株式会社日経リサーチ

来場者調査

 来場者調査とは、文字通り来場した人々を対象とする調査である。企業や団体が開催するイベント等に来場した多数の人々に対して、イベントの評価、来場目的、満足度、今後の期待などの意見を質問することで、将来の施策の参考にする。イベントの出展が多数ある場合は、どのブースへの来場が多かったかの情報も、特に開催者にとって必要となる。
 もちろんイベントのような催事に限定されるものではなく、常設の展示場や、大きな商業ビル、空港や駅などの交通拠点なども含む。つまり地理的な「場所」に来場する人々の全体を母集団と考えた調査である。

 調査方法としては、紙の調査票を現場で配布するやり方が多い。イベント会場における来場者調査の場合、来場者には多くの配布物があるので、その中で調査票を識別してもらう工夫が重要である。しかし、回収方法にはもっと多くの配慮が必要である。
 調査への回答は来場目的とは異なるため、時間を費やすことに協力的ではない。その場で回答を記入してもらえることは期待できない。特に調査事項が多ければ配布することにも拒否反応が考えられる。1枚程度の簡単なアンケートであれば、その場で回答するブースを設置したり、休憩場の周辺を使ったり、帰りの出口付近で回収することも考えられる。これらは会場・主催者との調整に依存する。
 回収率を高める工夫としては、調査票の配布時点で、郵便による返送でよいことを知らせたり、WEBによる回答をできるようにするなど、後で回答するための複数の手段を用意することもある。

 近年では、携帯電話などのモバイル端末を利用することも可能になった。調査内容は短くなるが、会場案内やクーポンなどとセットにすれば来場者へのサービスにもなる場合がある。調査対象者に対して、調査票という「荷物」を増やすことにならないのは重要な利点である。来場中の休憩時間に回答することも期待できるし、分量の多い調査については、帰ってから回答するためのURLのみを別に送ることも考えられる。調査場所が限定されているという特性を活用すれば、位置・導線などの行動記録などの取得も実用化される余地がある。

その他のリサーチ用語

ら行
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