Report
2026年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果

エニタイムフィットネスが初の顧客満足1位 6業種76企業・ブランド調査 ヨドバシ・ドット・コムは13年連続 楽天カードは14回目

 株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の2026年度第3回調査(同年7月実施)の結果が発表されました。

JCSI
は日本最大級の顧客満足度調査で、合計9つの指標について測定しており、その中から、経営目標に活用しやすい指標として、「顧客満足」と「推奨意向(おすすめ度)」、「感動指標」の3つの調査結果を発表しています。今回は6業種(通信販売、旅行、フィットネスクラブ、銀行、クレジットカード、電力小売)の有力企業・ブランド(以下「社」と表記)76社(各種条件を満たしたランキング対象は67社)について各指標を測定しました。 

 

今回はエニタイムフィットネスがカーブスの12連覇を阻んで初の満足度1位に輝く一方、通信販売のヨドバシ・ドット・コムが13年連続のトップを達成しました。また、クレジットカードで楽天カードが4年ぶりに首位に返り咲き、14回目の頂点に立ちました。


以下、業種別に顧客満足を中心とした3指標のスコアを見ていきます。

 

7社が調査対象になったフィットネスクラブ(ランキング対象は6社)は昨年度2位のエニタイムフィットネスがスコアを3.5ポイントも伸ばして初の顧客満足1位に輝きました。昨年度まで11連覇中だったカーブスもわずかにスコアを伸ばしましたが、僅差で2位に後退しました。エニタイムフィットネスはおすすめ度でも1位に浮上しましたが、感動指標はカーブスがトップの座を死守しました。

 

通信販売はECモール、テレビショッピング・カタログ通販、化粧品・健康食品、家電量販店、衣料品店という5つのサブカテゴリーで、昨年度より2社少ない合計20社を調査した結果、昨年度と同じ15社がランキング対象になり、通信販売のヨドバシ・ドット・コムが13年連続で顧客満足1位となりました。

2位は昨年度3位だった化粧品・健康食品のオルビスですが、ヨドバシ・ドット・コムがスコアを1.5ポイント上げたため、1位と2位のスコア差は4.8ポイントから6.3ポイントに開きました。ヨドバシ・ドット・コムはおすすめ度も1位でしたが、感動指標は3年連続で衣料品店のアンドエスティが首位になりました。

これ以外の3つのサブカテゴリーのトップはECモールがYahoo!ショッピング、テレビショッピング・カタログ通販がジャパネットたかた、衣料品店がアンドエスティでした。

 

昨年度と同じ3カテゴリーの14社を調査したクレジットカードは、新たに三菱UFJカードを加えた13社がランキング対象となり、銀行・信販・流通系のエポスカードと通信系の楽天カードが同スコアで首位に並びました。エポスカードは2年ぶり2回目、楽天カードは4年ぶり14回目のトップでしたが、ともにスコアは昨年度より下がっています。昨年度初めて顧客満足など3冠に輝いたJALカードは今回スコアを落として順位を大きく下げましたが、感動指標は2年連続で首位をキープしました。おすすめ度はエポスカードが初のトップに輝きました。

 

旅行は昨年度と同じネット専業型旅行サービス5社(ランキング対象は4社)と総合型旅行会社8社の中から、一昨年度に3冠を獲得した総合型のHISがスコアを1.3ポイント落としましたが2年ぶり2回目の首位に立ちました。2位にはネット専業型の一休.comYahoo!トラベルが同スコアで入りました。HISはおすすめ度も2年ぶりでトップになりましたが、感動指標はクラブツーリズムが2年連続で1位になりました。

 

銀行はメガバンク・他(5行)と新形態銀行・他(10行、ランキング対象は9行)という2つのカテゴリーの中から、新形態のSBI新生銀行とソニー銀行が1位で並びました。SBI新生銀は昨年度と同スコアで2年連続、昨年度2位のソニー銀は0.1ポイントのアップで2年ぶり4回目のトップになります。

調査終了後の今年8月に商号を住信SBIネット銀行から変更したドコモSMTBネット銀行は僅差で3位に続き、おすすめ度では初の1位に輝いています。感動指標はauじぶん銀行が2年ぶり3回目の首位に立ちました。メガバンクの顧客満足1位はりそな銀行でしたが、ポイントは伸びず、今回も各指標の上位は新形態銀行が独占しました。

 

このほか、サービス業で注目を集める業種を対象に、電力小売で特別調査を実施しました。

 

電力小売は関西圏でランキング対象だった関西電力系列のeo電気とauでんき(関西電力エリア)、ソフトバンクでんき(同)が調査対象からも外れ、関西圏2社、首都圏6社(ランキング対象5社)の中から、昨年度2位の大阪ガスの電気が4年ぶり4回目のトップに輝きました。スコアは2.8ポイントの上昇で、2位に入った昨年度1位の東京ガスの電気もスコアを1.9ポイントアップさせましたが、及びませんでした。おすすめ度はENEOSでんき(3年ぶり2回目)と大阪ガスの電気(初)が、感動指標はENEOSでんき(3年ぶり2回目)が1位でした。

 


JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、日本生産性本部のサービス産業生産性協議会(SPRING)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

各業種のランキングは日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)のプレスリリースをご覧ください。

 

https://www.jpc-net.jp/research/detail/008197.html

 

当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。お気軽にお問い合わせください。

 

 

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