スーパーマーケットはオーケー、宅配便はヤマト運輸が1位 顧客満足調査

携帯電話、事務機器など7業種65企業・ブランドが対象
2018年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果発表
 株式会社日経リサーチが利用推進パートナーとなっている「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の2018年度第3回調査(2018年6~7月に実施)結果が発表されました。

 この調査は日本最大級の顧客満足度調査で、今回は7業種〔スーパーマーケット、エンタテインメント、携帯電話、宅配便、事務機器、ガス小売、MVNO(仮想移動体通信事業者)〕の有力65企業・ブランドについて測定しました。

 このうち、スーパーマーケットは関東地方を中心に展開するオーケーが、今回もコストコなどを抑えて8年連続1位に輝きました。

 宅配便はヤマト運輸が10年連続1位です。ヤマト運輸は昨年10月、業界の先陣を切って個人向け運賃を引き上げたことから、値上げが遅かった日本郵便などに荷物が流れましたが、利用者からの支持は変わりませんでした。日本郵便は今回も2位に入っています。なお、7月下旬に発覚した子会社の不祥事は今回の調査には影響がなかったと見られます。

 エンタテインメントのトップは宝塚歌劇団で、3年連続となりました。2位は劇団四季、3位は東京ディズニーリゾート(TDR)で、順位は前回と同じでしたが、今年開園35周年を迎え、連日記念イベントを開催しているTDRは前回より顧客満足度が4ポイント上昇しました。

 携帯電話はY!mobileのスマートフォンサービスが2年連続で1位に選ばれました。2位にも同じY!mobileのケータイ・PHSサービスが入り、auのスマートフォンサービスが3位で続きました。Y!mobileとauのスマートフォンサービスはいずれも前回より顧客満足度を3ポイント前後落としているのが気になります。

 事務機器は富士ゼロックスが8年連続首位でしたが、前回3位のリコーが顧客満足度を伸ばし、前回2位のキヤノンに代わって2位に浮上しました。前回に続き、上位は接戦です。

 今回、特別調査を実施したガス小売は大阪ガスが、格安の携帯事業者であるMVNOはケイ・オプティコムのmineo(マイネオ)がそれぞれトップになりました。

 JCSIは米国ミシガン大学で開発された顧客満足度指数をベースに、経済産業省の支援のもと、 日本生産性本部のSPRING(サービス産業生産性協議会)が開発した指数で、当社はJCSI開発当初から深く関与してきました。

 各業種のランキングはSPRINGのホームページをご覧ください。
●サービス産業生産性協議会のプレスリリース
 https://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001545.html

 当社はJCSIの利用推進パートナーとしてレポートなどを販売するだけでなく、JCSIをベースにしたカスタマイズ調査を企画・設計いたします。
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