インド、中国は好調を維持 ブラジル、タイは大幅な落ち込み
日経リサーチの「世界暮らし向きDI」2014年4月調査結果より
株式会社日経リサーチがアジアを中心とした世界各国の生活実態を探る「世界暮らし向きDI」調査の最新結果(2014年4月実施)がまとまりました。
この調査は米国、英国、中国、インド、マレーシア、タイ、ブラジル、ロシアの8カ国に、今回から日本を加えた計9カ国に住む20~59歳の男女各国約200人ずつにインターネットを通じて生活実感を尋ねるもので、現在と3カ月後の暮らし向きを聞き、「暮らし向きがよい(よくなる)」と回答した割合から、「悪い(悪くなる)」と回答した割合を引いた結果が「暮らし向きDI(指数)」となります。
調査は昨年7月から3カ月に1回実施しており、今回が第4回になります。結果は短信スタイルにまとめてお客様にご提供いたします。一般の方は当社ホームページ内の「グローバル・マーケティング・キャンパス(GMC)」サイトでご覧いただけます。
今回の調査で現在の暮らし向きDIが前回調査(2014年1月)より改善したのはインドと中国の2カ国で、どちらも前回に続き80ポイントを超えました。それ以外の各国はいずれも前回より下落し、特に、政治の混乱が長引くタイと、景気低迷とインフレが続くブラジルは10ポイント以上の落ち込みとなりました。
一方、3カ月後の暮らし向きDIは、中国が前回より12ポイント、タイが6ポイント低下した以外、各国とも前回とほぼ同水準でした。特に、6~7月にサッカーのワールドカップが開かれるブラジルは96と依然、高水準を維持しています。
なお、今回から対象国に加わった日本は調査の実施時期が消費増税直後だったためか、暮らし向きDIは現在・3カ月後ともに他国を大幅に下回りました。
「日経リサーチ世界暮らし向きDI」とは:
世界9カ国で、20~59歳の男女を対象に、現在と3カ月後の暮らし向きについて、インターネット調査を実施(2014年4月1日~8日)。「暮らし向きがよい(よくなる)」と回答した割合から「悪い(悪くなる)」と回答した割合を引いた結果を左表のようにDIとして指数化しました。
*今回調査より対象国へ日本を追加しました。
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