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首都圏商業施設の集客力ランキング、トップはルミネ新宿 5万人調査の「施設と駅のセンサス」施設編、データ発売&ランキング発表

株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新藤 政史)は10月20日、約5万人の生活者を対象に、東京都とその近郊の商業施設の利用実態を調査した「施設と駅のセンサス」施設編のデータ提供を開始しました。 この調査は長年ご利用いただいた「商圏センサス」首都圏版を大幅リニューアルしたもので、今回は2022年9月に、1都3県の商業施設242カ所(一部圏外施設も含む)について実施しました。 また、調査結果に基づく、集客力(直近3カ月以内の来場経験)が高かった商業施設のランキングを発表しました。

22年秋 首都圏利用商業施設集客力ランキングTOP10

  22年秋
順位 エリア 施設名
1 新宿 ルミネ新宿
2 新宿 伊勢丹 新宿店
3 池袋 西武池袋本店
4 渋谷 渋谷ヒカリエ
5 新宿 ルミネエスト新宿
6 銀座・有楽町・日比谷 銀座三越
7 東京駅・丸の内 GRANSTA(グランスタ)
8 東京駅・丸の内 大丸東京店
9 横浜 そごう 横浜店
10 池袋 池袋サンシャインシティ(アルタ、アルパ)

1位は「ルミネ新宿」でした。女性20代以下を中心に、食品から衣料品まで幅広い買い物用途で利用されています。TOP10には新宿エリアの3施設が入りました。いずれも世田谷区、杉並区からの来店が上位を占めます。ただ、地下鉄の新宿三丁目駅が最寄りの「伊勢丹 新宿店」が近隣の新宿区からの来店が多いのに対し、新宿駅に直結した「ルミネ新宿」「ルミネエスト新宿」は川崎市からの来店が多く、JRや小田急線などアクセスの良さから広範囲に集客していることがわかりました。

また、TOP10には、SCと百貨店が5施設ずつランクインしました。都内の百貨店は10月初めに小田急百貨店新宿店の本館が閉館したほか、2023年1月末には東急百貨店本店が閉店するなど建て替えや再開発が多く予定され、顧客のつなぎとめやビジネスモデルの見直しが課題となっています。

TOP10にランクインした施設の印象を利用者に聞いたところ、百貨店は共通して「贅沢な気分が味わえる」が高スコアでした。今、百貨店に何が求められているか、お客様のニーズを捉え、どのような価値を提供できるかが復活の鍵になりそうです。

利用した商業施設の印象(一部項目のみ)(%)

順位 施設名 ワクワクした
気持ちになれる
贅沢な気分が
味わえる
時代の先端性や
トレンドが
感じられる
1 ルミネ新宿 17.8 10.8 16.4
2 伊勢丹 新宿店 25.4 37.4 19.3
3 西武池袋本店 19.7 23.3 8.7
4 渋谷ヒカリエ 25.6 19.4 27.3
5 ルミネエスト新宿 26.8 8.4 25.6
6 銀座三越 19.0 32.9 7.0
7 GRANSTA(グランスタ) 29.8 19.8 16.7
8 大丸東京店 26.6 33.2 10.1
9 そごう 横浜店 28.0 23.7 10.0
10 池袋サンシャインシティ
(アルタ、アルパ)
28.4 4.3 10.5

「施設と駅のセンサス」施設編

首都圏約50000人の居住者を対象とした、商業施設の利用実態や属性に関する調査です。従来の「商圏センサス」首都圏版を大幅リニューアルし、今回が第1回になります。調査は毎年秋に実施し、2022年は1都3県の商業施設242カ所(一部圏外の大型アウトレットを含む)を対象としました。調査結果はデータベース化し、希望するお客様に販売します。さらに、「集客力」が高かった商業施設をピックアップしたランキングを毎年作成、公表します。また、施設編に続き、今秋、駅編の調査も実施し、結果をリリースする予定です。

「施設と駅のセンサス」施設編は「商圏センサス」首都圏版に比べ、回答者数が1.5万人から5万人に大幅に増えました。一方、約700カ所あった対象施設は利用者数などをベースに見直し、242カ所に絞り込みました。商品的には、使いやすさを考えてデータの提供方法を変更しました。調査の規模・方法を変更したため、旧「商圏センサス」首都圏版のランキングとの時系列比較は行っていませんが、旧版の結果にご関心のある方は当社担当者までお問い合わせください。

 

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