策や取り組みの実施状況を聞いた。4項目の選択肢(複数回答)の中では、「大学等外部研究機関との人事交流」が36.9%と最も多く、他の3項目はいずれも10%台にとどまった。ただし、日経「スマートワーク経営」調査で算出した偏差値に基づく総合ランク別に見ると、「人事交流」は偏差値65以上の企業群では80%以上が実施していた。また、全体では19.1%にとどまった「データ分析力向上のためのデータサイエンティストの育成」は偏差値70以上のいわゆる「五つ星企業」は100%、同65以上70未満の企業群でも77.8%が取り組んでいることが分かった。  
人材面での施策や取り組みの実施状況
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 次に2014~16年度に実施したイノベーション推進のための取り組み(複数回答)について答えてもらった。全体で最も多かったのは「外部人材の活用」で45.5%、次いで「イノベーションを仲介する企業やサービスの活用」が33.6%、「国内のM&A」が33.2%、「海外でのM&A」が30.4%と続いた。
 「外部人材の活用」は偏差値60以上の「Sランク」企業では80%以上が取り組んでおり、五つ星企業は100%が実施していた。五つ星企業では「外部の知的財産のライセンス利用」が92.3%で2位、「仲介企業やサービスの活用」など4項目が84.6%で3位だった。「仲介企業・サービスの活用」は偏差値55以上の企業では60%以上が取り組んでいる。  
イノベーション推進のための取り組み(複数回答)
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 2つの質問を通じて、イノベーションに関しては社内の人材だけでなく、外部の研究機関との人事交流など社外の人材も活用して取り組みを進めていることが分かった。
(HP編集長 川添真)
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