ヤマト運輸と楽天カード 11年連続で顧客満足1位
生・損保、初調査のキャシュレス決済 5業種62企業・ブランドで調査

2019年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第5回調査結果発表
 株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の2019年度第5回調査(2019年9~11月に実施)の結果が発表されました。

 JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、今回は5業種(宅配便、生命保険、損害保険、クレジットカード、キャッシュレス決済)の有力62企業・ブランドについて測定しました。

 5企業・ブランドが対象になった宅配便は、ヤマト運輸が11年連続の1位に輝きました。ただし、ヤマト運輸は3年連続してスコアが低下しており、前年度調査では4.5ポイントあった2位日本郵便との差は1.6ポイントまで縮まっています。

 同じく11年連続で首位になったのが楽天カードです。15企業・ブランドを対象にしたクレジットカードは、1位の楽天カード、2位のJALカードともに前年度からスコアを落としたものの、順位はキープしました。前年度3位だったYahoo!JAPANカードは急浮上したアメリカン・エキスプレスカードにかわされ、4位に後退しました。

 12企業・ブランドが対象になった生命保険は、前年度2位のコープ共済が3年ぶりで首位に返り咲きました。2年連続トップだった都道府県民共済は2位に後退しました。共済を除く8企業・ブランドの中では、アフラックが首位(全体では4位)でした。

 損害保険は15企業・ブランドの中からセゾン自動車火災が1位、ソニー損保が2位になりました。セゾン自動車火災は2年連続の首位ですが、この2社は17年度以降、僅差でトップ争いをしており、2年前はソニー損保が首位でした。上位は自動車保険系が占め、住宅・火災保険系(5企業・ブランド)では東京海上日動の4位が最高でした。

 5企業・ブランドを対象に初めて実施したキャッシュレス決済の特別調査は、楽天ペイが僅差でPayPayを抑えて首位になりました。3位にはメルペイが入りました。

 JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、 日本生産性本部のSPRING(サービス産業生産性協議会)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

 各業種のランキングはサービス産業生産性協議会(SPRING)のホームページをご覧ください。
http://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001580.html

 当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。

 サービスの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nikkei-r.co.jp/service/satisfaction/jcsi/
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