総合首位はセブン-イレブン2連覇、ザ・ダイソーが2位、3位にGODIVAが上昇
株式会社日経リサーチは5月16日、全国26万人の消費者に対する調査データを基に、小売業・飲食業の店舗/施設の魅力度を総合的に評価し、その魅力を高めるのに有効な具体的ヒントを提供する「ストア戦略サーベイ」の2016年版レポートを発売しました。
ストア戦略サーベイは実際の来店者と非来店者という両方の視点から、店舗/施設の魅力を評価する年1回の調査で、今回は前回(2015年)より1業種多い21業種360ブランドを対象に、2016年2月に実施しました。評価に際しては、店舗が持つ魅力を「場力(ばぢから)」と規定し、各店舗を「行きたい(来店意向)」、「そこで過ごす時間が特別だと思う(時間消費プレミアム)」、「商品・サービスを買いたい・利用したい(購入・利用意向)」、「薦めたい(推奨意向)」という4つの視点から分析し、「場力PQ(Perception Quotient)」という独自の指標により数値化し、魅力度を測定しています。
レポートでは場力PQのスコアによる、2016年版の各種ランキングも算出しており、その一部は5月16日付の「日経MJ(流通新聞)」紙上などで紹介されました。場力PQ総合ランキングのトップは昨年に続いてセブン-イレブンで、2位には4年連続でザ・ダイソーが入りました。前回8位のGODIVAが3位に浮上し、前回15位のコストコが9位に上昇し、初のトップ10入りを果たしました。
また、場力PQを構成する4つの視点別のランキングをみると、「来店意向」と「購入・利用意向」はセブン-イレブンとザ・ダイソーがそれぞれ1位と2位、「時間消費プレミアム」はGODIVAがトップでした。「推奨意向」は総合4位のモスバーガーがセブン-イレブンやザ・ダイソーをかわし首位になりました。
総合ランキングで前回44位のSeriaが14位に急上昇するなど、100円ショップや値ごろ感を打ち出している生活雑貨・家具販売チェーンの評価が伸びる一方、2度の値上げで顧客離れが起きているユニクロが前回11位から17位に順位を下げるなど、消費者の間で再び低価格選好が強まっている傾向がうかがえる結果となりました。
ストア戦略サーベイ2016リリース記念セミナーのご案内
「スタッフもお客さまも幸せになる店づくりとは」
6月16日(木)に、小売業・飲食業の店舗/施設運営に関心やお悩みをお持ちの企業様を対象とした、無料セミナーを開催いたします。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社日経リサーチ 営業本部 担当:岡村・中谷
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