「感度尺度分析」と「Segment Discovery」をテーマに

日経リサーチ社員、JIMS研究大会で報告
 日経リサーチの社員が12月1・2日に東京都内で開かれた日本マーケティング・サイエンス学会(JIMS)の第104回研究大会で研究報告しました。登壇したのは国際調査本部本部長の新田雄己、同本部の鷲田恵里、ソリューション本部データサイエンス部チーフ・データサイエンティストの佐藤邦弘の3人です。
 このうち、新田と鷲田は当社OBの堀眞氏と3人で「感度尺度分析の有効性を探る研究」のテーマで報告しました。感度尺度分析は高感度軸という分析軸を使って、対象者を高感度層とそれ以外に切り分ける分析手法で、堀氏が40年以上前に開発しました。報告では昨年世界5カ国で20代の男女を対象に実施した「U30調査」の結果を基に※1、感度尺度分析が海外の若者層を対象にした調査においても有効かどうかを検証しました。
 また、佐藤は「ジョブ理論を背景としたデータ・テキスト・フォトマイニング分析~Segment Discoveryによるビール市場におけるインサイト発見の事例」と題して報告しました。今年8月に執筆したコラム※2の内容についてより詳細に解説し、ジョブ理論と佐藤が開発した分析手法Segment Discoveryを組み合わせることで得られる新たな知見を紹介しました。講演の後半では、文章や画像などよりバラエティーに富んだデータを活用したインサイトマイニングを提案、感度尺度分析を取り入れたデータ分析事例を披露しました。
※1 注目すべき20代「高感度層」の消費行動――世界5カ国の若者ネット調査の結果からhttps://www.nikkei-r.co.jp/column/id=6744
※2 ジョブ理論で解き明かすビール市場の消費者インサイト~SegmentDiscoveryによるデータマイニング事例より~https://www.nikkei-r.co.jp/column/id=6747
 
写真はソリューション本部データサイエンス部 チーフ・データサイエンティスト 佐藤 邦弘
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