BtoB事業を展開する企業が、企業や事業、製品・サービスの認知度、ブランドイメージを把握するための調査において、担当者が抱える課題は多岐にわたります。具体的には、以下のような点が挙げられます。
調査結果と実感の乖離
せっかく調査を実施しても、得られた結果が担当者の持つ「肌感覚」や「現場の実感」と異なり、信頼性が疑問視される。例えば、自社がCMをほとんど行っていないにもかかわらず、多くの回答者が「CMで会社を知った」と回答しているなど。
調査結果の活用不足
調査は行ったものの、その結果が戦略や施策に十分に活かされず、「眠ったまま」になってしまう。
結果の信頼性の懸念
上司や関係者から「この結果は信頼できるのか」と問われた際に、根拠を持って説明できない、あるいは説得力のある回答ができない。
調査設計における知識不足
そもそも、自社の課題に対してどのような調査設計が適切なのかわからない、適した調査の実施自体が難しいと考えている。
これらの課題の原因は、往々にして「精度が高い」とは言えない調査設計です。精度が高い調査とは、「本当に聞きたい人」の意見が正しく反映されている調査です。誰に、何を、どのように聞くべきかという「調査設計」が適切でないと、的外れな結果しか得られず、活用へと繋がりません。
BtoBブランド調査の精度を向上させるためには、以下の3つのポイントを詳細に検討し、調査設計に落とし込むことが重要です。
1つ目のポイントは誰に調査するのか詳細に決めることです。図1に示すように、ブランドにかかわるステークホルダーは多様です。その対象ごとに、ブランディングの目的は異なります。ブランディングの目的を明確にすることが、調査対象者を詳細に定義する第一歩です。