びっくりドンキー、飲食業種で初の満足度1位
百貨店、カフェなど7業種94企業・ブランド調査

2020年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第4回調査結果
株式会社日経リサーチ利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」2020年度第4回調査(2020年11~12月実施)の結果が発表されました。

JCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、今回は7業種(百貨店、家電量販店、生活用品店/ホームセンター、ドラッグストア、飲食、カフェ、近郊鉄道)の有力94企業・ブランド(ランキングの対象となったのは86)について測定しました。

24企業・ブランドが対象になった飲食(レストランチェーンとファストフード店)は、びっくりドンキーが前年度7位から大幅ジャンプアップして首位に躍り出ました。首位だったリンガーハットは、ファストフード店のカテゴリーでは1位でしたが、全体ではサイゼリヤと同率の2位となりました。前年度9位タイのモスバーガーが4位に躍進するなど、新型コロナ禍で順位が大きく変動しました。

同じく飲食系のカフェも、対象となった7企業・ブランドの中から、前年度3位のスターバックスがトップに立ちました。前年度1位のドトールコーヒーはランキングが発表された5位以内に入れませんでした。

このほかトップが交代したのは12企業・ブランドが対象だった生活用品店/ホームセンターで、前年度2位の無印良品が1位のIKEAをかわして2年ぶりの首位に輝きました。

一方、近郊鉄道(対象の企業・ブランドは23)の阪急電鉄は12年連続、家電量販店(同6)のヨドバシカメラは11年連続、ドラッグストア(同8)のディスカウントドラッグコスモスは10年連続で1位に選ばれています。

また、百貨店は阪急百貨店が4年連続で首位になりました。今回は9企業・ブランドについて顧客満足度を調査しましたが、このうち3企業・ブランドはランキング対象となるのに必要な300人以上の回答が確保できませんでした。新型コロナの影響と百貨店業界の退潮を象徴する結果と言えそうです。

JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会(SPRING)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

各業種のランキングは日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)のプレスリリースをご覧ください。
https://www.jpc-net.jp/research/detail/005098.html

当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。
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