新型コロナ禍の首都圏商業施設、
集客力首位は西武池袋本店
伊勢丹 新宿店は2位 「商圏センサス」最新調査結果

株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福本 敏彦)は3日、商業施設の利用実態調査「商圏センサス」の首都圏版最新調査データの提供を開始しました。
最新調査は2020年9月に実施し、「西武池袋本店」が首都圏利用商業施設の集客力ランキングで首位となりました。年2回春と秋に実施する本調査で、2013年春調査以降、今年春調査まで15期連続で首位だった「伊勢丹 新宿店」は今回2位となり、順位が入れ替わりました。

首都圏利用商業施設(集客力)ランキング2020年秋

(カッコ内は2019年秋調査の順位)
順位 エリア名 店舗・施設名
1(3) 池袋 西武池袋本店
2(1) 新宿 伊勢丹 新宿店
3(2) 渋谷 渋谷ヒカリエ
4(4) 新宿 小田急百貨店 新宿店
5(12) 秋葉原 ヨドバシAkibaビル(マルチメディアAkiba)
6(11) 1都3県外 御殿場プレミアムアウトレット
7(5) 銀座・有楽町・日比谷 銀座三越
8(7) 新宿 ルミネ新宿
9(17) 吉祥寺 アトレ吉祥寺
10(15) 川崎・鶴見 ラゾーナ川崎プラザ

今年4月から5月にかけて、緊急事態宣言により各社は休業を余儀なくされましたが、「西武池袋本店」をはじめとするそごう・西武各店は主要な百貨店・商業施設の中で比較的早い時期に営業範囲の拡大を実施し、ニュースなどでも取り上げられました。「西武池袋本店」は前年に比べ、練馬区など近隣からの来店が増えたほか、食品・惣菜を目当てに利用する人が増えました。
このほかトップ10には、テレワーク・巣ごもり需要拡大の影響で、家電量販店の「ヨドバシAkibaビル(マルチメディアAkiba)」が5位、車で日帰り可能な「御殿場プレミアムアウトレット」も6位に前年から急上昇。また、居住エリアに近い「アトレ吉祥寺」、「ラゾーナ川崎」がラインクインするなど、居住者の来訪施設の選択に変化がみられました。
新型コロナウイルス禍の収束が見通せない中、買い物行動がどう変化していくのか、2021年3月の次回調査でも注目されます。

商圏センサス首都圏版

1都3県に居住する約14,000人を対象とした、商業施設の利用状況や属性に関する調査結果のデータベースです。調査は春と秋の年2回実施しており、直近の2020年秋の調査では、1都3県にある約700の商業施設(一部対象地域外の大型アウトレットを含む)を対象としました。

このニュースに関連するサービス
  • 主要商業施設の利用状況と利用者のプロフィールや施設評価を把握したい。
ニュースリリース
当サイトでは、利用者が当サイトを閲覧する際のサービス向上およびサイトの利用状況把握のため、クッキー(Cookie)を使用しています。当サイトでは閲覧を継続されることで、クッキーの使用に同意されたものとみなします。詳細については、「当社ウェブサイトにおける情報収集について」をご覧ください。